8月11日(水)「朝のサプライズ! 永禮さんとの早朝作業 & 第1回サツマイモ掘り」

8月11日のなのはな

 玄関下へ行くと、なのはなナンバーの軽トラが1台。
(まさか……)
 車の裏から、現れたのは、やっぱり、我らが永禮さんです。
 1時間30分という短い時間の中で、3枚の畑の元肥入れ。
 強力な仲間が増えて、わたしたちのモチベーションもグンと上がり、気合が入ります。

  

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〈永禮さんが早朝作業に来てくださいました! 早朝作業の前半では草刈りを助けてくださいました〉

 

 さぁ、1枚目はこれからブロッコリーと、新たにカリフラワーが植わる畑に、1.1トンの牛肥を入れていきます。
 まえちゃんが、歩いて畑を3分割できることを教えてくれて、みつきちゃんがまっすぐに歩いて、畑の長辺が56歩。
 そこから18歩戻っておよそ3分の1。さらに18歩歩いて3分の2。
 均等に撒くために、まずは畑を3分割。
 6分割で撒いていくので、3分の1をさらに半分にしなければなりません。
 1.1トンを撒く。1.1トンを6で割る。テミ1杯7キロだと仮定し、割った数をさらに7で割ると、6分の1あたりにテミ何杯撒いたら妥当なのか、見当が付きます。

 なのはなでの最近の元肥入れの方法は画期的です。
 3分の1の直線状に、バケツリレーをしながら牛肥の入ったテミを真っ直ぐに並べていきます。
 並べ終えると、みんなでそれを撒きます。
 さらに次は、また同じ直線上にテミを並べて、今度は先ほど撒いた方向と反対に、3分の2のラインまで牛肥を撒いていきます。
 最後は、3分の2の直線状にまたテミを並べて、畑の端まで牛肥を撒く。
 これが、もっとうまくいくと、今度はバケツリレーでテミを並べるのと同時に、2人か3人がそのテミを取って牛肥を撒いていくことができて、1.1トンの牛肥を11人で30分で撒ききることができます。

 

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 この畑は1枚目の畑なので、牛肥をどのくらいの薄さで入れたらいいのか知るために、細かく区切って行ない、みんなでその薄さをしっかりと覚えてから、2枚目の畑は、勘を働かせて、1枚目と同じくらいの量で撒いていき、2枚の畑を30分で終えることができました。

 1枚目の畑では、テミが、今何杯目なのかわかるように、みんなで「15!」「16!」と声を掛け合って、活気ある空気の中で作業が進み、身体を動かしながら声を出すと、とても気持ちよく感じました。
 撒き終えたあと、畑を上から見下ろせば、綺麗にまっすぐと撒かれた牛肥のラインが美しくて、畑も芸術だと思うと、綺麗な作業ができるようになりたいと思いました。

 

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 2枚目の畑では、エルフの荷台から牛肥を受け取るときに、手が滑って、全身に牛肥を浴びました。
 あまり汚れたくないという思いを裏切るような自分の牛肥まみれの身体に、何もかもが吹っ切れて、そこからは何も考えずに、残りの10分で1枚を終えるために、必死で牛肥をテミに入れていきました。無心とは、こういうことかと思いました。
 今日は涼しい1日のはずなのに、わたしは頭から足先まで汗でびちょびちょで、でも自分の身体も中身もすっきりとしたような気分になり、こう思えるのも、全力で動ける環境があるからだと、有難く思います。
 古吉野に帰って、一緒に作業した子とシャワーを浴びたとき、こうやって、みんなと全力で動いて汗をかいて、充実感で笑って終われるのは、本当に幸せなことだと思いました。

 

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「これで、この後、須原さんにトラクターかけてもらえる」
 とまえちゃんが、安心したような、嬉しそうな笑顔で話してくれて、雨まえに、永禮さんと、みんなと元肥入れを終えることができて、わたしも、まえちゃんの笑顔を見て、みんなの達成感でいっぱいの笑顔を見て、満たされた気持ちになりました。

(なつみ)

 

***

 

