
7月29日のなのはな
早朝作業が始まると、まず第一に私はゴーヤの畑へと向かいます。今日はつきちゃんと2人で、ゴーヤの収穫をしました。
ゴーヤの実は、30センチ以上ととても大きくて、手のひら2個分くらいのゴーヤは、1本で500グラムにもなります。緑だけでなく、白ゴーヤも少しですが穫れ始めています。とげは緑よりも丸く、株全体も白っぽいです。緑でおおわれる畑にぽつぽつと白があると、パールみたいに輝いて見えてきれいだなと思いました。
さて今日も3コンテナ分の収穫を終えて古吉野へと運びました。野菜を届けたそばから、しょうやくをしてくれるみんながいて、とてもありがたいです。やよいちゃんがシステム作りをしてくれて、朝の収穫後の体育館は、市場のように活気があって楽しいです。特に、夏野菜が増えてくると大変ですが、このシステムだとバタバタすることなくスムーズに野菜の下処理や嫁入り作業を進られていることを感じました。

ゴーヤもこれからもっと収量も増えてくると思います。暑さにやられて葉や実に傷みが見られましたが、水量を増やしたり、落ち葉堆肥を株元に敷くなど、少しずつ環境を変えていっています。なんとかこの暑さに耐えて、立派なゴーヤがたくさん穫れるよう、みんなと手入れしていきたいです。
(さき)
***
早朝作業では収穫のあと、水やりや野菜の手入れに分かれます。
水やりは、各畑に設置したローリータンクから畑の中へホースを引いており、畑に到着したらすぐに水をやることができます。そのタンクへ、軽トラックで水の補充をしてまわるのです。1週間のなかで、どの野菜や果樹にどれだけの水をやるか、というローテーションを組んだシステムが動き出しました。効率よく、すべての作物に、必要な水が行き渡るよう、みんなで協力してシステムを回していきたいです。

***
夏野菜がどんどん採れ始めてきています。ナスやピーマン、ゴーヤ、オクラ…太陽の光を存分に浴びて、ぐんぐんと大きく、立派な株に成長しています。
それと同時に、畑の雑草も今年は特に伸びるのが速いです。こまめに草取りを進めて、畑を綺麗に保ちたい! ということで、今日は、大人数で草取りツアーに行きました!
今日、まわる畑は、いいとこ下畑、斜畑3枚、発見畑です。この5枚の畑を全部草取りを終わらせるぞ! とみんなで目標を立てました。
まず向かったのは、ナスが植わっているいいとこ下畑です。いいとこ下畑に着いて、畝間を見ると、雑草が、地面を覆うように生えています。1人1畝間に入って、片手にはカマを持ち、1本残らず草を刈る意識で始めました。
つきちゃんがタイムコールをしてくれて、つきちゃんの声を聞いて、みんなで大きな声で「はい!」とかけ声をしました。畝間のゴールまでは、まだ道のりは長く、草をひたすらカマで刈って、前に進みました。暑さも忘れて夢中になって刈っていると、いつの間にか汗をびっしょりかいていました。
刈った後、畑が美しくなるように、出来るだけ草を地際から刈りました。カマで「ザクザク」と音を立てながら、刈っていくことがとても楽しいなあと思いました。ふと後ろを振り返ると、地面の茶色が見えて、すっきりとしていて、とても気持ちが良かったです。
草取りをしながら、野菜の様子も見ることが出来て嬉しかったです。ナスが、伸び伸びと大きな葉を広げて、元気いっぱいでした。紫色の花もいくつも付けて、大きな株は、ツヤツヤしたナスをぶら下げています。ナス畑にいると、ナスからたくさん生命力やパワーをもらったような気がして、とても嬉しかったです。草を取ったことで、ナスにとって少しでも良い環境になったらいいなあと思いました。
長く思われた畝間も、ゴールが間近になりました。向かい側から、ヘルプの人が刈ってくれていて、心強くてとても嬉しかったです。行きついたら、まだ終わっていない人のヘルプに回って、最後までみんなと協力して、草あつめまで終わらせることが出来ました。

次に向かったのは、オクラが植わっている斜畑。斜畑は、いいとこ下畑よりも生えている草が少なく、1枚の畑がサクサク進みました。私はオクラの畑で作業することが初めてで、身近でオクラを見ることもなかったので、とても嬉しかったです。
刈った草を、オクラの株もとに敷きました。畝間はつるんとしていて、畝の上は、草で覆われて、フカフカした絨毯のようになっていました。カエデのような形をした、オクラの葉がピンと伸びていたり、オクラの実も付いている様子を見られて、とても嬉しかったです。
モロヘイヤが植わっている発見畑の草取りも終わらせ、目標の畑をみんなで終わらせることができて、とても達成感がありました。

最後に、ピーマンの半分畑の草取りを少し進めることもできました。
みんなでスピードを意識しながら、一体となって草取りツアーをすることが出来て、とても楽しかったです。
(りな)