【8月号⑪】「コスモス畑を広げたい ―― 秋に向けて、コスモスの種まき ――」みく

「グラウンドに蒔いたコスモスの種が、お父さんのお誕生日に花を咲かせ、コスモス畑になりますように——」そう、七夕の短冊に、願い事を書きました。

 なのはなファミリーのグラウンドのネット際には、一面アサガオでグリーンカーテンをつくっていたのですが、今年は、お母さんや園芸部の子たちとも相談をして、新しい試みでコスモスの種を蒔くことにしました。

 毎年自然に芽を出して育つ、自生のコスモスも、今年は、中庭にきれいにまとまって育っています。もう背丈が一メートルを超え、早いものではこの暑さもあり、花を咲かせ始めているものもあります。
  
  
 秋になると一斉に花を開かせ、古吉野なのはなのロータリーから見える景色は、鮮やかにも優しいピンクの色合いが、目の前いっぱいに広がります。私は、その光景に吸い込まれるように自分の心までピンク色の優しい気持ちが広がっていきます。その景色がとても好きです。

 コスモスは、なのはなのお父さんが、好きな花の一つです。コスモスは、秋の花なのですが、自生のコスモスでは、育つのも咲くのも早く、ちょうど、お父さんの誕生日の前になると花が終わってしまいました。中庭の景色も寂しく、私たちもちょっぴり寂しい気持ちになっていました。

(お父さんのお誕生日まで、コスモスが咲いていてほしい! コスモス畑にしたい!)

 その願いをこめて、自然に育つコスモスとは時期をずらして、グラウンドのネット際一面に、種まきを行ないました。なつみちゃん、みつきちゃんと一緒に、草取りから地面を整地し、うっすらと筋をつけて、種が重ならない程度に間隔を空けて、筋蒔きをしていきました。
  
  
 どの場所も、二条まきにしてみました。初めての試みなので、きれいに咲いてくれるかどうか、楽しみな気持ちと、どう見えるだろうか、という気持ちがあります。

 また、早生品種なので、種まきから開花まで三か月を見込んで種を蒔いたのですが、これからの気温や天気などもあり、うまくいくかどうか、心配な気持ちもあります。
  
  
 二回に分けて種まきをしましたが、その後、雨が降り続いていたため、十分に水がいきわたり、今のところ発芽が揃って、順調に育ってくれています。

 梅雨があけて、これからは気温が高くなる一方で、暑さが厳しい日が続いていくため、水やりを忘れず、コスモスから気持ちを離さないで、園芸部のみんなと見守っていきたいです。

 また、春には一面なのはな畑になっている古畑の一角にも、園芸部の子たちが、コスモスの種を蒔いてくれました。それでもまだ、コスモスの種が余っていて、蒔く場所を考えているところです。
  
  
 今年の秋は、コスモスが、古吉野なのはないっぱいに咲きそうです。

 私たちの蒔いた種が、どうかお父さんのお誕生日に花を咲かせ、満開の花でお祝いできますように。グラウンドがコスモス畑になり、目の前いっぱいにピンク色の優しい景色が広がりますように——。