6月10日
○園芸ニュース
お父さん、お母さん、こんばんは。
今日は1番に伝えたい、プチニュースがあります!
新たな花が2種、咲きました。
1つはダリア。朝食前に苗の水やりをしにユーノス畑に行ったところ、思いがけずダリアが1輪咲いているのを発見しました。予兆がなかった(気が付いていなかった?)ので、(もう咲いたの?)とびっくりでしたが、ダリア特有のぷっくりとした花びらに、今年もこの季節がやって来たんだなと真夏の到来を感じました。
校内に生けようと、今季第1号をありがたく収穫させていただきました。
そして2つ目は、ヒマワリです!
こちらは夕方にハウス横を歩いていたら、ハウス下の方に黄色いものが目に入り、(??)と迷わず、駆けだしました。
(まさか…!)と頭をよぎった予感通り、ヒマワリでした。それも1輪だけでなく、2輪、3輪と。なかでも1輪は花弁を開花させ、4分咲きといった感じでした。
黄色といっても、バナナ色の鮮やかな黄色です。ぱっと目に飛び込む、涼し気な色です。
ヒマワリは種まきから定植までがかなり順調で、日に日にぐんぐんと背丈を伸ばしていました。株も太くて、どっしりとした安定感があります。
さらに今季は数品種のヒマワリを育てているので、これ以降もミニヒマワリなどが開花すると思われます。昨日、芽を出したばかりの苗もいます。
ヒマワリが咲き出したことが本当に嬉しくて、真っ先にみんなに伝えたい! と思いました。畑の通り道なので、みんなにも見てもらえたらなと思います。
夜の集合で、わたしたちは農業や演奏、スポーツを通して表現をし、それを認めてもらうことで自信や自己肯定感が高まることを教えていただきました。
そのなかの農業の話で、しっかり野菜を見て、その野菜が応えるように成長してくれると自信になるよね、という話を聞いて、(あぁ、ヒマワリがそうだ)と思いました。
種まきから定植、その後の水やりなど、ヒマワリの成長過程を気にかけていました。ヒマワリはもともと強い花なので、ヒマワリ自身の力で育った部分もかなり大きいと思います。
それでもずっと見守ってきた花だけに、開花したヒマワリを見ると、(あぁ、花が咲くってこんなにも嬉しいものなのだな)と思いました。まさにお父さんがおっしゃったように、ヒマワリの状態に自分を肯定してもらえたような気持ちでした。
この1週間の猛暑で、花も一気に旺盛に咲き出していると感じます。(ダリアとヒマワリもこの異常気象のせいで、咲くのが早いのかもしれません)
スイートピー、カーネーション、カスミソウ、スターチスがピークを迎えています。キンセンカとキンギョソウもまだ頑張っています。それと、ユーノス畑で咲いている立葵が今年は例年よりもきれいに咲いているなと感じます。校舎周りにあるアジサイも咲き出しました。
さらに、これから植えたい苗もハウスいっぱいに待っています。先日、お母さんからいただいた”アイ”も、今日、発芽が見られました。
収穫や植え付けが間に合わないくらいの何品種もの花に囲まれていると、毎日のように、花の色って本当にきれいだなと感じます。人工の色ではなく、自然が生み出した色なのに、こんなにも美しいのかと驚きます。
最近は特にカーネーションの色の多さに驚きます。単色だけでなく、グラデーションがかったものや縁だけが別の色のもの、さらに今日初めて見たものでは、真ん中できれいに色が分かれているものがありました。毎日のように、(この色、初めて見る!)と思う、新しい出会いがあって、ハウスに行くたびにわくわくします。
是非いつか、お父さんとお母さんにもカーネーションハウスに足を運んでもらいたいです。
また新しい園芸ニュースがあれば、お父さんとお母さんにも伝えたいと思います。
○劇の練習
午後からは父の日の会に向けて、演劇練習をお父さんとあゆちゃんに見ていただきました。
今日は時間が長くあったのと、メンバーがえりさちゃんと2人きりだったので、劇を見てもらうまでの時間は脚本の暗記をしようと、えりさちゃんと目標を立て練習を始めました。
約1時間半、集中して、セリフの暗記に徹底しました。
まずは言葉だけを何度も何度も声に出して読み、空でも見えるようになったら、動きを加えて、実際の場面を想定しながらやりました。当時の心境を思い返しながら、声色や表情を変えてみたり、ラストのシーンでは思い切り大きな声を出して、セリフを言いました。何度も何度も言うごとに、これまでは紙の上で文字だったものが言葉になり、最後は当時の自分の気持ちになりました。セリフがどんどんと自分のものになっていく感覚があり、言い終えた後は身体中が火照り、喉が痛いと感じるほどでした。大きな声にすればするほど、気持ちがスカッと軽くなりました。
かなり集中できたこともあって、自分のセリフを暗記するという目標は達成できました。それが達成できただけでも、本番に向けて1歩前進できた気がして、自信になりました。
えりさちゃんも暗記ができたところで、今度は2人で動きを加えて、劇の練習に移りました。
えりさちゃんがわたしが頼んだ役に完全になり切って、魂が移り込んだかのように演じてくれます。わたしがこう演じて欲しいと言う前に、えりさちゃんは声色や声の大きさを変えて、強調したいセリフを印象付けて演じてくれます。
わたしのために全力で役になり切ってくれるえりさちゃんの姿が本当に心強くて嬉しいです。わたしもみんなと一緒に前に進むために、自分の脚本だけでなく、チーム1人ひとりの脚本に役柄関係なく、全力で取り組みたいです。そしてチームリーダーとして、そういう空気を先頭を切って作ってくれる、えりさちゃんの姿がきれいだと思います。わたしもみんなの力になりたいです。
16時20分から、あゆちゃんが来てくれて、えりさちゃんとわたしの脚本を見てくれました。
あゆちゃんはこれまで、わたしたちの脚本や演出全てに目を通したわけではないのに、一度見ただけで全体像を把握して、セリフや動きにアドバイスをしてくれました。
話す速さや1つの動き。小さなこと1つでも、あゆちゃんが教えてくれるものが加わるだけで、劇や言葉が生きてくるのを感じてすごいと思いました。
あゆちゃんに教えてもらったあとに、教えてもらったアドバイスを踏まえて練習をしてみると、あるべき形に収まったような気がして、かなりしっくりきました。
あゆちゃんが真剣になって、1人ひとりの脚本に向き合ってくださっているのを感じて力が入りました。
今日半日だけでも、かなり練習が進んだ気がしました。お父さんが本番だけでなく、それまでの過程が大切なんだと教えてくださったことを思い出して、今日の練習は密度の濃い、良い時間を過ごすことができたと思いました。
わたしたちのメンバーはお仕事組さんが3人もいます。土日を大切にして、1回1回の過程をより良いものにしていきたいです。