「海、海、海」 ななほ

7月31日

 海、海、海。気が付いたら、7月も今日で最後の日となり、夏休みのピーク、海の時期となっていました。
 朝はいつものように5時45分に起きて、50分から桃の収穫へ行き、いつも通りの一日が始まるような気持ちがしていたのですが、なのはな全体の空気も少しソワソワとし、私も徐々に海へ行くんだという気持ちになりました。
 
 そう、今日は家族みんなで海水浴です。午前8時15分。水着を着てワンピースを着て、ビーチサンダルを履いて、道具を持って車に乗り込みます。私はあゆちゃん運転のキャラバン車でした。
 朝からお父さんとお母さんに、あゆみちゃんとたけちゃん、河上さんに娘さんとお孫さんご家族の姿があり、とても嬉しくなりました。

 須原さんは、先発組で6時ごろには出発していたのかなと思うのですが、たくさんの方が居て下さるだけで、その場の空気がより一層、明るくなってなのはな全体でも楽しみな気持ちや嬉しい気持ちで溢れているのを感じました。

 鳥取の海までは車で約1時間半。1時間半で海に行けてしまうと思うととても贅沢でありがたいことだなと思ったし、何よりもなのはな車10台で列になっていけると思うと、ドライバーさんではない私も心強く感じました。
 キャラバン車は10人乗りの為、運転席から一番後ろの席までは距離があるため、出発して早々、みんなで自己紹介を回しました。

 「りなです」とりなちゃんが言うと、あゆちゃんが「今日の気分はどうですか?」と質問してくれたり、みくちゃんやなるちゃんなど、お仕事組さんで普段は中々一緒に活動する事のないメンバーもいて、とても車の中が賑やかでした。
 
 私はいつも楽しみな事があると、つい平常心を忘れてしまい、気持ちが高まってしまうのですが、お父さんが前々から「海に行く時は道中も、気持ちを下げ過ぎず、あげ過ぎず、中位でね」と話して下さっていたお陰で、それほど気持ちが上がり過ぎてしまうこともありませんでした。でもやっぱり、海に行くんだ、もう海の火なんだと思うと嬉しくて、何があった訳ではないのに、ずっと口角が上がってしまいます。

 車の中ではあゆちゃんが海に関するクイズを出してくれて、運転しながらもみんなが楽しめるようにと考えてくれるあゆちゃんが優しいなと思いました。
 「海の生き物で一番大きい生物は何か?」、「魚の中で一番速く泳げる魚は何か?」。答えは大きい生物がシロナガスクジラで、早く泳げる魚がメカジキなのですが、あゆちゃんがどの魚のことも詳しく知っていて、私ももっと知りたいと思いました。

 シロナガスクジラは30メートルから33メートルになるらしく、一度本物のシロナガスクジラを見てみたいなと思ったり、メカジキもものすごい速いんだなと思い驚きました。また、鳥のハヤブサも時速300キロで飛ぶと教えてくれて、ハヤブサは新幹線のハヤブサといい勝負になるんだなと思い面白いなと思ったし、鳥の研究も楽しそうだなと思いました。

 他にもシャチやラッコ、イルカなどたくさんの海の生き物についてあゆちゃんがクイズを出してくれたり、あゆちゃんのお話に世界を広げてもらったような気がして嬉しくなりました。そうこうしている間に1時間が過ぎ、気が付いたら鳥取にいました。いくつものトンネルを越え、工業団地のような場所を越え、坂を越えた時、パーっと透き通るように青く輝く海が、目の前に広がり思わず「海だー!」とみんなで叫びました。

 道中の時間もものすごく楽しくて、あっという間だったため、まだ海に行く、海に来たという実感が無かったのですが、どこまでも広がる海を見た時、胸が高まりました。駐車場に止め、外に出るととても日差しは強かったのですが、海らしい賑やかさと、潮の香りが広がり、思わず深く息を吸ってしまいました。

・自然の恵みを感じて

 車から降りて階段を下ると、お父さんとお母さんに須原さん、なのはなのみんなの姿がありました。先発組さんが朝早くから駐車場や場所取りをしてくださっていて、タープテントも張ってくださっていてとてもありがたいなと思いました。早速日焼け止めを塗って、最初のゲームが始まります。

 帽子も上着もワンピースも脱いで水着になると、背中や足に太陽の光を感じて、満たされたような気持ちになりました。
 海ではいつも同盟サミットで会議をしているメンバーのみんなと同じチームで、私たちは『ベルリンの壁』チームでした。あけみちゃんとどれみちゃんと3人トリオで、誰も1人で迷子にならないようにします。

 「みんなは海と反対側を向いて15秒数えて下さい」。あゆちゃんの掛け声が聞こえ、最初のゲームが始まります。まずはお宝探しゲームです。

 お父さんとお母さん、須原さんや河上さんが投げて下さるカラフルなボールを探すゲーム。私たちは後ろを向いているため、どこにボールが飛んだのか、どの位近くて、遠くにボールがあるのか全く分かりませんでした。
 15秒、みんなと1列になって数えている間、海水浴に来ていた小さな子たちが(いったい何が始まるんだろう?)という心の声が聞こえてしまう程に、興味深そうな顔で私たちを見ていて、つい一緒に遊ぼうと言いたくなってしまいました。

