「最後まで気持ちを切らさずに」 ななほ

8月20日 金曜日

 

 夕方、空が紫がかったピンク色に染まっていました。その空の色に癒されてふと、窓の外を見ていると空に虹がかかっていました。

 一緒に当番をしていたさきちゃんやなつきちゃん、みつきちゃんと今にも消えかけそうだったけど、でも綺麗なアーチを描いた虹を見られて嬉しかったです。

 

 今日は朝からお父さんが来て下さり、桃の収穫に行きました。
 雨が降る中での収穫作業だったのですが、お父さんがいて下さるとその場の空気がパッと明るくなり、そこだけ雨が降っていないように感じるくらい、雨が気になりませんでした。
 お父さんがさりげなく、ネットを開けて下さったり、桃の入ったコンテナが濡れないように軽トラックへ運んで下さったり、お父さんの優しさが嬉しかったです。今収穫をしている『白皇』という品種の桃は、全体的に小玉傾向なのですが、奥手品種ということもあり、糖度は極めて高いです。

 お父さんが「桃畑によって、全然、雰囲気が違うね」と話して下さり、本当にそうだと思いました。中生品種の『なつおとめ』や『浅間白桃』は木の下に入るとほんのりと桃の香りが広がります。また、熟れが進んでいるものは袋を少し開けただけで、(私を収穫してくださいな)とでもいうように、濃厚で優しい甘さが広がります。

 また、木の状態を見ると清水白桃や岡山夢白桃の葉の茂り具合が中間だとしたら、夕の子畑の川中島白桃やなつおとめは樹に光が良く入るくらい、葉が全体的に小さい様に感じます。それに比べて、今収穫している開墾26アールの白皇は見渡す限り、葉が茂り、1つ1つの葉も大きい様に感じました。

 桃の実に関しても、白桃となつおとめや川中島、なつごころ、紅清水では色や雰囲気が大きく違うなと思います。樹になっている時の雰囲気、袋を開けた時の雰囲気が異なり、収穫する人は気持ちの切り替えが本当に難しいだろうなと思うのですが、私もその雰囲気も忘れずに、また来年に繋げていきたいなと思いました。

 桃の収穫もいよいよ終盤に差し掛かってきたのですが、最後まで気持ちを切らさずに向かいたいし、桃の収穫が終わったら桃に水をやったり、選定をしたり、桃の樹の手入れも進めていきたいなと思いました。

 

 午後からはお母さんも来て下さって、桃のブルーシートはぐりをしたり、やよいちゃん達と追肥も回ることができて嬉しかったです。桃のブルーシートは人数が奇数で、あと1人ほしいなと思っていた所にお母さんが来て下さり、お母さんの優しさやフットワークの軽さが綺麗だなと思いました。

 お母さんが私たちと同じように、或いは私たち以上に素早く動いていて、帰りはお母さん運転のステップに乗って古吉野に戻って来れてとても嬉しかったです。追肥も回る畑はたくさんあったのですが、やよいちゃんとゴーヤ、ナス、キュウリ、ピーマンなどを回り、夏野菜の様子が見れて嬉しかったです。

 ゴーヤやキュウリは収穫のピークが過ぎてしまった事もあり、すこし勢いが収まっている様だったのですが、晴れの日が続き良い感じに手入れやメガツインができたらもう1度、ピークが持ってこれそうだなと思いました。ナスは植え替えた子たちも復活していて、とてもつやがあり元気で、少し収穫が始まるのは遅かったのかもしれないけれど、その分、長く収穫できそうだなと思いました。

 PKカルと硫安をスピード感を持って撒いていくのが楽しくて、途中からは音楽が聞こえてくるくらいにポン、ポンと追肥ができて無事に終わって良かったなと思います。

 

 また、今日はゆいちゃんのお誕生日でした。ゆいちゃんがいつも前向きな方へ気持ちを動かして、みんなを楽しませてくれたり、ゆいちゃんのユーモアで場を和ませてくれます。ゆいちゃんに誘われて畑に行く時、ゆいちゃんがお宝塚ハウス間や太ネギの畑のガイドさんになってくれて、畑を案内してくれるのが嬉しいです。

 廊下ですれ違う時、いつも笑って「ななほちゃん!」と声をかけてくれたり、ゆいちゃんと一緒に同盟会議や吹き矢チームで活動できる時間も大好きだなと思います。いつもみんなの為に、みんなが楽しい様に、みんながやりやすい様にと心と身体を使って、気遣いができるゆいちゃんが綺麗だなと思います。
 お宝塚ハウス間も新しいシステムになり、畑Bチームのみんなと毎日交代で収穫を回すというシステムをゆいちゃんが考えてくれました。私は今日がお宝塚ジェンヌの日で、早速シソを切ってきたのですが、そんな風に考えてくれるゆいちゃんが優しいなと思います。

 いつも分からないことがあると丁寧に教えてくれて、小さな喜びや小さな嬉しさを大切にしてくれるゆいちゃんが大好きです。