【8月号⑥】「スピード感のある、美しい草刈りを目指す ―― お父さんの草刈り講習会を受けて ――」えみ

 今年の夏は、草の勢いがものすごくて、みるみるうちに田んぼや畑の草が伸びてきます。草刈り部隊の人たちが分担して日々刈ってくれているのですが、草刈り機をより安全に使いこなせるように、そして新しいメンバーも使い方を覚えられるようにと、お父さんが草刈り機講習会を開いてくれました。

 私は草刈り機を今まで使ったことがなく、今回初めて参加させてもらいました。お父さんが一から丁寧に草刈り機について説明してくださって、すごく分かりやすかったし、すぐにでも草刈りがしたい! というわくわくした気持ちが湧いてきました。
    

  
■新しい知識がいっぱい

 まずは草刈り機の部品の名前から。今まで何度か聞いたことはあったけれど、実際にどこの部分のことなのか分からなかったものも多くて、実際に草刈り機を見せてもらいながら教えてもらうことができて嬉しかったです。

 エンジンの掛け方は、二パターンあって、エンジンが冷えている時と十分に温まっている時で少し違うことを教わりました。チョークをあらかじめ開いておくか、閉じておくかの違いなのですが、それは混合油が行き過ぎているか、逆に足りないかの違いなんだということを聞いて、なぜそうするかの理由が分かるとすごく面白いと感じました。

 そして、いよいよ草刈り機での草の刈り方について。草を刈る時は、ただ草刈り機を振り回すのではなく、右から左に草を掃くようにして刈るといいということ、少しずつ前に進みながら、一・五メートルくらいの幅でずっと刈っていくと、真っすぐに綺麗に刈れるということ、などお父さんが実際にデモンストレーションで見せてくださったことで自分の中にイメージが入っていくのを感じてありがたくて嬉しかったです。
  
  
 草刈り機の刃は二百三十ミリか二百五十五ミリの直径しかなく、地面について草を刈れる幅は十五センチほどなんだということを教えてもらって、遠目から草刈りをしている様子を見るともっと広い面積を一気に刈っているように見えていたけれど、実際には一往復で刈れるのはそれだけなんだということにびっくりしました。

 他にも、刃の交換の仕方やメンテナンスの仕方まで、流れで大切なポイントを教えてもらいました。草刈り機の刃を固定しているネジは、逆ネジになっていて、普通のネジは右に回すと締まり、左に回すと緩むのに対して、逆ネジは右に回すと緩み、左に回すと締まるということを聞いて、それは草を刈る時の刃の回転で緩んでしまわないようにという理由だそうです。そんな小さな工夫が機械にはたくさんあるんだなと思って、すごいなと感じたし、知れて嬉しかったです。

■刈った跡がくっきりと

 講習会が終わった後には、実際に畑に行って、みかちゃんやかにちゃんに見てもらいながら草刈りをさせてもらいました。ミッションは河原上畑の畑の中と、河原下畑との間にある斜面を刈ることです。

 そこまで草丈は伸びていなくて、刈りやすそうではあったけれど、実際にやってみるとすごく難しいと感じました。新品の二段刃を使わせてもらっていたので、(チップを飛ばしてしまったらどうしよう!)とか不安が頭をよぎってしまって、最初は恐る恐る前に進んでいく感じでした。

 途中でみかちゃんやかにちゃんがアドバイスをしてくれて、姿勢の保ち方や、ほんの少し刃の角度を左に傾けるだけで草が寄せられるんだということを教えてくれました。
  
  
 そのことを意識すると、少しスピードが出てきて、後ろにくっきりと自分の草を刈った跡がついていくのが気持ちが良かったです。

 みかちゃんやかにちゃんが草を刈るお手本を見させてもらうと、草を右から左に掃くようにして刈っていくというやり方は同じはずなのに、ものすごく速くて綺麗でかっこいいと思いました。言葉には表せないけれどこうすればいいのか! と気づかせてもらえることがたくさんあって、イメージがしやすくなったのが嬉しかったです。

 もっとスピード感をもって、手早く綺麗に草を刈れるように練習していきたいなと思うし、少しでもみんなの役に立てるようになりたいなと思います。