 そして15秒が立ち、50人が一斉に海へ向かって走ります。「あった!」という声が聞こえたのは返しから2秒立つか経たないか、あっという間に12個のボールが見つかっていました。
 「えー、もう終わったの?」「まだ何も取れてないよ」、みんなの残念そうな声と共に「わー、2つもとれたの!」「やったー」という嬉しそうな声も聞こえ、結果発表。
 
 ちさちゃんやなおとさんが1人で2つのボールをゲットしていたり、はるかちゃんやしなこちゃんもボールを片手に嬉しそうに笑っていて、その空気が嬉しかったです。私たちのチームもゆいちゃんがとってくれて、20点が入りました。

 まだ海に来て30分も経っていないのに、最初から頭から足のつま先までビショビショになり、一気に海のモードになりました。
 そしてお宝探しの後は、自由時間です。

 『ベルリンの壁』チームのみんなが、「ななほちゃーん。行こう!」と声をかけてくれて、洞窟を越えて秘密の隠れ家のような綺麗な場所へ行きました。
 そこで浮き輪で遊んだり、魚を見たり、みんなと遊ぶことができて嬉しかったです。

 「ななほちゃん、見て!」とやよいちゃんが生きている貝を渡してくれたり、みつきちゃんが「見てみて!」とアメフラシも見せてくれて、嬉しくなりました。お父さんが「アメフラシは海の中で紫の液体のようなモノをブワーッて出すから、アメフラシっていうんだよ」と教えて下さって、面白いなと思いました。アメフラシは一見、ウミウシのようなのですが、触ってみるとぷにぷにとして可愛かったです。

 また、お父さんが海の中で2回転をしているのを見て、私もしてみたのですが1回転はできても2回は息が持たなくて、さすがお父さんだなと思いました。海に浮かんでみんなが危なくないようにと、見守っていて下さるお父さんはものすごく嬉しそうで、フワーッと幸せな雰囲気があって、私まで嬉しくなりました。

 お父さんが、「僕は海で育って、毎日のように海に行っていたけれど、飽きることが無かった」といつも話して下さるように、本当に海は魅力がたくさんあって、ただ浮いているだけでも満たされたような気持ちになります。
 お父さんが教えて下さって、魚の群れを見たり、チームのみんなと浮き輪に乗ったり、あけみちゃんが平泳ぎや横泳ぎのやり方を教えてくれたり、本当にただその場にいるだけで嬉しかったです。

 途中、なおとさんやまりこちゃんの乗る黄色いボートにも乗せてもらい、須原さんにオールの漕ぎ方を教えてもらったりとか、思いっきりボートからジャンプして海にダイブするのも楽しかったです。気が付いたら色々な場所に魚の群れが泳いでいて、ゴーグルでもはっきりと見えるくらいに何十、何百という魚が群れで泳いでいて、私もその魚についていきました。泳いでいたら少し深い所もあったのですが、また泳ぐと直ぐに足がつく場所へ帰って来れたり、あけみちゃんが一緒にいてくれて、泳ぎながら色々な場所へ連れて行ってくれて嬉しかったです。

 みんなと見る景色は、どれも美しく、自然の豊かさが詰まっているように思いました。蟹が岩をサーっと駆け上がったり、水平線という言葉そのものの海がどこまでも果てしなく続いているようで、これが地球だと思うと地球のことももっと大切にしたいと改めて思いました。

 また、みくちゃん達とボートに乗っているのはなおとさんかなと思っていたら、見知らぬお兄さんが乗っていて、思わず笑ってしまいました。「ボートに乗りたいって言ってくれたんだ」とみくちゃんが笑って教えてくれたり、その方がなのはなのみんなと笑ってボートに乗っていて、驚いたように「皆さん、ご家族なんですか。何人いるんですか?」と話されていて、「60人です」と言ったら目を真ん丸くしていました。

 1日限りかもしれないけれど、海で遊んでいたら声をかけてくれる人がいて、新しく家族が増えたようで、その人とも仲間になれたようで嬉しかったです。本当の自由時間の2時間が飛ぶように過ぎていき、いっぱい泳いで、海に浮かんで、魚を見たり、笑ったり、なのはなのみんなとだから楽しい自由時間だなと思いました。

 もうすぐ消灯の時間になります。まだ前半しか書けなかったのですが、また続きの日記は明日書きたいと思います。

 今日は本当にいっぱい笑って、幸せな気持ちをもらった1日でした。なのはなのみんなとこうして海に行くことができて、大人数だからゲームができたり、飽きることなく1日中楽しく遊べたり、行き帰りも楽しく安全に過ごせるなと思います。なのはなで生活する中で、たくさんの好きな気持ちや嬉しい気持ちを感じたり、日々の生活の中でも、大切なもの大切な気持ちが積み重なっていくような気がして、こうしてなのはなで大人になっていける事が幸せだなと思います。

 明日も早朝で桃の収穫があるので、夜はしっかり休みたいなと思います。読んでくださりありがとうございました。