8月16日(月)「『白皇』の収穫はじまる&パパイヤの開花&野菜の中耕ツアー」

8月16日のなのはな

 ここ数日間ずっと雨が続いていましたが、今朝は久し振りに雨がやんでいて、今日も桃チームは朝食前の時間から桃の収穫をしました。今日はおかやま夢白桃を始め、川中島白桃、白麗などを収穫しました。更に今日からは晩生の品種である「白皇」という桃の収穫も始まり、今年の桃もいよいよラストスパートを迎えています。

 

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 白皇は、「おかやま夢白桃」と「白麗」を組み合わせてできた品種らしく、それは見た目にも表れているなと感じます。おかやま夢白桃のような真っ白な肌に白麗特有の少し縦長の丸い形をしている白皇は、2つの品種の良いとこ取りをした比較的新しい品種です。今年の白皇は少し小玉なものが多いのですが、糖度はなのはなで育てている品種の中でも特に高く、高いものでは20度近くまであります。その見た目からは想像できないほどの糖度の高さで本当にすごいなと思いました。

 

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 白皇は他の品種とは違って、お尻の方から熟れるのではなく頭の方から熟れていくことをあんなちゃんが教えてくれました。それぞれの品種によって少しずつ収穫基準が違うのが本当に興味深くて、毎回収穫する度に新鮮な気持ちで収穫できます。今日は白皇は初収穫でしたが想像以上にたくさん収穫できました。白皇の木は全部で7本あり、まだまだこれからたくさん収穫できそうです。明日からまた雨が続くようなので、しっかり雨対策も行なって、良い状態の桃を収穫できるように頑張ります。

(よしみ)

 

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〈雨の降るときには、桃の糖度を保つために、木の下にブルーシートを広げ、桃の根が水を吸わないようにします〉

 

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 パパイヤに花が咲きました。パパイヤは盛男おじいちゃんが苗を下さり、吉畑手前のビニールハウスで育てています。
 本来、パパイヤは高さ5メートルから大きいものでは10メートル近くにまで成長するのですが、盛男おじいちゃんが下さったパパイヤは『矮性パパイヤ』で高さが1メートルにしかなりません。
 その為、端から端まで目が行き届き、手入れがしやすく、ハウスを突き破ってしまうこともなく育ちます。

 

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〈吉畑ハウスにうわっている、パパイヤの木。今年5月6日に、盛男おじいちゃんが教えてくださるなか鉢に植え、6月にハウスへ植え替えました〉

 

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〈南国を思わせるパパイヤの花〉

 

 パパイヤの花は柑橘類に似て純白で、ジャスミンのような爽やかな香りとクチナシのような甘い香りがします。上品なたたずまいで咲き誇るパパイヤの花は、通りすがった人をつい振り返らせてしまうような可憐な魅力があります。静かにみんなを見守るように葉を茂らせて、花を咲かせたパパイヤは水と肥料を与えるだけでグングン育っていきます。

 病害虫の被害も少なく、植え付けてから約3か月で実をつけ始めました。
 ここ数日は真夏の暑さもピーク゚が過ぎ、夏の終わりを告げるツクツクホウシが歌い始めました。メキシコ南部原産のパパイヤにとって冬の寒さはダメージが大きいのですが、パパイヤにとって育ちやすい環境を作れるようにこれからの季節は防寒対策もしっかりしていきたいです。
 
(ななほ)

 

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「野菜に水やりをしたとき、水が土にしっかり染みわたり、根まで行き届いてるでしょうか?」
 各畑を見回ったお父さんが、野菜をみて、話してくれました。
 肥料も落ち葉堆肥もたっぷりやって、水も与えているはずだけれど、崖崩れ下ハウスのキュウリの状態がいまひとつ振るわない。その答えが、お父さんの言葉でした。ハウスの土質はもともとサラサラとしていて水分をはじきやすい傾向がありますが、その上に与えた牛肥が固くなり、水分を土に染み込みにくくさせていました。

