「野菜への熱意と愛着」 さき

8月10日

〇野菜への熱意と愛着

 お父さんが集合で話してくださったダウン症の赤ちゃんと母親のお話がとても心に残りました。
 毎日見ていると愛着がわいて、最初はかわいくないと思っていてもどんどんかわいくなってくる。大雪の日に見たダウン症の子の涙の跡を見て、「この子には私が必要なんだ。かわいがれるのは私しかいないんだ」そう思って、それから母親の心が赤ちゃんに傾き、愛着がわき始め、変わっていったというのがとても素敵な話だと思いました。
 
 その話が、ピーマンの担当になりたての自分と重なっていて、とてもよくわかりました。もともとピーマンは好きだったけど、かわいくは思えなかった。私は、野菜を好きになれなかった。
 どんな野菜を見ても、どこか他人事で野菜は喋らないし、病気になったり虫に食われたり、よくわかんないなと思っていました。けれど、ピーマンを毎日見るようになって、毎日生長記録を書いて、手入れをして……。気が付けば、「ピーマンってかわいいな」と思うようになりました。それからというもの、雨の日も風の日も、ピーマンを見に行って、そこにいるだけで幸せでした。
 今では欠かせない存在です。まだ理解できていない部分はありますが、これからももっともっと理解を深め、うまく育てられるようになりたいです。私は下手すると病気ばかり、マイナス面を見てしまう育て親になってしまうので、それよりも株の状態、野菜の訴えに耳を傾けて、ピーマンの気持ちになろうと思います。

 今日、改めて、自分の気持ちに整理がついて、今のこの好きな気持ちはもっていていいものなのだと思えました。ものすごく落ち込んで、もう嫌だ。離れたい! と思うときもあれば、気持ちが向かなくて本当に離れてしまったときもあります。
 思い切り泣きたいくらい悔しい思いもしたし、収穫したときこれ以上にないほど喜んだりして、たくさんピーマンに心を動かされました。私の場合は一つに熱中しすぎかなとも思うけれど、この野菜が好きというのはあっていいものだし、それは1つでも2つでもよいことで、人によって愛着を感じる野菜は違うと思います。一人一野菜、熱意をもって育てるときっともっと進化するのだろうなと思い、自分もその一人として、おいしい野菜作りをするという熱意と愛着をもって育てていきたいです。

 なのはなに来て初めてこんなに夢中になれる、好きになれる野菜に出会えて、変わった気がします。もし、好きになれなくても毎日毎日、これでもかというほど調べたり見に行ったり、そうしていると何か心の中で好きという気持ちが出てくるかもしれない。それは、本当のことだと実感しました。最後までありがとうございました。また明日もピーマンと一緒に頑張ります。最後までありがとうございました。