「マクワウリ」 ななほ

8月11日 水曜日

  桃の収穫が1日お休みなだけで、少し寂しい気持ちになります。でも、今朝はかにちゃんとりんねちゃんと朝から追肥の作業ができて嬉しかったです。
 いいとこ下のナスから始まり、半分畑と石の下のピーマン。3人で小人になった様に、パラパラと硫安の追肥をしていくのが楽しかったです。
 かにちゃんが「魚の振り塩をしている気分」と言っていたのがとても分かるくらい、硫安の半透明の粒を茶色い落ち葉堆肥や牛肥の上に撒くととても綺麗でした。最後は下町川のマクワウリと三角メロンに、卵殻の追肥もすることができて、卵殻の粉を使わせて頂くのは初めてだったのですが、(砂時計の砂って、こんな感じなのかな)と思うくらい、粒が細かくてサラサラしていました。

 マクワウリと三角メロンは、昨日、一昨日と200キロ、300キロ台で収穫できているので、その子たちが卵殻のアミノ酸パワーでより元気になり、石灰分で甘くなったらいいなと思いました。畑は足場がないくらいに茂っていたのですが、りんねちゃんと2人で、均等に同じ量を撒くことができて一安心しました。

 また、追肥をしていたらカブトムシさんが三角メロンのブレークファーストをとっていて、周りを何も気にせずに大きな三角メロンにかじりついていました。あまりの可愛さに、(カブトムシだから、みんな許してくれるよね?)とそのままにしたのですが、カブトムシの素直さとくりくりとしたつぶらな瞳が可愛らしいなと思いました。

 ウサギ椀いっぱいにとは言わなくても、最近は朝昼晩に加えて、おやつでも三角メロンやマクワウリを頂けて嬉しいなと思います。なのはなに来た時も、マクワウリを食べた時の感動は大きかったのですが、時間を経るごと、マクワウリの美味しさや魅力、お父さんが大好きな理由が分かるような気がして、私も大好きな野菜だなと思います。三角メロンも今年は大玉の物が多かったり、ハウス栽培でキュウリも成功したり、ゴーヤも収量が継続して多く、ウリ科が良く育っているなと思います。

 昨夜、藤井さんにもマクワウリと三角メロンをお渡しした所、「これがマクワウリ? 金太郎ウリじゃないのか?」と嬉しそうで、たくさんの人にマクワウリを喜んでいただけたらいいなと思いました。

・たけちゃん

 同盟サミットのテーマで、『結婚することのメリット、デメリット』について話しました。私は結婚するには10年は早いけれど、そのテーマをチームのみんなと話すことができて嬉しかったです。
 なのはなの卒業生には結婚をして、家庭を持って子供を育てている人がたくさんいます。なのはなに帰って来てくれる卒業生の姿があると、将来に希望が持てるように、なのはなに来て結婚することに対する見方も大きく変わったなと思いました。

 なのはなに来る前は私は大人になれない、結婚もできないんだろうなと思って、ただ病気の自分に支配されていくだけでした。でも、なのはなの卒業生を見ていると本当に生きているのが楽しそうで、今実際に、たけちゃんと過ごす中でも本当にあゆみちゃんやたけちゃんの存在が希望だなと感じます。

 結婚する事のデメリットとして、チームの中で自由が無くなるという話が出ました。でも、その自由って何だろうかと思った時、その自由はいらないんじゃないかなと思いました。子供の為、旦那さんの為、家庭の為を思ったら自分の自由はいらないし、自分の事を考えている余裕もないんじゃないかなと思います。

 仮に自由が欲しいと思っても、その自由は自分の為の欲で、その欲を満たす為に動いていたら、子供や家庭は悲しむだろうなと思いました。また、チーム内で、「相手のひととの関係や価値観の違いがある」という話も出たのですが、それはデメリットというよりも、新しい視点で世界が見えたり、それを合わせて乗り越えていくのが楽しいんじゃないかなとも思いました。

 本当に信頼している相手の為なら、どこまでも相手に気持ちを添わせられるし、相手の為に自分を100パーセント使えます。そして、子供や家庭があることで、私たちの場合はもう絶対に病気にならない、悪い方へ引っ張られないぞと意識しなくても、そういう覚悟ができると思いました。

 毎日、たけちゃんの姿を見ていると、たけちゃんが色々な事に興味を持って、頭の中で記憶したり、覚えているのを感じます。鈴の音が好きになったり、物を投げてみたり、今日は初めて、自分の力でつかまり立ちをしたようで、たけちゃんの成長が嬉しいなと思います。

 私はなのはなに来るまで赤ちゃんと関わることがほとんどなくて、赤ちゃんを抱っこした経験も、おむつを替えたことも、ミルクをあげたこともありませんでした。でも、たけちゃんと過ごす中で赤ちゃんの気持ちが分かったり、自分も一緒にたけちゃんと遊んで、たけちゃんと同じ視点で物事を見ることができて、たけちゃんにまた新しい世界を教えてもらったなと思います。

 私はたけちゃんと15歳離れているのですが、これからもずっと、たけちゃんの成長を見ていけるのがとても嬉しくて、たけちゃんとなのはなで過ごせることがありがたいなと思います。

・サツマイモオバケ

 午後からは、やよいちゃんや何人かの人とサツマイモ掘りもできて楽しかったです。人数は5人と少なかったのですが、まおちゃんはサツマイモ掘りが初めてで、私も最初から気合を入れて向かうことができました。

「サツマイモ掘り、楽しい?」と聞くと、「うん。思っていたサツマイモ掘りと違うけれど、楽しい!」と笑ってくれました。
 サツマイモ掘りは掘る時間よりも、その前の段階の方が大変で、つるを回収したり、ペグとマルチシートを回収したりと中々掘るまでに時間がかかったのですが、それがまた楽しかったです。
 つるを全身で抱えていると、ちさちゃんが、「ななほちゃん。サツマイモオバケになってるよ」と笑っていて、そういうちさちゃんもサツマイモオバケになっていて、2人で笑いました。

「よし、走ろう!」2人で競争するように、サツマイモのつるを持って畑を往復して走っている時、(ああ、楽しいな)と素直に思いました。
 なのはなに来て回数を重ねるごとに、どんどんサツマイモ掘りが大好きになっていきます。ちさちゃんと息を合わせてサツマイモを掘ったり、4人1組でサツマイモ掘りをしたり、作業なのですが遊びに感じるくらい、みんなと笑いながらも猛スピードで作業をしていきました。

「獲物をしとめるネコみたいにね」。やよいちゃんがそう話してくれて、やよいちゃんとちさちゃんが掘ってくれたサツマイモが外に出る前に、まおちゃんとサツマイモを回収するのも何度やっても面白かったです。今年は、購入した種芋で育てた苗と、去年まで育てていたサツマイモで育てた苗とで畝も分けているため、またその違いを見るのが楽しみだなと思います。

 サツマイモはなのはなの冬には欠かせないメニューなので、まだ続きの畝も豊作だったらいいなと思います。