6月15日(火)「野菜の追肥ツアー&黒大豆の種まき」

6月15日のなのはな

 収穫したあとも、傷みづらく長持ち。煮ても煮崩れしにくい小豆、それぞれの味の良さがハッキリと出た野菜……。そんななのはなの野菜には、皆の愛情と手入れと、そして有機肥料が施されています。最近は、アミノ酸単体の肥料や化学肥料なども使っていますが、なのはなでは有機肥料を主に使っています。
 有機肥料の窒素はおもにタンパク質の形をしていますが、一部はアミノ酸のかたちで含まれています。いろいろな微量要素も含んでいます。また、土壌の微生物の活動が旺盛になるから、土壌が元気にもなります。 
 エルフ(1.5トントラック)いっぱいにつまれた牛肥をあゆちゃんが運転してくれて、午後は皆で野菜の追肥ツアーを行ないました。

 

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〈4種の野菜に牛肥をやりました。写真は、第1鉄塔上のゴーヤ畑です〉

  

 今日の追肥ミッションは、ゴーヤ、ナス、キャベツ、エゴマの4種類の野菜です。それぞれの畑につくと、あゆちゃんがエルフから牛肥をてみに移してくれて、皆で畑に撒いていきました。テンポよく、次々と追肥が終わり、後半のキャベツの畑にいきました。今回は、キャベツ1、3弾の追肥と土寄せがありました。キャベツの畑には、害虫対策でネットがかけられているため、ネットの取り外しと、ネットがけもふくまれています。畑に行ってみるとキャベツが意外と大きくなり、外葉を大きく広げていました。中心部分は結球も進んでいる様子でした。
 
 最初の計画では、追肥方法は畝の上にすじ撒きでしたが、外葉が広がっていて1人では計画通りに行うのが難しい状況でした。そんな状況をあゆちゃんがみて、「1人は葉を持っていて、もう1人がすじ撒きしていったらいいかな。」と笑顔で提案してくれました。
 皆で実際に牛肥を2人1組で撒いていきます。1人でやるよりもスピードが出て、作業のながれが良くなるように感じました。

 追肥後の土寄せでは、土が固すぎて土寄せがやりづらいということがありました。“忍者くまで”という道具を使って、かるく中耕するようにしてから土寄せをしていたのですが、そこでまたあゆちゃんが、1人が外葉を持ち、もう1人がクワで軽く土を中耕するようにほぐして、さらにもう1人が追いかけるように土寄せをするというシステムを考えてくれました。実際にそうすると、倍速に感じるくらいとてもスピードがあがりました。やっていても、次々と進む感覚があるし、やりやすかったです。
 最後、終わる時間が近づいてきたときも、残りの時間と残りの作業をみて、5時までに確実に終われるようにと考えてくれていました。
 
 さいご17時のチャイムがなる、すこし前に最後のネットがけを終え、作業を終わらせることができました。あゆちゃんと一緒に作業をして、頭や気持ちの使い方を見て吸収できるのが嬉しかったです。私はまだまだ未熟なところが多いです。でも、こうやってなのはなでは、あるべき姿、本当の優しさや、動きを吸収させてもらえるのが、本当にありがたいことだと感じました。
 今日の皆でまいた牛肥が野菜たちに効いてくれたらいいなと思います。私も野菜たちと一緒に成長していきます。

(あけみ)

 

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 朝から太陽の日差しが強く、気持ちよく晴れた夏日でした。雨前のチャンスで、豆の種まきを進めました。
 本当に、なのはなでは豆農家だと思ってしまうほどたくさんの豆を育てています。
 ささげ、小豆、白大豆、そして今季、私が担当させてもらっている黒大豆。

 黒大豆は私がなのはなに来てから大好きになった作物のうちの一つです。
 丸くて、ゴロゴロ転がる黒大豆を選別するのが好きだし、味噌作りで潰して玉にするときの手触りも好き、そして何より、みんなといただく甘くておいしい黒大豆の煮豆が大好きです。
 みんなで定植、土寄せ、葉落とし、収穫、莢出し、選別をして、畑から食卓までの黒大豆の人生を辿っていくと、この作物を好きにならざるをえません。

 そんな黒大豆を今日の午前中、やよいちゃん中心に滝川横で種まきさせてもらいました。
 黒大豆は滝川横、滝川奥、木村さん畑大の3枚の畑に合わせて5000株以上、定植する予定となっています。
 今日の作業では滝川横畑で23メートルほどの苗床用の畝をたて、5000粒の黒大豆をまきました。

 

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 畝を立てた後、鍬やトンボを使って畝の表面をきれいにならし、棒を使って条をつけました。80センチの畝幅に10センチ間隔でどんどん条をつけていきました。
 続いては本命の種まき。

 選別した自家採種の種は、大きくて美しい豆ばかりです。
 まずは畑用定規を使って豆を15センチ間隔で置いていき、後を追って、豆と豆の間にさらに4粒、豆を置いていきました。この方法で一粒一粒の間隔を測らなくても、きれいに3センチ間隔で豆をまくことができます。
 種を置いていく際、芽が出やすいように豆のへそを地面に向けて置くことがポイントです。
 一粒一粒、豆の向きを確認しながらへそが下にくるように置いていく工程は儀式のようで、無心で進めていくのがものすごく楽しかったです。心が平らになって、気持ちが清らかになった気がしました。

 

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 手が慣れてくると、スピードが上がり、均等に並んだ豆の列がどんどん伸びていきました。
 畝の上の条の中に、丸くて艶のある自家採種の黒大豆が並んだ光景にはなんとも言えない美しさがあります。土の茶色に、日光にあたって紺色に見える黒大豆の列は美術館にあってもおかしくない芸術作品です。

 購入した黒大豆もまた違う美しさがあります。種は消毒用に青紫色にコーティングされていて、太陽の光にあたると、異世界の木の実を思わせるように光っていました。

 

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 宝石のように光る豆が均等に何千粒も並んだ畝の光景もまた、芸術作品みたいでした。

 次は湿った種まき培土で、5ミリほどの厚さで覆土し、乾燥防止用の籾殻燻炭、不織布をかけました。
 今日は暑いのでたっぷりと水をやり、最後は日光を防ぐ紗をかけました。
 かなりの量をまいたので、時間がギリギリになりそうでしたが、最後には他の作業のメンバーがヘルプに周り、紗をかける作業までスムーズに時間内に終わらせることができました。

 今夜は土の中に眠る、宝石のような黒大豆の夢を見そうです。
 うまく発芽し、みんなとまたたくさん収穫、選別できる日がとっても楽しみです。

(えりさ)

 

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〈吉畑奥には、白大豆の種もまきました〉