5月23日(日)「解き放って、全力で――豊作祈願、泥んこ運動会!」

5月23日のなのはな

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 最高気温30度、空は見渡す限り青空が広がる快晴! そして、今日は、家族みんなで泥んこ大会! 天気が味方してくれて、当日はとてもポカポカして暖かい泥んこ大会日和でした。
 午前12時45分、古吉野の中庭でみんなが集まり、チーム発表がありました。お父さんお母さん、盛男おじいちゃん、永禮さん、秀幸さん……ゲストの方も来てくださって、家族がたくさん増えたようで、とても賑やかでした。みんなは麦わら帽子を被って、半袖短パンの姿、今から海にでも行くような気分になって、あゆちゃんからチーム発表を今か今かと待ちました。

 赤、黄色、青、緑、ピンク、白の6チームが分けられて、それぞれのチームに、各色のメガホン、タオル、色紙が人数分、そしてペインティングの絵の具が渡されました。
 私は、ちさとちゃんリーダーのピンクチームに所属しました。ピンクチームには、ゲストとして来てくださった秀幸さんが入ってくださり、とても心強いなあと思いました。
 チームのみんなで、薄だいだい色の絵の具で顔にペイントをしました。チームみんなと同じ色で、同じようにペイントをすると、何かの民族になったような団結感があって、強くなれるような気がしました。たくさんの民族が作られて、これからの戦いにワクワクドキドキしました。

 

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 泥んこ大会の会場は、池下田んぼです。山の中の池下田んぼは、なのはなの子だけが知っている秘密基地のような場所でした。池下田んぼに着くと、泥の畦が真っ直ぐ綺麗に作られていて、田んぼの水面がキラキラ太陽の光を反射させていました。とても穏やかな空気が流れていました。
 開会式が行われました。まず、開会宣言。お父さんがメガホンを片手に、泥んこ大会への意気込みを話してくれました。いよいよ、泥んこ大会が始まるんだな、と感じて士気が高まってきました。
 続いて、けがをせずに安全に、全力で楽しめるように準備体操をしました。実行委員さんが丘の上に上がって、お手本を見せながら、声をかけて下さいました。
「しこを踏んでー! せーの、いっちに、さんし…」
 実行委員さんが考えてくれたオリジナルの準備体操が、これからの種目を予測させるようなとても面白いものでした。

 

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 1種目目は、泥んこ相撲! 2チームが向かい合って、1対1で戦い、1回の勝ちが白星1と得点に加算されていきます。チームのなかで、なるべく多くの人が勝つと、その分、得点も多くなります。
 1試合目、2試合目で戦うチームのみんなの姿を見て、どんどん緊張が高まってきました。心臓の鼓動がどんどん速くなってきます。勝てるだろうか…という不安、もしかすると勝てるかもしれない、という望みが行き来しました。3試合目は、ピンクチーム対青チームの試合でした。
 
 田んぼの中に裸足で入りました。水がひんやりと冷たいのかなと思って、慎重に足を入れると、水は少し暖かくて、泥の中は、ひんやりと冷たかったです。想像以上に泥は滑らかで柔らかく、足が深く泥の中に沈んでいきました。とても気持ちが良いなあと思いました。
 次々と、チームのみんなが勇ましく試合に出ていきました。目の前で、試合を見て、チームの人を、応援することが出来ます。躍動感を近くで感じて、応援しているだけでも楽しかったし、泥まみれになって、勝っても負けても笑顔で帰ってきてくれるみんなの表情は、とても清々しく見えました。

 

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 私は、ゆりかちゃんと相撲を組みました。しこを踏んで、手を組んだ時に、ゆりかちゃんの手の力が伝わってきました。お父さんの始めの合図とともに、足に力を入れて、全力で踏ん張りました。
 とても長い時間に感じました。押しても押されても、なかなか足が浮くことはなくて、気持ちの勝負でした。少し気が緩んで、足の力が緩んだとたん、ゆりかちゃんのパワーに押されて、背中から泥の中にダイブしました。
 負けたことはとても悔しくて、もう一度リベンジしたい! という気持ちが強くあったけれど、泥の中に頭から全身浸かって、とても気持ち良いと思いました。まけたはずなのに、清々しい気持ちになって、不思議だなあと思いました。

