「美しい景色が広がる」 れいこ

5月28日  

 田植えが始まりました。
  田んぼに水が張られて、青空が2倍に広がったみたいに、美しい景色が広がるこの季節が好きです。
 今日は、お父さんチームで機械植えのお手伝いをさせてもらえて、とても嬉しかったです。みかちゃんとどれみちゃんと、午後からあゆちゃんとも一緒にさせてもらえて、すごく楽しかったです。  お父さんは、田植え機がとても良く似合います。乗馬をしているように、しなやかで力強くて、美しい後ろ姿です。
 田植え機の「早苗ちゃん」も、年に一度のこの日を心待ちにしているようでした。4本の爪で、カンカンカンカンと気持ちの良いリズムを刻んで、苗を植えていきます。とても働き者で、チャーミングな魅力のある機械です。
 まえちゃんやみかちゃんが中心になって、お米づくりを引っ張っていってくれて、播種から育苗、田んぼの整備など、細部まで心の行き届いた段取りがあって、今日の田植えも行われました。
 機械の調子もものすごくよくて、初めから終わりまでとてもスムーズで、本当にすごいなと思いました。 
 お父さんチームで、4枚の田んぼを回りました。初めに那岐山3反田んぼ、次にカーブミラー田んぼ、交番先田んぼ、そして川向こう田んぼでした。「石生」という地名だけあって、石が多かったり、変形だったりする田んぼもありましたが、お父さんの田植え機が通った後には、どこまでもまっすぐに、4条の苗の列が伸びて、本当に美しかったです。
 お父さんが「すごくいい調子だよ!」と、笑ってくれると、とても嬉しい気持ちになりました。

 今日の天気はまさに田植え日和で、真っ青の空に、白い雲がポコポコ浮かぶ、初夏の陽気でした。
 那岐山もくっきりと映えていて、写真を撮らせてもらっていても、心が踊りました。
 苗の打ち損じがないか、マーカーがしっかりついているかなど、お父さんの田植え機の後ろを交代でついて歩いていくのが楽しかったです。
  みかちゃんが、田植えの補助の役割や、入水口、排水口の止め方など、たくさんのことを教えてくださいました。 終始明るくてパワフルで、一緒に居させてもらうだけで自分も力が沸いてくるような、みかちゃんがすてきだなと思いました。
 どれみちゃんの大きな笑顔や、常に前向きな言葉や姿は、周りの人を勇気づけたり、安心させてくれる力があります。いつかどれみちゃんのような、力強く安定感のある優しさを持てるようになりたいと思います。
 あゆちゃんが、畔の草刈りや、畔塗など、広い視野でいろんなことに気が付いて、早くて美しい仕事で進んでいくのがすごいなと思いました。
 特にあゆちゃんが、草刈り機のエンジンをかけるときの姿が、心に焼き付いていて、背筋をすっと伸ばして、丁寧に機械に触れるまっすぐに伸びた指先も、こんな風に美しい姿で作業ができるのか、とハッとさせられました。
 あゆちゃんがすごく優しいなと思いました。 

 最近では、とても悲しい気持ちになることがあって、自分でも抗いようのないほど大きな波に襲われるような感覚がありました。
 自分でも説明がつかないくらい悲しくて、動けなくなってしまうのが辛かったけれど、お父さんお母さんがどんな時も見方でいてくださって、原因が分かるまで一緒に考え続けてくださいました。
 まだ答えには辿り着けていないけれど、じんわりとあたたかく包まれるような安心をいただきました。
 何ができてもできなくても、ここにいたらいいよ、とお父さんお母さんがずっとそう言い続けてくださって、ようやく少しずつだけれど、本当にそう思えるようになってきていると実感できることが、すごくありがたくて、嬉しいです。
 何度も振出しに戻ってしまうから、もう笑いたくない、嬉しことも認めたくない、そんなやけくそな気持ちだったのに、今日はやっぱり楽しかったです。
 明日も田植えが上手くいくように、私も明日できることを頑張ります。
 お父さんお母さん、みんなのことが大好きです。