 その畑を一言で表すのならば、畑のジャングルでしょうか? それとも、お宝の宝庫でしょうか?
 そう、サツマイモの畑はサツマイモのつるでマルチシートが見えないくらいに緑が生い茂り、その中にはお宝と言っても過言ではないくらいに美味しいサツマイモが眠っています。
 
 午後からはやよいちゃんを中心に第1回、サツマイモ掘りをしました。
 メンバーはやよいちゃん、なつみちゃん、ちさちゃん、まおちゃんと私の5人です。今回は2畝の収穫ということで、5人でも終わらせるぞという気持ちで畑に向かいました。

 サツマイモの畑に行くのは、私は1か月ぶりくらいだったのですが、植え付けたときには葉が2,3枚くらいしかない可愛い苗だったのに、その子たちがこんなにも大きくなって、立派なサツマイモをつけていると思うと不思議です。
 サツマイモ掘りは掘るまでの工程も大切な作業です。まずは、サツマイモのつるを株の根元で切り、運んでいきました。

 私がカマで刈ったところから、やよいちゃんがつるを引っ張り、ちさちゃんがつるを回収します。その流れ作業の活気のある空気の中で動いていると、自分の身体が自分の物ではないように感じるくらい、身体の奥底から力が湧いてくるのを感じます。

 

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「あ、」ちさちゃんの声が聞こえたと思うと、つるを回収した後のマルチシートの穴から、赤紫色のお宝が顔を出しました。
「わー、綺麗だね」サツマイモを早く掘りたい、今すぐに掘りたいという欲求を抑えつつ、ただひたすらにつるを回収しました。
 やよいちゃんやちさちゃんと役割交代をしながらサツマイモのつるを運んでいくのがとても楽しかったです。

「サツマイモオバケみたいだね」
 これでもかとサツマイモのつるを全身で抱えて走っていた私を見て、ちさちゃんが笑っていました。そういうちさちゃんも、サツマイモオバケになっていて、2人でつるに自分が絡まらないようにしながら、黙々と走ってつるを運びました。

 つるを回収した所から、なつみちゃんとまおちゃんがマルチ留めペグを回収してくれて、最後は一緒にマルチシートの回収をしました。マルチシートを隙間なくぴっしりと留めていた為、畝にも畝間にも雑草が生えておらず、「ここを掘って下さいな」と顔をあげて待っているサツマイモの姿がたくさん見えました。

(ああ、野菜もちゃんと、生きているんだな)
 サツマイモに関わらず、野菜が育つ姿を見る度にそう感じます。

 サツマイモは植え付けた後、一度枯れたように葉が萎れるのですが、それでも生きていて、次から次へと葉やつるを伸ばしていきます。梅雨の長雨にも負けずに、夏の暑さにも負けずに、畑で静かに大きくなるサツマイモのことを思うと、自分の存在が恥ずかしくなる位、サツマイモに力をもらいます。

 

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 マルチシートを回収するまででももう十分に作業を楽しんでいたのですが、ここからが本番です。去年のなのはなジャガイモ堀りチャンピオンが生み出してくれた、超高速ジャガイモ掘りのやり方を基に、4人1組でジャガイモ掘りを進めました。

 やよいちゃんとちさちゃんが「1、2!」とテンポよくスコップで土を掘っていき、サツマイモが完全に外に出る前に、土に埋まってしまう前に残りの2人で素早く回収します。その間は4人の息がぴったり合い、みんなが夢中に掘って回収していき、時間が止まっている様でした。

 ふと顔をあげると、1畝の半分以上の所に来ていて、「あれ、もうここまで来たの?」とちさちゃんとお互いに顔を見合わせてしまったのですが、サツマイモ掘りが楽しいなと思いました。サツマイモ掘りの楽しさをどう表現したらいいのか分からないくらい、次から次へと綺麗なサツマイモが出てくると達成感を感じて、毎回新鮮な気持ちで掘り続けることができます。

  

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 少人数での作業だったのですが、時間内に目標の所まで切りよく終わらせることができました。全身を使って動いて、喜びを感じたサツマイモ掘りは、まさにお宝探しの様であり、気持ちの面でもお宝をたくさんもらえるのを感じました。また、みんなとサツマイモを頂けるのが楽しみです。
 
(ななほ)