
6月1日のなのはな
僕は5年生教室生まれ。吉畑手前ハウス育ち。ハウスにいたときは、れいこちゃんやりなちゃんたちが、毎朝7時20分に水を飲ませてくれたんだ。ときどき僕の色が薄くなってくると、硫安入りの水を飲ませてくれて、アブラムシがくっついてたら洗剤防除で守ってくれた。
今日が引っ越しの日だって、14時に聞いたんだ。急だったけど、最近お家が窮屈で、新しく広いお家にいけると思うとワクワクしたよ。
当日の午前中が、僕の家づくりだったんだって。途中でお父さんが来て、僕のお母さんたちに、「もっと頭を使って、良い作業をしようよ」と話してくれたんだって。
午後、僕はアミノ酸とクエン酸の液を足元から吸って、やよいちゃんが新しいお家につれていってくれた。みんながちゃんと考えていい作業をしよう、スピーディに動こうと思って、僕を引っ越しさせてくれた。僕がすぐお家になじめるように、お家に水をやってくれていて、嬉しかったなあ。三角畝のお家でも、水が飲めるように、僕の周りをぐるっとくぼせてくれたんだ。

僕たちは石の下畑に107人、半分畑に217人。頑張って大きくなるからね。
(さくら)
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池上桃畑の桃の袋掛けを、あんなちゃんや何人かのみんなと進めました。
今日は、ニューオレンジ袋を使って、主に「なつごころ」という品種の2本の木の袋掛けをしました。
桃の実は、袋掛けをしている期間の間にも日に日に大きくなっていて、摘果の時には2,3㎝の小さな実だったのが、今は4,5cmもの大きさになっていて、その成長の速さにびっくりしました。
最終の摘果はすでに済んでいるのですが、虫食いや変形、少し摘果の甘いところなどは、袋掛けの時にいい実だけを選びます。あんなちゃんから実と実の間隔などを教わりながら、一つひとつの実が大きくなることを想像しながら袋掛けをしていくのは、頭を使うけれどすごく楽しいなと思います。
袋掛けの最中には一人ひとり集中した空気があって、その中での作業は緊張したけれど、夢中になれてとても楽しかったです。最初は慣れていなくて、一つ袋をかけるのにも手こずってしまっていたけれど、だんだんとみんな慣れてきてスピードも上がってきたのかなと思います。
今日、袋掛けをした池上桃畑の木は、9年生でかなり木自体も大きくなっているということを、あんなちゃんから教えてもらいました。その通り、枝がたくさんあって、つけてもつけてもまだ実があるという感じだったけれど、その1本が完成したときには達成感を感じて嬉しい気持ちになりました。
最後には、おかやま夢白桃の木にも取りついたのですが、たくさんの大きくて綺麗な実がついていて、コロンとした実がとても可愛らしかったです。
これからまだ袋掛けの作業は続くので、自分も精一杯頑張りたいし、作業の続きをできるのが楽しみです。
(えみ)