
8月26日のなのはな
8月終盤、ピーマンも剪定をする時期がやってきました。今回やるのは石の下畑の第1弾です。ピーマンの枝葉はわさわさと茂り、枝の上に枝が乗っているものもありました。これは切らなければと思い、相談していよいよ剪定をすることに。
剪定の方法を、はじめにお父さんに見てもらいました。お父さん曰く、
「伸びた枝を切るというより、真ん中に向かって伸びているような枝を、下から見て切っていくんだ」
と教わりました。4本の主枝から出ている側枝を切ると、内側に空間ができて風通しがよくなります。樹木の剪定にも似たような方法があると思いますが、内向枝や懐枝(ふところえだ)といった枝を切って中心部分をすかせて、山形だったものが極端に言えばドーナツ型になっていきます。
早速、えりさちゃんと一緒に剪定をしていくと、やはり下から見て切っていくというのがとてもやりやすかったです。今後のためにも教えてもらったやり方を覚えておいて、また次回2弾、3弾も基本的にやり方は変わらないと思うので、できるようにしておきたいです。
剪定ばさみで枝を切るのは少し勇気はいるけれど、切ったそばから株がすっきりしていくのがとても気持ちよくて楽しかったです。えりさちゃんもずっと最後まで、何も言わず笑顔でもくもくと剪定を続けてくれて嬉しかったです。
また、同じ畑で大人数のみんなが草取りツアーで畑をまわって草取りしてくれていて、一気に石の下畑の環境がきれいになっていくのを見て、もうなんといっていいいか言葉にできないくらいありがたかったです。
ピーマンも疲れた顔をしていたので、調子が少しでもよくなってくれるといいなと思います。
(さき)
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緑濃い青々とした夏の緑の香りから、ほんのりと甘い香りのする秋の緑の香りに移り変わっているように感じるのは私だけでしょうか?
私の大好きな作業の一つ、“草刈り”。雨が明けてから、田畑の草刈りを再開しています。すこしだけ時間をあけてから草刈り機で畑を刈ると、草の香りで季節の移り変わりをなんとなく感じました。
今日の草刈りは、イチジクの畑や、イチジクが植わっている駐車場の斜面、原1畑、原2畑という小さな畑…など、小さな畑をゆいちゃんと刈り進めていきました。私は、イチジクが植わっている駐車場に面した斜面を行ないました。イチジクがぐんと成長しているのを感じました。
大きく葉や枝を広げているイチジクの周りを刈っていくのはすこし難しかったのですが、草刈り機とかまを使っての手刈りを使い分けて、草刈りを進めていきました。草刈りをしていると、イチジクの大きく広く伸ばした、枝やすこし毛が生えた掌のような形の葉が、身体に当たるぐらい茂っていました。身動きを取るのがすこし難しかったけれど、イチジクの甘い素敵な香りの中で、イチジク達となんだか遊んでいるようにも感じて面白かったです。
イチジクの斜面で、草刈り機と手刈りでの草刈りですこし時間がかかってしまっていたのですが、その間一緒に草刈りを進めてくれていたゆいちゃんが、別のイチジク畑や原1畑など次々と進めてくれていました。
斜面が終わったあとは、残りの原2畑など刈りすすめ、目標の畑は終わらせることが出来ました。
草刈りをしていると、草を刈るという面白さと共に、あるべき完成の質を見極め、プランを立て、細かく目標を立て、達成していくという面白さもあります。 季節や場所、その畑が使われているのか、どのぐらいの質、スピードが必要な状態なのか、状況なのか、答えは少しずつ変わります。上手く見極められたと思う時、質にこだわりすぎたと思ったとき、焦って雑にしてしまったり、ミスをしてしまったとき、毎回完璧に出来ることはないけれど、だからこそ面白いなと思います。
草刈り機で同じリズムを刻みながら、自分の身体をつかっての、自然の中での表現。素早く美しく斜面を刈れたときは本当に嬉しいです。どこか、ステージで踊ることに似ているように感じます。
雨が続いていたこともあり、これから草刈りを進めたい畑がたくさん待っています。私も、すこしでも貢献できるように頑張りたいです。
(あけみ)
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