「桃畑の香り お面の絵付け」 りな

8月17日

 今朝は、お父さんも来てくださって桃の収穫を出来て嬉しかったです。
 昨日、たくさん収穫できたこともあって、おかやま夢白桃や川中島白桃、白麗などの品種は今日は少なめの収穫になりました。
 白皇の畑に着いて、白皇の木のそばで収穫をしていると、お父さんが、「畑によって、雰囲気や、桃の香りの強さが随分と違うね」とおっしゃいました。私は、お父さんの言葉を聞くまでは、畑によって、品種によっても、香り、空気が違うということをあまり感じていませんでした。でも、お父さんの言葉を聞いて、はっとしました。
 以前、あんなちゃんが、熟れているか、熟れていないかは、香りを嗅いでみると分かるときがあるよ、と教えてくれたことがありました。収穫の作業に入らせてもらっているときも、よしみちゃんの補助、手元に必死になって、桃の採り頃を、見た目や、香りや、心を使って一つとして桃の実を無駄にしたくない、という気持ちが薄らいでいたと思いました。
 お父さんの言葉を聞いて、私も鮮明に気持ちを桃に研ぎ澄ませて、真っ直ぐに向かいたいなあと思いました。お父さんのように、桃の熟れ具合を感じたいと強く思って、作業したいなあと思いました。
 白皇はまだあまり多くは収穫できませんでした。晩生の品種で、熟れるスピードが遅いということもあると思います。雨が上がってからでも、糖度の高い白皇が採れ続けたらいいなあと思いました。

 桃の嫁入り準備を午前の作業時間で全て終わらせることが出来て達成感があって嬉しかったです。古吉野に帰った後は、アース会議のチームのみんなに合流して、縁日の準備に入りました。昼食前は、お父さんとお母さんのところに、チームのみんなと相談に行って、的の設置方法、景品などが形になってきたことが嬉しかったです。シューティングゲーム、本番までチームのみんなと良いものにしていきたいなあと思いました。

 午後は、かにちゃん中心に、お面の絵付けに入らせてもらいました。数日前に張り子で形作ったお面が乾いて、とても丈夫になっていました。
 チームのみんなで一つの机を囲んで絵付けに入りました。よく見ると、薄く鉛筆で下書きがされていました。一つひとつのお面にオーダー通りのデザインをかにちゃんが下書きをしてくれていました。色は塗られていないけれど、真っ白のお面にキツネの顔が描かれているだけで、本当に可愛いなあと思いました。切れ長の目、目頭に付いている、丸いしずく、小さい鼻…一つひとつの顔のパーツが可愛くて、この下書きの上に絵を付けていけることがとても嬉しかったです。
 
 狛犬のような、少し神聖なキツネをイメージして色を塗っていきました。せいこちゃんとお面のデザインが同じだったので、パレットや色を一緒に使いました。同じデザインを作っている人がいてくれることが、とても心強くて嬉しかったです。せいこちゃんと、「ここはこんな色が良いかな?」と話し合いながら、塗っている時間がとても楽しかったです。
 隣には、よしみちゃんとれいこちゃんが、バラ色のお面を作っていました。真っ白のお面から、赤や、ピンクやオレンジ色など、どんどん色鮮やかになっていって、本当に綺麗で舞台映えがしそうだなあと思いました。お面に色が塗られると、とてもカラフルで、存在感がありました。 

 キツネのお面を見つめると見つめるだけ、愛着が湧いてきて、我が子のように思えてきました。唯一無二のお面なんだなあと思うと、とても愛おしく感じました。
 一つの色を塗るのにも、とても緊張しました。下書きの線からはみ出ないように、左右対称になるように、一筆一筆雑にならないように丁寧に塗っていきました。
 最後、黒いひげを描いて、完成です。完成したときは、とても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。でも、これが最終というわけではありません。目をくり抜く工程がまだ残っています。それは次回、絵の具が乾いてからになりそうです。かにちゃんが、お面を付けた時にちゃんと目の位置に穴が来るように、鼻から目までの長さを測ってくれました。目の長さを測ったことはこれまでなかったので、とても不思議な気持ちになりました。マイお面が作れるんだなあと改めて感じて、ワクワクしました。
 
 みんなのお面も、とても楽しみです。縁日に向けての準備や、桃の作業も出来ることを精一杯頑張りたいです。