「小説の中で」 なつみ

6月11日

○昨日のハウスミーティング

 作業をしていると、その人の良いところが見えてきます。
 その時、(わたしは、何も持っていないな、できてないところばかりだな)と思うことが多いです。
 わたしは、空っぽの自分にこれからどうやって足りない物を入れていけばいいのか、困ってしまいました。

 お父さんは、「お前は今、自分に沢山取り込んでるじゃないか」と言いました。
「小説だよ。小説の中で、主人公と同じ体験をして、実際に似たような場面に出会ったとき、それを応用して生きていくんだ。」
 とても合点が行きました。

 みをつくしを読んだとき、澪の諦めない気持ちや、打たれ強さ、信じて求め続ける気持ちがわたしを惹き付けました。
 澪みたいになりたい、わたしも一生懸命でありたい。
 澪の気持ちを自分に取り込みました。

 小説を読んでいると、主人公の尊いと思える心持や、優しさ、思慮深さなどが、自分に入っていきます。
 主人公の気持ちを共有して、あるべき感じ方、見方、考え方などを、自分にインプットします。

 小説はすごいなぁと思います。
 何が得られる得られないのまえに、面白いから読んでいるのですが、それによって、情緒や社会性も身について、さらに読み終えた後は、力が湧いてきて、まるで、魔法の本だと思います。

 今は、重松清の「卒業」を読んでいるのですが、100ページもない一つのお話の中で、5回泣いて、癒されました。
 また、この感想も書きたいです。

 なのはなにはたくさん本があります。
 読めていない本ばかりで、もっと、ちゃんと読まなきゃなと、いつも思います。
 お父さんとお母さんが話してくださる本は、全部読みたいです。
 読んで知っておきたいです。それで、本の話を、お父さんお母さん、みんなとしたいです。日記にも書いて、みんなに知ってほしいなぁと思う時があります。
『脱出記』の感想文を書いたときは、りゅうさんやまよちゃん、ゆりかちゃんなどが、「読みたいなと思って」と声を掛けてくれて、仲間ができたようで、ものすごくうれしかったです。
 この日記を書き終えたら、『卒業』を読み終えて、感想文を書こうと思うので、わたしはここで日記を締めたいと思います。

 今日も1日ありがとうございました。
 おやすみなさい。