【7月号⑮】「盛男おじいちゃんと南国フルーツの植え替え」さや

 Q.「乳瓜木(チチウリノキ)」「ママオ」「ツリーメロン」などとも呼ばれ、実を切ったときに出る白い液体には、にきび、虫刺され、アトピー、火傷、肌荒れなどに効果がある酵素が含まれており、洗顔料や軟膏剤としても使用されている南国フルーツって、なーんだ?

 彼の背丈は現在四十五センチ程。切れ込みの深いかたちの濃い緑色の葉は、つやつやしていて健やか。

 まだ小さいけれどなんだか逞しいです。葉は、人さし指くらいの太さの茎に一周ぐるっとついていて、どの方向からも太陽の光を浴びることができます。

 木自体からは本当は香りはしないのですが、思わず鼻を近づけて甘い匂いを想像してしまいたくなるような、エキゾチックな立ちすがたです。

  

   
 盛男おじいちゃんがくださった南国フルーツ。今までは鉢植えにしていた幼木を、吉畑手前ハウスに植え替えをすることになりました。

 おじいちゃんが来てくださって、ハウスまで向かいます。途中、道ばたに生えている雑草を千切って、「これはなんという草か知っていますか」とおじいちゃんがおっしゃいました。千切られた草は、なにかハーブのような香辛料のようなアジアンな香りがします。

 おじいちゃんが、「これはカキドオシと言います。糖尿病なんかにも効く草ですよ」と教えてくれました。

 おじいちゃんは野草にも詳しくて、歩く道々、その辺りに逞しく自生している食べられる野草、薬になる野草についても教えていただけて、すごく嬉しいです。

■植え替え

 おじいちゃんが、野草研究会をみんなでしようか、と言ってくださり、ひそかに楽しみにしています。みんなでおじいちゃんと山を歩いていろんな草を知れたら、毎日見る日常の草花の景色がちがって見えてきて楽しいだろうなと思います。
  

  
 吉畑ハウスには同じく南国フルーツの大きな実の柑橘類、晩白柚が植わっているのですが、そのお向かいさんに彼を地植えにしました。まずみつぐわで固くなった土の表面をほぐし、六十センチほどの穴を掘ります。

 牛肥を薄く底にしきつめ、そこに軽く土をかぶせます。それをさらにもう一層つくって牛肥と土のミルフィーユにし、一旦足で踏み固めました。そこへ十分に水をやり、鉢から出した彼を置きます。

 彼は鉢の底まで根が回っていて、大きくなる気力満々の様子。本当はもう少し早く植え替えてあげたら良かったと教えてもらったのですが、これからの成長に期待です。

 土を被せて、また足でしっかり踏み固めたあと、たっぷり水やりをしました。  

  
■ミステリアスな

 おじいちゃんが、この木は病害虫にも強いし、冬の寒ささえのり越えられたら、来年の十月には実がつくだろうと教えてくださって、すごく楽しみだなあと思います。

 気になってこの南国フルーツについて調べてみたのですが、この果実の種にはわさびと同じ硫化アリルという成分が含まれていて、実はすごく甘いのに種はわさびと同じ味がするらしく、ますますミステリアスな果実が楽しみになってしまうなあと思いました。

 この南国フルーツ、なーんだ?

 A.パパイヤ!