「加納岩白桃」 ななほ

7月9日 金曜日

 

 連日、あんなちゃんや何人かの人と桃の収穫に入らせて頂いています。今の時期は『加納岩白桃』の収穫をしているのですが、『加納岩白桃』は特に色白でとてもスベスベと上品で、『加納岩白桃』を見るだけで自分が恥ずかしくなります。

 最近は雨も続いているのですが、雨の中でも合羽を着て、桃畑に出発するのも何かのミッションを成し遂げるようで楽しいです。なのはなに来るまでは雨に当たるのが、嫌だったり、そもそも、外で何か活動すること自体、あまり得意ではなかったのですが、気持ちが楽になっている今、本当に畑作業が楽しくて、桃作業が楽しくて、(私って、外が好きだったんだな)と自分でも驚く事があります。

 桃の中でも繊細な桃、『清水白桃』を守るためにどれみちゃんやさくらちゃん、よしみちゃん達と開墾26アールと池上の桃畑を走った時間。大雨が降る中だったのですが、ブルーシートを桃の樹に敷いて、敷いたそばからスライダーのように水が流れてくる様子を見ると、心からホッとしたような気持ちになりました。

 雨の中、桃のブルーシート敷きをしていた時、本当に時間が止まったように無心で動いて、どこまでも力が出て、最後終わるまでただ、ただ、桃の事を考えて走りました。(私、いつの間に雨の日でも動けるようになったんだろう?)、そう思ってしまう位、身体が軽くて、気持ちも平常心のまま、動くことができて嬉しかったです。

 桃の収穫も、私は補助で動いているのですが、あんなちゃんやさくらちゃんがやりやすいように、ノンストップで何不自由なく収穫ができるように、立ち位置やコンテナの場所など先を読んで動くのが楽しいです。時々、(あ、しまった。抜けていた。)と思うこともあるのですが、それも全て次への改善点へと繋がり、どんどんお互いがやりやすく、効率よく、桃にとって優しい選択、ペアの人に撮ってやりやすい選択ができるように感じます。

 

 今年は異常気象や、天候の都合でどの農家さんでも、例年に比べて桃が小玉だと教えて頂いたのですが、石生の『加納岩白桃』は両手で持たないと不安定なくらい、大きくてずっしりしています。選果ハウスで糖度を計ってみると、11度未満がほとんどなく、13度、14度が1番多くて、15度の物もちらほら見えました。
 桃部会のみんなと選果ハウスで嫁入りする時間も、集中した空気の中なのですが、みんなの心が1つで、繋がっている感じがします。(もうすぐ、2キロ箱のプチプチが無くなるかな)と思ってプチプチ切りをしていると、案の定、りなちゃんやさくらちゃんが「あ、無くなった」と言っていて、すぐに渡すことができたり、3個入り手提げを作っていた時に、流れ作業でみんなが続きの工程をしてくれていたり、何も言葉はなくても自動運転で、みんなが良くなるように、早く効率よく、丁寧にできるようにと作業していくのがやっていても気持ちいいです。

 今日は午前午後と、合わせて1500玉程は収穫できたのかなと思い、『加納岩白桃』の収穫ピークが嬉しいなと思うし、夕食で頂いた桃がとても甘くて、瑞々しくて、本当のあの蕾からできた、あの花からできた桃なのかと信じられないような気持ちにもなるのですが、今までの蓄積があっての今だと思うと、私もその桃を未来へ繋げる1人として、自分にできる事は何でもしたいと思いました。

 

 明日の朝も収穫があるので、緊張感を持って向かいたいと思います。