6月13日(日)「仲間との過程を、色濃く ――父の日の演劇練習」

6月13日のなのはな

 お仕事組さん、学校組さんも含めた、1日練習。
 今日は、各チーム30分ずつ、お父さんに演劇を見てもらいました。

 お父さんが、演劇を見て回っていく前に、リビングでみんなを集めて、再度、今回の「父の日の会」で演劇をする意味、目的、そして、演劇をするうえで、役者が求められるディティールを話してくれました。

 自分の中にある、間違った価値観が自分を苦しめていること、そして、それを抜くために、今回の演劇があること。
 本質をしっかりと見定めて、何のために演じるのか、大事な1日練習が始まる前に、お父さんとみんなと、確認することができて、練習への気持ちも高まりました。

 

 

 また、演劇のディティールは(そんな細かなところまで、表現しなければならないのか!)と、思っていたより細かく、
「肉じゃがを食べているなら、肉じゃがを食べているとわかるように演じなければならない」
 というお父さんの言葉に、目が覚めました。
 今日の練習は、本気でやらなければ見苦しいものになってしまうと、危機を感じ、みんなに助けてもらって、「見えないものが見える演劇」を作っていこう、そう思い、気合が入りました。

 

 

 さぁ、さっそく練習。
 まずは、昨日お父さんに教えてもらった動きやセリフを身に着けるべく、その練習時間。
 体育館では、お父さんに劇を見てもらっているチームがいるため、みんなは図書室や居室、音楽室などで、各々練習をしていました。
 わたしたちのチームは廊下で練習していたのですが、お客様玄関や、図書室前の廊下から、胸がスカッとするような、歯切れの良い言葉が聞こえてきて、古吉野が一つになっている空気を感じると、とても心強い気持ちになりました。

 また、お父さんが「見るのも勉強になるから」と話してくれて、ほかのチームの劇の見学もしました。
 見ながら、(あぁ、そういう見せ方もあるんだ)と学んだり、お父さんがアドバイスしている内容を、自分のこととして聞くと、わたしたちの劇も、もっと面白く、もっと見やすくできるかもしれないと思い、練習に、より一層熱が入りました。

 

 

 お昼を挟んで、午後3時40分からはお父さんに演劇を見てもらいました。
 やはり、お父さんのアイデアは、奇想天外で、お腹を抱えて笑ってしまうほどユーモアであふれています。
 あるシーンでは、内容はシリアスで壮絶なのに、まるで張り手の手無しで肩を当て合ってピョンピョン動いている姿が、コミカルで、涙が出るんじゃないかと思うくらい笑いました。
 わたしも、お父さんのように、沢山の、表現の引き出しをほしいなと思いました。

 夜には、今日の練習で教わったことを45分間、各々のチームで確認して、見につくまで練習し続けました。
 涼しい体育館の中で、自分の気持ちを、仲間が深く理解して、(それでいいんだよ)と、受け止めてくれることで、わたしの心は、安心し、傷は癒えていきます。

 

 

「本番はおまけでしかない。大事なのは本番までのプロセス。過程だからね」
 お父さんお母さんの言葉を忘れず、劇を作り上げるまでの、仲間との過程を、色濃く、充実させたものにできるように、これから本番までの1週間、大切に、仲間と手を繋いで練習に向かっていきたいです。
 
(なつみ)