
6月23日のなのはな
はなよめという桃が初収穫を迎えました。
数日前から、ネットをかけたり、雨除けシートを敷いたりして、収穫期間近の桃に気持ちを向けて準備をしてきました。
それと同時に、私の中で緊張感も高まっていました。
桃の収穫は、桃の作業の中で、一番、気を遣う難しい作業だと思っています。
色の抜け具合や、香りなど、桃の実が醸し出す空気感から、熟れ具合を正確に判断して、傷つけないように細心の注意を払ってそっと枝から実を外します。
なのはなの桃は樹で完熟させてから採る、樹熟し白桃です。そのため、収穫のときに、当たりが出ないように採ることが難しいです。

この日は奥桃畑の9年生の樹から30玉ほどの実を採ることができました。
採った実の糖度を測定すると、12度以上のものも多くあり、初物にしては良い出来のように感じました。
はなよめは、とても可愛らしい外観の桃だなと感じます。
熟れてくるにしたがって、果皮に赤みが差して、名前に相応しく、初々しい雰囲気があります。
「名前といい、見た目といい、ピンクジャンパーを着た、みんなみたいだよ」
お母さんが、昼食のときに、みんなに見てもらえるように食堂のテーブルに並べて置かれた桃を見て、そう話してくれました。
嬉しいなと思いました。
みんなでここまで大切に育ててきた桃が、良い形で収穫できて、よかったと思いました。
この日を皮切りに、これから本格的な桃シーズンが始まります。
心して、みんなと一緒に、良い桃作業にしていきたいし、良い結果になるように全力を尽くします。
(あんな)
***
朝の時間に、いいとこ下のナスの初収穫をしました。
植え付け後、一部の株が上手く活着してくれないなどのトラブルはあったものの、南側の畝の株は順調に大きくなってきていて、葉が茂り、すでに草丈50センチを超えています。株の成長を促すため、1番花から3番花までは摘花をしていたのですが、それ以降の花実からは取らずに残していて、続々と膨らんできています。
本来の収穫基準は12センチから15センチなのですが、まだ初めの頃なので少し小さめのサイズで収穫を行いました。
つやつやとした濃い紫色のナスが、今日は800グラム、穫れました。全部、傷の無い、綺麗な実で、見るだけで幸せな気持ちになったなと思います。触るとムチムチとした感触で、柔らかくて食べても美味しいかなと思って嬉しかったです。
まだ大半の実は、がくの中から少し実が見え始めたくらいの小さなものばかりなのですが、これからどんどん収量も増えてくるかなと思って、またみんなと頂けるのが楽しみです。
(えみ)
***
白大豆の定植をしました。
河原小田んぼの畑に苗床をつくり、毎朝水やりをして、苗を育ててきました。
白大豆の種が3センチ間隔に規則正しく並んでいるのを見て、お父さんは、「アボリジニのブーメランの柄みたいだね」と表現していました。
種まきから4日後、ぞっくりと出た芽を見つけたときは、鳥肌が立つほど嬉しかったです。
ほかの野菜に比べて、種の粒が大きいため、そろって発芽すると迫力満点でした。
苗はすくすく育って、本葉が2~3枚出始めて、今日の定植を迎えました。
今回の植え付けでは、2つの工夫をしました。
1つめは竹の棒を使って、穴を掘ることです。
昨日の夜の集合でお父さんに質問して、穴掘りの工程は省き、竹の棒をぶすっと斜めにさすだけで十分だと教えていただきました。
苗が少し徒長してしまったため、穴を深めに掘ろうとすると、かなり大がかりな作業になってしまうなと思っていましたが、棒を使う方法だととてもスムーズでした。
棒をさして、苗を差し込んで、土をかぶせて、1、2、3のリズムで進んでいけるので、スピード感を保ちやすかったです。
2つ目は、水糸を張って横のラインをそろえ、株間40センチは目見当で揃えたことです。
事前準備で、朝に、条間100センチの篠竹を打っておきました。
その篠竹を結ぶように水糸を張って、まっすぐに植わるように意識しました。
株間は、初めの1畝のみ、40センチをスケールではかって、2畝目以降はバックしながら、1畝目にそろえていきました。
心の目で、まっすぐにそろえると、達成感がありました。
水やりは1株に2リットル、たっぷりやりました。
10アールの面積がある広い畑でしたが、最初は5人で初めたところから、どんどんヘルプの人が来てくれて、夕食10分前に終えることができました。
ダッシュでじょうろをバケツリレーするのが気持ちよくて、楽しかったです。
きっと上手く根付いてくれたら、嬉しいです。
(れいこ)
***
地域の小村さんに教えていただきながら、新しく作ることになった畑の開墾や耕耘をしました。


***
