
8月22日のなのはな
縁日の日が近づき、準備も大詰めとなってきました。屋台で金魚すくいのチームでは、金魚だけでなく、ほかの魚も泳がせようということで、小魚のハヤ探しに苦戦していたところ……。
お父さんからの“水路でたくさん泳いでいる”という目撃情報を耳にし、早速現地へ向かいました。その水路は水深40、50センチと浅く、範囲も狭いのでハヤをとるにはもってこいの絶好スポットです。
到着するやいなや、ちさちゃんが1匹ハヤをゲットしていました。けれど、私には水面には何も泳いでないように見えます。果たして、とれるのか。少し不安になりながらも、いざ水の中へ。
水面に顔を近づけると、何やら魚の影が目で追えないくらいのスピードで泳いでいます。
最初は網で地上から救おうとしましたが、網が濡れて重く素早く動かせないので、ハヤがすり抜けてしまいました。しかし、ゆりかちゃんが新兵器の特大サイズのテミをもってきてくれて、壁のように囲んでハヤをとろうと試みます。地域の板坂さんも、ハヤをとっていると知って柄の長い網を貸してくださり、ありがたかったです。そこに、私は青く小さなざるで挑みました。
ハヤって、その名の通り速いなぁ。そう思いながら、ハヤをじっと見つめます。逃げるのがうまく、障害物があるとひょいとすり抜けてしまいました。そうこうしているうちに、ざるの近くにいた一匹を、渾身のスピードでざるですくったところ、一匹とることができました。
魚という生き物をとるのは生まれて初めての出来事です。今まで魚を触ったこともなければ、とったこともない私にとっては新鮮で嬉しかったです。思わずわーわーと、興奮してしまいました。ぴちぴちと活きのいい魚が飛び跳ねている様子がとてもかわいかったです。それからというもの、楽しくなって夢中でハヤをとっていました。バケツの中には、飛び跳ねるハヤ達がいて、活きが良すぎて外へ出てしまう子もいるほどです。
今日はハヤ20匹に、フナ2匹とれて、古吉野へ持って帰って水槽へ入れました。今ちょうどすいすいと泳いでいます。金魚すくいには、このハヤすくいと金魚すくいを用意して、どちらも楽しめるようにできたらいいなと考えています。

金魚すくいも、ハヤという仲間が増えて縁日に向けての金魚すくいもますます盛り上がるものになりそうです。金魚すくいもいいけれど、ハヤすくいもいいなとひそかに思い、本番どうなるのかがとても楽しみです。
(さき)
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雨で1週間、縁日の予定は延期になってしまいました。とはいってもお仕事組さんたちもいてくれて準備のできる時間は残り僅か。貴重な準備時間を使って、私たちケンタッキー会議チームは、ヨーヨー釣り屋さんを出すために今日はこよりづくりを主に進めました。
ヨーヨー釣りは、こよりが命! と言っても過言ではないくらい、ヨーヨーの面白さはこよりをいかに上手に作るかにかかっています。水に浸かってすぐに切れてしまって全く釣れないといったらつまらないし、かといって丈夫過ぎていくらでも取れるとなってしまったら、それはそれで面白みがなくなってしまいます。ヨーヨーが1つ取れるか取れないか、取れなくてももう1度やってみたい! という気持ちになるくらいがちょうどいい。そんなこよりを目指したいと、チームのみんなと、何種類かの資材やその切り方を試して実験をしました。
何日かに分けて実際に自分たちで作ったこよりでヨーヨーをつってみて、これがベストだというこよりが見つかり、今日の初めの時間にお父さんお母さんにも確認に行きました。そして、今日はとにかくこよりを針と一緒により、当日みんなに遊んでもらうこよりを準備しました。
準備するこよりは、全部で500本。今日は、約180本近くのこよりを完成させることができました。強度だけでなく、見た目も可愛くなるようにちょっと工夫を加えて、実際にみんながこよりを手にヨーヨー釣りをしている姿を想像するとわくわくした気持ちになったなと思います。
今まで、私はヨーヨー釣りはお祭りなどで数えるほどしかやったことがなくて、それも色々ゲームがある中でとびきり好きと思ったことはなかったなと思います。でも、今回チームで屋台の準備をさせてもらっていて、自分たちがお店を出す側になって準備をしていると、こんな機会がなければ知ることのないヨーヨー釣りの奥を知ることができている気がして、愛着が湧いてくるなと思います。
今日はお仕事組さんたちもいてくれて、リビングや図書室にも人がたくさんいてにぎわっていました。お面作りをしている人たち、吹き矢の制作をしている人たち、何やら話し合いをしている人たち。それぞれのチームで順調に準備が進んでいるようで、その活気のある空気が嬉しかったです。


本番まであと1週間。より精度の高い遊びをみんなと楽しめるように、残りの準備の時間もチームのみんなと頑張りたいです。
(えみ)
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