【8月号⑭】「曲に想いをのせて歌う ―― 『アライブ』にコーラスパートが誕生! ――」えみ

 サマータイムで畑に出ない、日中の時間を使い、ダンス・コーラス練習をしました。ある日のアセスメント演奏に向けて練習することになった曲の一つに、『アライブ』がありました。

 『アライブ』にはこれまで、コーラスパートはなかったのですが、バンドメンバーのみくちゃんが中心となり新しく作ってくれて、全員でのコーラスが加わりました。

 今までは少林寺拳法の演武とバンドメンバー、大太鼓の二人だけが演奏に出る形だったけれど、演武を披露するメンバーも増えて三人バージョンになり、今回から自分たちもコーラスとして参加させてもらって、みんなの『アライブ』になっていくのが嬉しいなと思います。
  
  
 ボーカルのあゆちゃんを少しでも助けたいという気持ちで、本番まではかなり急ピッチではあったけれどコーラスの練習を進めました。みくちゃんがキーボードで音をとってくれて、ソプラノとアルトの二パートに分かれてそれぞれ合わせていきました。

■嬉しい気持ち

 歌詞は英語なのですが、発音から音程まで丁寧に教えてくれて、だんだんと歌えるようになっていく過程がすごく楽しかったです。一か所、歌詞が長くて、どう発音していいのか分からない部分があって、みんなとどうしようという感じになっていたのですが、これまでバンドで歌っていたゆいちゃんがお手本で歌ってくれて、一フレーズずつ繰り返していくと少しずつ歌えるようになっていきました。

 自分たちには到底歌えないように思っていた歌詞が歌えるようになると、飛び跳ねるくらい嬉しい気持ちになりました。

■心に届く演奏にしたい

 ソプラノとアルトでそれぞれ音をとって練習をして、最後に合わせた時には綺麗なハーモニーになっていました。練習の回数を重ねていくごとにみんなの音圧が強くなっていくのを感じて、この歌に対する好きな気持ちもどんどん強くなっていきました。

 夜の時間に、お仕事組さんたちもいてくれて、あゆちゃんに見ていただく機会もありました。フレーズをなるべく繋げるようにして言うこと、最後のサビの部分は、あゆちゃんのボーカルやバンドの演奏を引き立たせるために修行僧のように淡々と歌うこと、それから最後の音は綺麗に回収して後に残さないことなどなど、ポイントポイントで理想のイメージを伝えてくれて、どんどんみんなの息があっていくのが嬉しかったです。

 歌う時にも、自己流になるのではなくて、その曲にあった綺麗な歌い方をするんだよということを教えてもらって、私は今までとにかく声量を出すことで精一杯になってしまっていたけれど、どこまでもみんなと揃えて綺麗なコーラスにしたいと思いました。
  
  
 アライブの歌詞の最後には、「You took it all, but I’m still breathing」というフレーズがあります。「あなたは全てを奪ったけれど、私はまだ息をしているんだ」という意味だそうです。この曲には、自分たちの気持ちに近いものがたくさん詰まっていて、それを演奏として表現できるのが嬉しいなと思うし、それがまた誰かの心に届いたらいいなと思います。

 練習の最後に、あゆちゃんもボーカルとして入ってくれて初めから通して一曲歌いました。図書室いっぱいが歌声に包まれて、みんなと歌っているだけでパワーが充電されていくような感覚がありました。あゆちゃんが、「みんなが歌ってくれると心強い!」と言ってくれた時は、すごく嬉しくて体育館で歌える本番が楽しみになりました。

「私は生きているんだ」日々色んな事はあるけれど、私も『アライブ』のような強い気持ちで生きていきたいなと思います。