「中耕をして、水を染み込みやすくさせよう」
 連日続きの雨間を縫って、午後にみんなで畑に出ました。 
 1人1本ずつ中耕用の三角ホーと草刈り鎌、クワの3本セットを持って、いざ出発。
 何だか野菜を救出する戦隊になったようで、気合いが高まりました。

 まずは崖崩れ下ハウス3棟のキュウリから。
 牛肥と落ち葉堆肥をほぐし、しっかり土と混ざるように。でも決して根は傷つけない。まえちゃんが作業の一連の流れの説明してくれたあとに言いました。
「水が染み込みやすい畝をイメージしながらやろう」
 まえちゃんの一言から、今回の作業の1番の目的をしっかりと踏まえた上で、1人1畝間に入って中耕を始めました。

 

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 畝肩に三角ホーを差し込むと、すぐにほぐれていきました。さらに株周りに敷いた落ち葉堆肥も軽くほぐし、周りの土と混ぜ込みながら、きれいにならしていきます。水やりをしたときのことをイメージしながら、どういう土質、畝だったら水分が染み込みやすくなるか、そしてキュウリが喜ぶかを考えながら、丁寧に耕していきました。
 1畝を終えた頃に、まえちゃんが全体を見回ってくれました。畝間に落ちてしまった肥料も残らず畝に上げ、肥料も水分もどちらもしっかり根に行き届くようにしました。
 3棟全ての中耕を終えて、改めて畝をみると、肥料と落ち葉堆肥が均等に混ざり、見るからに柔らかそうな畝に見えました。これで水やりをしたら、大きな効果が感じられそうだと思いました。

 続いて、いいとこ下畑に移動して、ナスの中耕をしました。同様に1人1畝間に入ってスタートしました。ナスは連日の雨の影響もあってか、実1本1本に艶があり、葉もピンと広がり、伸び伸びとして見えました。今回中耕をすることで、明日からの雨がさらに染み込み、今以上に水分、肥料とが行き届くことを思うと、今後のナスの収量に大きな期待が持てました
 ナスの畑は1畝が長かったのですが、畝を隔てた両隣に、真剣に作業に向かう仲間の姿がありました。担当する畝が終わった子からヘルプにまわり、気が付けば最後の1畝になり、みなが同じ畝間に立っていました。改めて、仲間の優しさや大きな力を感じて、みんなとなら何でもできそうだと思えました。

 

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 最後の1時間で第1鉄塔上畑に移動し、ゴーヤの中耕をしました。ゴーヤの畑は頭上にゴーヤカーテンが広がり、その下にいると日差しも遮られ、ちょっぴり異世界にいるような気分でした。
 ゴーヤは畝肩の草取りから行ない、中耕をしました。ゴーヤ担当のななほちゃんが中耕をしたいと話していたことを思い出し、ななほちゃんが喜ぶ顔を思い浮かべると力が湧きました。ゴーヤは他の野菜に比べ、根が浅く張っていたので、中耕は畝の上部だけを軽く耕しました。

 17時になる15分前に、約20畝の中耕が終わりました。これで今日の目標は達成したので、残りの時間を使って畑の草取りも進めることができました。
 作業が終わった頃、小雨が降り出しました。タイミング良く降り出した雨に、(作業をしている間に降らなくて、最後まで作業が進められてよかった)という思いと、(この雨が早速、土にしっかり行き渡り、野菜の成長に繋がりますように)という2つの思いが生まれ、雨が味方をしてくれているように感じました。

 野菜に効果的な手入れをできているか、水やり一つをとっても、目的をはっきりとさせながら、頭と心を使って野菜に向き合いたいです。

(るりこ)

 

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〈光田んぼ上のもち米を雀から守るために、田んぼに防鳥ネットを張りました!〉

 

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〈なのはな縁日へ向けての準備や制作も進んでいます〉

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