【7月号⑥】「チームプレイのジャガイモ掘り!」あけみ

『メークイン』。男爵イモより煮崩れしにくく、カレーやシチュー、肉じゃがなどの煮込み料理やポテトサラダで大活躍。ちなみに男爵イモのデンプンは十五パーセントなのに比べ、メークインは十三〜十四パーセントだそうです。

 今年、春ジャガイモは保育園前畑、崖崩れ畑、第一鉄塔の三箇所で作りました。品種は、保育園前、第一鉄塔にメークイン、崖崩れ畑にデストロイヤーとアンデスが植えられています。

収穫時期を逃さず、ベストタイミングでジャガイモを掘り上げることができました。

なのはなでのイベントのようにも感じる作業の一つ、ジャガイモ掘り。今年、私は第一鉄塔のジャガイモ掘りをしました。この春ジャガイモも、二月下旬に元肥入れからはじまり、三月に定植、その後追肥や霜対策、土寄せ、病気の対策など皆の愛情を受けて育ちました。

 第一鉄塔は、およそ十二アールの広さがあります。ジャガイモの畝数にすると、四十一畝。株数にすると、約二千三百株です。

 ジャガイモ掘りという、掘ってみないとわからない、どこか宝探しのような作業。楽しみのような、緊張するような気持で畑に向かいました。

 畑につくと、まえちゃんがリーダーをしてくれて、作業の流れをつくってくれました。四人組をつくり、二人は剣スコップをもって芋ほり部隊に、もう二人は掘った芋を掘ったところからすぐに芋を回収する部隊という風に分かれる方法でした。

「それでは、四人組をつくります」まえちゃんが、皆を組み分けしてみると……、「あれ? 三チームしかないね」

 平日でお仕事や学校に行っているメンバーや、他に進めなくてはいけない作業のメンバーもいたため、出来たチームは三チームでした。畑を大きく三等分して、チームで分かれます。第一鉄塔畑がいつもより広く感じたけれど、そんな状況もみんなとだったら、なんだか面白く感じました。

 芋掘りの三チームの他に、軽トラックで回収した芋のコンテナを古吉野に運ぶ部隊が二人いました。限られた人数の中でも、効率よく流れるような作業でした。私は、芋掘りを担当しました。一緒に芋を掘ってくれたのは、れいこちゃんでした。

「わ、良い芋だね」「風が気持ち良いよ」力がいる掘る作業、そして広い畑に、すこしエネルギーが切れそうになるとき、れいこちゃんが柔らかな笑顔で声をかけてくれました。れいこちゃんの、やわらかく、仲間を気遣う優しい空気や気持ちが綺麗だなと思いました。れいこちゃんの気持ちに、癒され、(同じペアのれいこちゃんのためにも、頑張ろう!)と思いました。

  
■成功体験に

 途中、まえちゃんが皆に声をかけてくれました。「皆さん重大発表があります!」「(力のいる作業だけれど、)この作業を十二時四十五分までに終わらせたら、六月の成功体験としてください!」まえちゃんの声かけがとても嬉しかったです。笑顔で、前向きな空気でみんなをリードするまえちゃんが格好良かったです。

 黙々と芋を掘り続け、約三時間近く。最後の一時間は、他の作業が終わったメンバーが合流してくれて、一ペア増え四チームで掘り進めました。

■段取りの大切さ

 十二時三十分ごろに第一鉄塔の芋掘りが終わりました。その後、芋や道具の片づけなどもして、昼食前に終了しました。

 古吉野に帰ってみると、すでに芋が並べられて、干されていました。畑で掘る部隊、運ぶ部隊のほかに、古吉野などで芋を干す部隊も一緒に動いていました。限られた人数で、効率よく、流れるような作業や段取りがあり、すごいと思いました。みんなの中で、たくさんのジャガイモを掘れて嬉しかったです。

 ジャガイモ掘りでは、ジャガイモがたくさん掘れただけではなく、効率を考えた作業の流れ、段取り、皆の仲間を思う優しさや、笑顔、ユーモア、力強さがある作業が学べました。もっともっと、あるべき姿や、動き、流れ、作業、たくさん吸収していきます。