【7月号⑩】「雨前に終わらせたい ―― 白大豆の植え付け ――」しなこ

 今年も白大豆の定植の時期がやってきました。私は河原小畑と、岩見田の盛男おじいちゃんの畑の定植をさせてもらいました。河原小畑での定植は、れいこちゃんが中心になって進めてくれました。今年は定植する畑に苗床を作っていたので、掘り起こしてから植えつけるまでがスムーズでした。

 畑に行くと篠竹が等間隔に立てられていて、一列だけ印がつけられていました。この畑ではれいこちゃんが提案してくれた方法で定植をしていきました。畝になる予定の両端に条間の間隔で篠竹が立っていて、篠竹から篠竹まで水糸を張ってラインを合わせます。一列目だけは株間の間隔の印がつけられて、二列目以降は前列の間隔を目見当で植えていきました。田植えをしているようでした。

 いつもなら植える前に植え穴をあけていくのですが、今回は、竹の棒を土に斜めにさして、さしたところに苗を植えていきました。 だいたい六十度くらいの角度です。苗が少し徒長気味のようでしたが、茎を折らずに双葉の下まで植えられるように、苗も斜めに植えました。
  

   
 斜めに植えても起き上がって真っ直ぐになっていく、とお父さんが教えてくれて、実際に、植えた次の日見てみると、少し起き上がっているように見えて、すごいなと思ったし、元気そうでよかったなと思います。

 植え付けは一畝五分目標で植えていきました。植えつけるテンポを「一・二・三」とれいこちゃんが実際にやって見せてくれました。一は竹をさす、二は苗をさす、三は土を寄せる、という三秒のテンポでみんなで植えていきました。土は柔らかい部分もあって、植えやすかったです。

■真っ直ぐに植えていく

 水糸を使っているのですが、ラインを揃えて植えていくのが難しかったです。ふと左右隣を見てみると、自分の植えたところが少しずれてしまうこともありました。 みんなで植えるけれど、一人が植えたくらいに真っ直ぐになるように、周りも見ながらテンポ良く植えていきました。

 この日は少し時間がおしていて、作業時間が残り一時間の時点でも全体の二分の一ほどしか植わっていませんでした。でもその頃にヘルプの人が何人か来てくれて、そのときは嬉しかったです。

   

  
 雨前にこの作業を終わらせたい、とれいこちゃんも話してくれていて、みんなでスピードアップで頑張りました。植えていく人、水やりをする人に分かれて時間も意識して作業をしました。
   
 私は水やりをしました。この畑には水路がすぐ近くにあって、畑の半分は水路から水を汲んで、入り口に近い半分はタンクの水から水やりをしました。じょうろに水を汲んでバケツリレーをしてつなぎます。水やりは大変だったのですが、最後はみんなでバケツリレーをして水やりしました。

■みんなの力を感じて

 最後の株に水やりが終わったとき、時間は夕食の十分前でした。作業が終えられたときはホッとしたし、みんなも笑顔で帰ることができて嬉しかったです。後半の時間があっという間で、みんなの力がすごいなと思いました。

 盛男おじいちゃんの畑では、十人ほどの人数で定植をしました。この日の午後、古吉野では雲行きが怪しかったです。おじいちゃんの畑までは移動があり、道具と苗を運びます。古吉野で準備をしているとき、ポツポツと雨が当たってきて、出発する時にはサーっと雨が降りだしてしまいました。でも、山小屋の方面は雨が降っていないことを信じて、出発しました。

 軽トラに育苗機が載せられて、そこに苗が入ったトレーを乗せていきました。苗を載せた軽トラをやよいちゃんが運転してくれて、私は助手席に乗りました。

 大きな荷物を載せているので、行く道中では二人でドキドキしながら向かっていたのですが、無事に畑に到着しました。山小屋方面は晴れていました。到着したのは午後三時過ぎ。「畑全部に苗を植えてきって帰る」というのがこの日の目標でした。

 しばらくすると、お父さんとれいこちゃんがタンクに水を汲んで持ってきてくれました。お父さんが来てくれたとき、私は、山小屋が晴れているのは、お父さんが晴れも連れてきてくれたんだなと思いました。お父さんが全体を見てくれました。作業は分担作業で進められました。

        

 植え穴をあけていく人、苗を置いていく人、定植をしていく人、半分くらい植え終わったところで水やりをしていく人、と分かれました。植え穴は一回一回測ったりはせずに、目見当であけていきました。

 穴が二畝分ほどあけられたとき、植え付けが始まって、畑の半分くらい植えつけが終わったところで水やりも始めました。それぞれが同時並行に動いて、定植と水やりがタイミングよく同時に終わりました。

 作業が終わったのは四時過ぎで、一時間もかからないくらいで終わっていました。

 スピーディーな作業が楽しかったです。 どちらも雨前に終わらせたい作業ということだったのですが、天気がもってくれて、作業が終わった夜に雨が降ったりして、定植が無事に終えられてよかったなと思います。

 豆がしっかり育つように、これからの手入れもみんなでやってきたいと思います。


—— 黒大豆、小豆、ササゲの種まき・植え付け——

  
 白大豆に続いて、他の豆類の種まき・植え付けが着々と進んでいます。今季、なのはなファミリーでは、黒大豆、白大豆、小豆、ササゲを合わせて11枚の畑、およそ9反の面積で、豆類を育てます。