「水際に光」 えみ

6月1日

 また久しぶりの日記になってしまったのですが、最近あったことについてかいておこうと思います。
 
*手植え
 先週の日曜日には、お仕事組さんやりゅうさん、永禮さんもいてくれて家族みんなで手植えをできたことがとても嬉しかったです。
 今年は、光田んぼ上と池下田んぼの2枚を、お昼を挟んで手植えをしました。最初の光田んぼ上では、すぐ下の光田んぼ下を田植え機で植えてくださっていたお父さんと、どちらが速く1枚終えられるかの競争で、去年とはまた違ったドキドキ感があって楽しかったです。

 私は、いくら大人数いるといっても、さすがに機械には勝てないんじゃないかなと思ってしまっていたのですが、最後の方は本当に接戦で、びっくりしました。
 みんなで一列になって、苗を3本ずつ、根元からちぎって埋めていくのは、去年もこんなことしても稲は大丈夫なんだろうかと驚いた記憶があるのですが、今回も少しびくびくしました。でも、根元の部分を3本指で掴んで泥の中にすぽっと埋めてあげると、ちゃんとぴんと立ってくれて、お母さんのカウントに合わせて手早く植えていくのは本当に楽しかったです。

 最初の方はなかなかお父さんの姿が見えなくて、このままではお父さんの圧勝だ、悔しいという気持ちになったのですが、だんだんとみんなのスピードも上がってきて、気づいたときには畔まであと数メートルというところまで来ていました。最後苗が足りなくなってしまって、1本植えになってしまったところもあったけれど、上手く育ってくれたらいいなと思いました。

 お昼は、池下田んぼの上の、池が見渡せる岸にみんなで座って、お弁当を食べました。
 私は、今まで池の存在は知っていたけれど見るのは初めてで、思っていた以上に大きくてびっくりしました。お昼を食べながら、ここには鯉が住んでいるんだという話もお父さんから聞かせてもらって、姿は見えなかったけれど時々ジャボンという音が聞こえたり、コメントの代わりにみんなの「鯉への一言」を叫んだのも面白かったです。

 午後からの池下田んぼの田植えは、永禮さんが教えてくださった新しい昔ながらの植え方でやりました。最初はちょっとやり方を理解するのに時間がかかって、やってみてもどんどん曲がっていってしまったりして難しいなと思ったところもあったけれど、少しコツがつかめてくるとだんだん楽しくなってきて、反対側から来ていたみかちゃんと行き会った時にはとても嬉しかったです。
 田植えはあっという間に終わってしまって、次できるのはまた来年かと思うとちょっと寂しいけれど、また草取りや稲刈りなどで田んぼに入れる機会が楽しみだし、今年のお米が豊作になるといいなと思いました。

*蛍ツアー
 今日は、遅めの夕食をとって、みんなと夜に蛍ツアーに行きました。
 夕方の時間に、河上さんやお母さんが来てくださって、子供組みんなで浴衣の着付けを教えてくださいました。
 お母さんがみんなにそれぞれ似合うものを選んでくださって、紺色に揃った浴衣を着させてもらいました。今日はお母さんにほとんどやってもらってしまったのですが、ちゃんと着方を覚えて次は一人でも着られるようになっておきたいなと思いました。

 着付けが終わると、子供組の集合写真をお客様玄関の前でかにちゃんがとってくれました。ほとんどのみんなは今日初めて着た絵柄の浴衣だったのかなと思うのですが、それぞれその子の物なんじゃないかというくらいぴったり似合っていて、すごく可愛かったです。
 サリーちゃんやみつきちゃんが古吉野周辺でとってきてくれたお花を髪につけて、少しお化粧もするとそれだけで気分が上がって明るい気持ちになれました。「かわいい!」とすれ違うみんなが口々に言ってくれて、恥ずかしかったし、素直にその言葉を受け入れていいんだろうかと思ってしまう自分もいたけれど、やっぱりそういってもらえると嬉しかったです。

 夕食後、お父さんお母さんのインスパイアを先頭に、みんなと車で蛍ツアーに出発しました。
 小さいころにも何度か蛍を見にいったことはあったけれど、こんなにたくさん、しかも力強く光る蛍を見たのは初めてでした。石生大回りの川沿いについて、車を降りた瞬間、水際に小さな光がたくさん見えて、蛍が飛び交っている光景が本当に綺麗で、涙が出てきそうになるくらい美しかったです。最初は目を凝らして探していたのが、1匹見つけると次々と芽に入ってくるようになりました。

 浴衣を着た子供組のみんなと、畔のところでじーっと川の上を飛び交う蛍を見つめている時間が、本当に幸せでした。れいこちゃんが1匹、蛍を捕まえてくれて、初めて間近で見ました。見るとちゃんとお尻の部分が黄色に発光していて、手の上にいるのに全く飛ぼうとしないのが不思議でした。普通虫だったら、人に捕まえられたら逃げ出そうとするのかなと思うのですが、まるで安心しきっているようでした。

 しばらく蛍を目で追っかけることに集中していたのですが。ふと振り向くと、道路の脇にお父さんお母さんやみんながずらーっと並んで川の方を眺めていて、なぜだか分からないけれど、自分はこんなにたくさんの仲間に囲まれているんだと改めて感じて安心して温かい気持ちになりました。
 古吉野に帰ってくるとき、滝川の方にもたくさんの蛍の光が見えて、工事をしていたこともあって今年はあまり見えないかもと聞いていたけれど、蛍たちが流されていなくてよかったなと思いました。

 昨日の午後には盛男おじいちゃんにナスの様子を見ていただき、青枯れ病の心配は大丈夫そうだということを教えていただいて、ありがたくて嬉しかったです。でも、今少し元気がないのは、最近かなり暑くなってしまっていて水分の変動が大きかったり、お父さんが指摘してくださったように、牡蠣殻の入れすぎで塩害の影響もあったりするのかなと思います。おじいちゃんにアドバイスをいただいて敷き藁をしようということもやよいちゃんが考えてくださっていて、それで少しでも水持ちがよくなってくれるといいなと思うし、ナスに勢いがついてくれるようにお祈りしていたいです。

 まだ書きたいことはたくさんあるのですが、今日はここまでにします。
 最後まで読んでくださりありがとうございました。