「20歳」 えみ

6月29日

*キャベツとお花の嫁入り
 午前の時間には、今季初めてキャベツの収穫に入らせてもらいました。話には聞いていたけれど、本当に綺麗でつやつやとした大きなキャベツがたくさんとれて、それを見るだけで幸せな気持ちになったなと思います。
 その後にはまみちゃんたちとカーネーションやカスミソウなどのお花の収穫にも行かせてもらいました。吉畑下や藁ハウスに植わっているカーネーションを嫁入り用にとらせてもらったのですが、色とりどりで美しい花に囲まれていると心がすごく癒されました。
 収穫から帰ってきてからは、農産倉庫の前でラッピングを進めました。私はお花のラッピングをするのは初めてだったのですが、まみちゃんが丁寧にやり方を教えてくれて、今日はたくさんの束を嫁入りすることができて嬉しかったし、手に取ってくれたお客さんも喜んでくださるだろうなと思いました。
 古吉野の校舎の中にも、いたるところに園芸部さんがお花を生けた花瓶を置いてくれていて、そうやってそれぞれの季節に合ったお花を育てられる園芸部さんが改めて本当にすごいなと思いました。

*田んぼの草取り
 午後には、ゆりかちゃんや何人かのみんなと田んぼの草取りに行きました。桃の作業だったメンバーの人たちも加わってくれて、大人数の賑やかな雰囲気の中での作業が楽しかったです。
 最初は午後の時間で川向う田んぼをクリアできたらいいくらいだと教えてもらっていたのですが、目標以上に進んで、交番先田んぼも終わり、最後は諏訪神社手前田んぼも少しだけ進めることができて嬉しかったです。
 雑草が生えてしまっているところは取るのが少し大変だったところもあったけれど、それでも今年は除草剤が効いてくれている! とゆりかちゃんが喜んでいて、私も嬉しい気持ちになりました。今出ている雑草を、今年、根からしっかりと取ったら、来年からは生えないんだよと教えてもらって、自分たちの作業が来年に確実に結びつくと思ったらやる気が出てきました。
 田んぼの中には、オタマジャクシがたくさんいて、中には足が出ていてカエルになりかけているものもいてとても可愛らしかったです。
 作業で田んぼに入る機会はなかなかないけれど、ひんやりとした水に足をつけて黙々と草を取っているだけでなぜか心が洗われるような、不思議な力が田んぼにはあるなと思いました。

 個人的なことになってしまうのですが、私は今日20歳の誕生日を迎えました。
 1日たくさんの家族のみんなからお祝いの言葉をもらって、こんな自分に対しては本当にもったいないくらいの優しい言葉だったけれど嬉しかったです。
 自分はまだまだ未熟で、みんなに失礼なことをしてしまったり迷惑をかけてしまうことも多いのですが、それでもみんなに許してもらって、みんなの中にいさせてもらえることがありがたくて幸せです。
 お父さんお母さんからは、今後の課題についても教えていただきました。もっとシャキッとして、メリハリのある話し方をすること。そうすれば考え方や動き方にも切れが出てくると教えてもらって、日ごろの人との話し方から意識していきたいと思いました。
 もう一つ、お母さんに、できるフリをしなくていいんだということを教えてもらって、それを聞いたとき痛いところを突かれているようで少しショックでした。けれど、どこか安心して肩がほぐれるような気持ちにもなりました。それが今の自分にとっての課題だなと思いました。私は今までずっとできなくてもできるフリやいい子のフリをしてきて、それが知らず知らずのうちに癖になってしまっていて、染み付いてしまっています。中身は空っぽなのに、できるフリをして自分を守ろうとしまっているから、空回りしてしまっているんだと思いました。
 心を入れ替えて、もっと謙虚に、何ができるかできないか関係なしに、泥臭く、なのはなの子として日々精一杯生きていきたいです。
 読んでくださりありがとうございました。