「風を切る感覚」 まお

8月10日

 今日の朝は嫁入り作業と雑草取りに参加させてもらいました。なのはなのオクラはスーパーなどで見かけるものとはちょっと違って、色が薄かったり太かったり、大きさも様々で見ていてかわいらしいです。朝はまだ涼しかったので雑草取りには集中して取り組むことができました。私は体力がないのでどうしても一か所にとどまって根を深追いする時間が長くなってしまうのですが、さつまいもの雑草取りでしたので、芽が生えている近くをあまり深追いすると芋ができているところに達してしまうのでそこは軽くでいいと教えていただいて、スピードアップを心がけました。
 
 午前中は初めてハウスミーティングに参加し、ためになる話や面白い話をお父さんから聞かせていただきました。私は何を質問したらよいかわからなくて何も言わなかったのですが、ほかのみんなは悩みや疑問を明確に言葉にして伝えていて、私もなのはなでの生活に慣れてきたら色々考えたり悩んだりして疑問が出てくるようになるのかなと思いました。

 午後は縁日の準備の続きで、昨日描いた下書きに色を塗りました。パレットを手に取ったのはおそらく中学校以来10年以上ぶりで、うまくできるか不安でしたが、なのはなに来る前までゴッホの作品を見たり、ゴッホについて書かれた小説や映画を見て楽しんでいたので、芸術家になった気分が味わえて楽しかったです。この色は再現したい色にはいらないだろうと思った色を混ぜてみたりすると意外と複雑な色合いが印象派の絵画っぽくなったり(素人目)、ハイライトにも変わった色を混ぜてみたりして、「これはこれで味があるな」という出来になって個人的には満足しています。一緒に作業をしていたよしみちゃんは鮮やかな色合いがきれいだったり、さくらちゃんは塗りがとても丁寧でグラデーションがとても上手だったり、なつみちゃんは陰影が工夫された明るい色合いの絵がすばらしく、みんな己の才能を発揮していて、完成がとても楽しみです。
 
 夕方はアスパラの追肥でした。私はなのはなに来て最初にした農作業が追肥で、ひぃひぃ言いながらやった作業なので心の準備をしてから行きました。なつみちゃんとペアになって同じ畝に入り、なつみちゃんは奥から、私は手前から撒いていきました。私は体力がなくなるのが分かっていたので歩いて牛肥を積んだトラックと畝間を往復していたのですが、なつみちゃんとすれ違うたびに彼女は笑顔で走って牛肥を取りに行くものですから、こちらもエネルギーをもらいました。私も試しに走ってみたら、風を切る感覚を久しぶりに感じられて気持ちよかったです。休憩の時に笑いあいながら飲んだお茶もとてもおいしく感じました。みんなと協力して牛肥をまききったときの達成感はかけがえのないものです。まえちゃんが牛肥をまいた畑がきれいだとほめてくれたり、やよいちゃんが心のつかえがとれたと喜んでいるのを見て、がんばってよかったなと思いました。
 働いた後の風呂はいいぞ。