「誇りを持って」 りな

6月20日

 今日は父の日です。食堂の黒板には、お父さんへ向けてのメッセージ、心のこもった絵が溢れていて、黒板を見るだけでも、お父さんへの大好きな気持ちや感謝の気持ちがいっぱい伝わってきました。私も、とても安心して温かい気持ちになりました。
 
 お父さん、いつもありがとうございます。お父さん、お母さん、なのはなファミリーに出会えたから、今生きることが出来ています。
 父の日の会を進めている中で、気が付くことがたくさんあります。私は、なのはなファミリーで過ごしている日々の記憶は鮮明だけれど、なのはなに来る前の記憶が切れ切れです。でも、苦しかったことや、心の傷を振り返っているうちに、私は本当になのはなに来るまで、居場所がなかったんだなあと気が付きました。自分が何でこんなに苦しいのか、何で人とこんなにも関係が取れなくなってしまうのか、周りの人はみんな、楽しそうだけれど、何で私は楽しくないんだろう、怖いんだろう。ずっとそう思っていました。でも、それは私が何か間違っているんだ、でも何が間違っているかも分からない、もうどうやって生きていったらいいか分かりませんでした。誰かに生き方を教えてもらいたかった。同じ気持ちを持っている人がいないとあまりにも孤独で、探し求めていました。
 
 私は今、なのはなファミリーの一人の子供として生きることが出来ていて、とても幸せです。お父さん、お母さんに出会えて幸せです。摂食障害になったということも、神様がなのはなファミリーに出会うための手段として授けて下さったんだと思うと、私にとってプラスに思えます。
 
 私はたくさんお父さんにも、お母さんにも心配をかけたり、迷惑をかけたと思います。今でも、まだまだ人間が出来ていなくて、未熟なところ、利己的なところから、迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。でも、お父さんとお母さんは、いつでも私を信じてくれます。見捨てずに、真っ直ぐに向き合ってくれます。それがどれほど救いになったか分かりません。お父さんは私以上に、私の未熟なところも、心の傷も理解してくださって、お父さんの大きな優しさを感じるたびに、とても安心した気持ちになります。これまで、私は、人と信頼関係をとったり、人を好きになったりという、人との間にある気持ちを持ってきませんでした。でも、なのはなに来て初めて、大好きな人がたくさんできました。初めて、安心して信頼できる人が出来ました。
 
 お父さんとお母さんに、なのはなの子として受け入れてもらえていること、本当に私は幸せで恵まれています。60人のたくさんの家族に囲まれて、その中でみんなに受け入れてもらっています。どんなに大きな失敗をしても、正義の通っていない間違ったことをしてしまっても、それを無視せずに、教えてくれます。一緒になって、良い方向に引っ張ってくれます。真っ直ぐ気持ちをぶつけてくれること、目標を達成して、一緒に笑いあえること、ひとつひとつが私のかけがえのない宝物です。

 私は、お父さんお母さんの子供として、なのはなファミリーの子として、誇りを持って生きていきます。今はまだ自分に自信がないです。自分の中にも、利己心的な考えが残っていて、それが見え隠れすると、自分を責めて落ち込むときがあります。まだまだ未熟です。でも、そんなところも全て等身大で生きていきます。もうごまかしたりしたくないです。びくびく臆病になりながら、取り繕って生きていくのは嫌です。納得するまで、とことん自分と向き合います。競争の価値観、自分さえ良ければいいという考え、恐怖、全部取り除くまで、諦めません。私は、なのはなの子として病気から回復します。回復する過程が苦しかったり、葛藤があったとしても、私が回復したらまだ見ぬ誰かの希望になるんだと思ったら、勇気が出ます。まだ見ぬ誰かのために回復します。そして、回復して自立できるようになったならば、お父さんお母さんの背中を追って、利他心を広げていける人になっていきます。
 お父さん、父の日おめでとうございます。お父さんのことが大好きです。なのはなファミリーのことが大好きです。
 おやすみなさい。