【7月号⑰】「地域の方と、田んぼの電柵張り」えみ

 田植えから約一週間がたった頃の六月上旬の週末に、諏訪神社田んぼのある地域の方と、田んぼの周りに電柵を張る作業をさせていただきました。
  

   
 諏訪神社周辺の田んぼを、なのはなでは三枚お借りしているのですが、そのうちの一枚の諏訪神社奥田んぼには、毎年、稲作の時期にだけ電柵を張っているそうです。

 上の池から段々と続くように田んぼが並んでいて、一番下がなのはなの田んぼなのですが、隣合わせになった五枚の畑をぐるりと囲むように電柵の設置をしていきました。

 私は何もかも初めての作業で、分からないことだらけで緊張していたのですが、地域の方が一から丁寧に教えてくださって、作業させてもらえたことが嬉しかったです。

 この地域の周辺には、毎年シカなどの獣が現れるそうで、田んぼに侵入して稲が荒らされないように電柵を設置して守るということでした。

 電柵張りでは、まず、二メートルほどの長さの竹を頼りに、黒い杭を田んぼの周りに立てていきました。これは、地域の方がしてくださり、低めの脚立に乗って脚立でどんどん打っていってくださりました。
  

   
 この時に、地面に対して垂直というよりは、後から電柵が張られることも考えて少し外側に傾けるといいのだということも教わりました。

 私達は、その後を追って、S字ガイシという電柵の紐を巻き付けてぴんと張るための金具をポールに取りつけていきました。

 全部で四段あり、これも、棒の印に合わせてやっていったのですが、獣がくぐり抜けられないようにするために、地面に近い方は少し間隔が狭くなっていました。

 最初は慣れなくて時間がかかってしまっていたのですが、だんだんと二人の息があってきて、スピード感が出てくるとどんどん楽しくなってきました。

 五枚の田んぼを一周囲むとなると、かなりの杭の本数があったのですが、反対側から進めてくださっていた人たちと出会った時にはすごく達成感があって嬉しかったです。

 ポールと金具のセットが終わると、最後に電柵の紐を張っていきました。
  

  
 全部で五区間に区切られていて、それぞれにつき一巻分を使って電柵の紐を這わせていきます。ぴんと張るのは難しかったのですが、これも地域の方がコツを教えてくださりました。

 完成した後、周りを見渡すと広い田んぼをぐるりと囲むように電柵が張られていて、その光景はものすごく美しかったです。

 電柵にちゃんと電気が通っているかの確認は、先端に金属のついた小さな機械でしました。赤いランプが点灯したら、電気が通っているというサインです。外が明るかったせいか少し見えにくかったけれど、ちゃんと光っているのが確認できて、安心したなと思います。

  

  
 電柵のスイッチは、夜の七時から朝の七時までの十二時間だけ入るように設定できるそうで、夜の合間だけ電気が通って害獣が迷い込まないように守ってくれます。 田植えから日が経つにつれて、水の表面から先が出ていただけの稲も、成長してどんどん大きくなってきています。

 電柵のおかげで、シカやイノシシの被害から稲が守られてくれたらいいなと思いました。