
6月24日のなのはな
ササゲの植え付けをしました。
桃横畑の桃畑側に、17メートルほど、密集して、ずらっとササゲの苗たちが育っています。長さは30センチほどで、ピーマンのように先がしゅっと尖った葉が青々としていて、上から水をやって、水滴がつけば、まるでその緑が宝石みたいに見えます。
畑の隅っこで、こんなに美しい苗が育っているのかと思って、驚きました。
畝幅は120センチ、株間30センチ間隔に、クワで穴を掘っていき、苗床から掘りあげた苗たちを1株ずつ、掘った穴においていきます。
穴におかれた苗をべたっとななめに寝かせたまま、豆類は、茎からも発根するため、双葉まで、茎がすっぽりうまるように土をかぶせてあげます。
苗床にいると、他の苗たちとぎゅっと並んで植わっていて、なんだか安心感のようなものを感じましたが、こうやって、広い畑に間隔をとって植えると、さびしい気持ちにもなりました。けれど、ここから、葉がしげり莢がたくさんついて、秋には収穫するんだなと思いました。
今は、小さな苗だけれど、赤いダイヤといわれる粒をたくさんつかせるのだと思うと、この綺麗な一つひとつの苗たちに、夢を感じました。
穴を掘って、苗をおく人、植え付ける人、苗床から掘りあげる人、水遣りをする人、みんなで役割分担をしながら、作業を進めていきました。
作業が順調に進み、次は、2枚目で最後の木村さん畑! と思ったときに、ゴロゴロゴロー!!!! と雷が落ちる音が鳴り響き……数分後から雨が降り出してしまいました。
(まだ持って下さい)と願いながらも、勢いよくスコールが降り出してしまいましたが、植え穴は掘り終わり、苗床から苗も8トレーくらい掘りあげていたため、みんなで終わらせよう! と決めて、植え付けを進め、なんとか木村さんの畑まで植え付けを終わらせることができました。
気づくと、身体が濡れてしまったけれど、とても達成感があったし、雨が降ったこともあり、水遣りはする必要がなくなりました。
みんなとササゲの植え付けを終わらせることができて嬉しかったです。
(やよい)
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夏が近付き、草の伸びるペースがはやまってきました。草刈りの季節です。
今日のメンバーは、全部で4人。二手に分かれて作業を進めます。ゆりかちゃんとひろこちゃんは、滝川横畑へ。まよちゃんと私は、交番先田んぼへと向かいます。
まよちゃんの運転する車に乗り、交番先田んぼに到着。
田んぼを見渡すと、なるほど。(そろそろ草刈りをしたい)という具合に、草が伸びています。
刈る場所の分担を決め、早速、草刈りスタート。
まず、川沿いの畦を刈り始めます。砂利のような石が、ところどころに転がっていて、石に刃を当てないように気を付けながら、刈り進めます。
川沿いの畦を刈り終え、いったん休憩。次は、長辺の畦に移ります。
長辺の畦を刈り始めて間もなく、雷鳴がきこえてきました。曇り始める空。夕立が近付いてくる気配です。(まだ、降らないで)そう思いながら、刈り進めます。
後ろから追い掛けるように、まよちゃんが、草を熊手であげてくれます。
あと、畦を10メートル刈れば刈り終えられるというとき、肩にぽつり、ぽつりと雨粒が落ちてきました。勢いは、次第に強くなります。いよいよ本降りになってきたころ、交番先田んぼの全面を切りよく刈り終えました。
車に乗り込み、古吉野に帰ります。田んぼを出発するとき、振り返ると、大粒の雨が田んぼの水面を叩き、次々に波紋を浮かび上がらせていました。手元に集中していたときは気付かなかったけれど、雨脚はかなり強いようで、古吉野に帰り着くころには土砂降りになっていました。
午後いっぱいの予定だった作業時間が短くなってしまったことは残念だったけれど、切りの良く1枚の田んぼを刈り終えることができ、良かったです。
(あやか)
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農作業は他にも、朝食前の時間などを使い、野菜の手入れと収穫を精力的に進めています。
桃の収穫期は、樹があまり水分を吸うと実の味に影響が出てしまいますが、夕立のときには桃畑へ走り、日頃、桃の手入れをしている子たちを中心に、樹の根元にブルーシートをかけて雨を凌ぐことができました。
夜には、ダンス練習も行ないました。今は従来のレパートリーに加え、全員で踊る、新しいフラダンス曲の練習も始まっています。