「みんなと」 りんね

6月19日

〇父の日の会 1日目

 今日は、ここ2週間ほどチームで作り上げてきた劇を、発表する、父の日の会の初日でした。

 私はやよいちゃんチームで、午前の2番目に演じました。
 演じ終えた今、憑き物が取れたようにすっきりとした心持がしています。
 もちろん、今まで練習してきたものをいい風に発表したい、というプレッシャーが無くなった、ということもあります。
 けれど、確実に、今まで私の中に蠢いていた重たいものが、すっと消え去りました。

 これまでも、ミーティングやクリスマス会で、お父さんお母さん、みんなに、たくさん打ち明けさせてもらいました。自分の中だけでなく、理解あるみんなに知ってもらい、共感してもらいました。そのことで、かなり気持ちは楽になってきていました。

 けれどまだまだ、吐き出し足りませんでした。
 父の日の会へ向けた準備が始まり、材料集めで自分の過去を思い出しました。それから、かなり気持ちが落ち込みました。
 もやもやしたどす黒い気持ちが、ふとしたときに湧いてきました。
 脚本を書いても書いても、こんなんじゃない、と飽き足りませんでした。

 チームのみんなの脚本を読ませてもらって。みんなと練習を重ねる中で。お父さん、あゆちゃんにアドバイスを頂いて。チームのみんなと一緒に考えてもらって。
 何度も何度も、脚本を書き直しました。

 似た境遇と、高い志、一緒によくなろう、という気持ちを持った、チームのみんなの存在に、強く助けられました。
 みんなと一緒だったから、ここまで劇を作ってくることができました。
 本番の前日、初めて心から納得できる脚本が完成しました。その台詞は、覚えるというよりも、すっと自分の言葉として出てくるようでした。

 一番大変な役は、なつみちゃんが全身全霊で演じてくれました。
 チームのみんなが、いい劇にしようと力を尽くしてくれました。観客のみんなが、真剣に劇を見てくれました。
 そんな中、今できる一番いい演劇ができた、と実感しました。

 私はずっとずっと、誰かに自分の体験を打ち明けたくて、たまりませんでした。
 今回、父の日の会で、どこまでもその気持ちに沿って、演じ、さらけ出すことができて、本当にありがたかったです。

 みんなの演劇を見させてもらったことも、とても嬉しかったです。
 みんなの気持ちが、本当によく、わかりました。

 なるちゃんの劇は、ミーティングの時にも感じたことですが、私も同じ体験をしていたので、そうだよなあ、と思いました。
 また、ひろちゃんの劇にも深く共感しました。ひろちゃんが、幼いころのひろちゃんに帰って、当時のありのままの心境を出していて、すごいなあと思いました。そして、ドラがシャーンと鳴ると、ひろちゃんが今のひろちゃんになって、きっぱり台詞を言う演出も、面白いなあと思いました。

 辛いことほど、喜劇として笑い飛ばして、思い出にする。
 お父さん、お母さんから、これから生きていくための道も同時に示していただきました。
 もう大丈夫だな、と思いました。なのはなの中で、生きていけば、必ず良くなれると感じました。
 本当に、夢が叶ったようで、嬉しいです。今まで辛かったです。でもこれからは、辛さをぐぐっといい方向に持っていけます。
 私は、なのはなの子として、生きていけます。本当にありがとうございました。