 

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 2種目目は、チャンバラ対戦です。おもちゃの柔らかい剣を使って、剣道のルールで戦います。
 剣を持って戦いに行くみんなの姿は、普段とまるで違って恐ろしくもあり、勇ましくもありました。おもちゃの剣なので、振り回すとふにゃふにゃとしなります。それでも粘り強く相手の「面」「胴」「小手」を狙い続けるみんなの姿が、とても面白かったです。りゅうさん対やよいちゃん、秀幸さん対けいたろうさんの試合など、観戦していてもどちらが勝つのか最後まで分からなくて、ハラハラドキドキしました。

 

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 3種目目は、騎馬戦です。1試合につき、全チームの騎馬が一騎ずつ出場して、騎馬を崩し合います。一騎のみが崩れずに残った時点で、勝敗が決まります。
 私は、3試合目の騎馬に乗らせてもらうことになりました。
 1試合目、2試合目は、観戦をしました。騎馬が作られて、お父さんの「はじめ」という声と共に、緊迫した空気が流れました。どの騎馬が狙われるのか、襲撃をいつ受けるのか分からない緊張感が、観戦していても伝わってきました。

 

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 騎馬と騎馬がぶつかりあって、上の人を引きずり下ろしたり落とそうとしたり、本当に壮絶な戦いでした。みんなが全力で騎馬にぶつかって、攻撃し合っていて、迫力がものすごくありました。3つの騎馬に囲まれて一つの騎馬が攻撃を受けていても、どれだけバランスが崩れていても、必死に起き上がっていくみんなの粘り強さが、本当に凄いなあと思いました。

 

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 3試合目で、上に乗って、騎馬戦に出た時は、心臓が爆発しそうなぐらい緊張したり、怖い気持ちもありました。思いっきり他の騎馬に激突して、もみ合っていると、怖さも忘れて、野生化したように夢中になって戦っていました。
 騎馬が崩れた時は、未練はあまりなくて、全力は尽くすことが出来て同じ騎馬を作っていたみんなと笑顔で退出することが出来ました。過酷な戦いだったけれど、チームのみんなで協力し合えて嬉しかったです。

 

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 4種目目は、リレーです。田んぼの中を一人半周走ってバトンとなるメガホンを繋ぎます。
 みんなの走る水しぶき、歓声、悲鳴…色んな声や音が耳に入ってきて、大盛り上がりでした。私も負けずに、ピンクチームを声が枯れるぐらい全力で応援しました。みんなが水面を走るトカゲのように、軽やかに泥の中を走っていて、走っている姿を目まぐるしく追いました。泥の中で転ぶ人、メガホンを落とす人、何でもありで、コロコロと順位が変わって、抜かしたり抜かされたり、とても忙しくて最後まで気が抜けませんでした。アンカーのみんなが、ゴールインと共に泥の中へダイブしていって、本当に盛り上がって楽しいリレーでした。

 

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 5種目目は、棒引きではなく、タイヤ引きです。新しい種目で、とてもワクワクしました。田んぼの中心のラインにタイヤが7つ並べられました。
 チームの陣地に持ってかえることが出来たタイヤの数で、勝敗が決まります。初めてするので、どんな作戦ですると、勝つことが出来るのか、手探りの状態で試合が始まりました。
 タイヤを挟んで、2チームが向かい合って、「はじめ!」の合図とともに目の前に置かれたタイヤへまっしぐらに走り出しました。泥の中に埋まりかけたタイヤを、片側から走ってきた白チームの相手と一対一で引っ張り合いました。

 

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 泥に埋まったタイヤは重くて、なかなか前に進みません。踏ん張るうちに、体がどんどん泥に飲み込まれていきます。歓声は大きく上がっているはずなのに、何も聞こえなくて、視界にはタイヤしか見えませんでした。我を忘れて夢中になってタイヤを引っ張りました。
 ピンクの色紙がひらっと見えたかと思うと、みつきちゃんが応援で来てくれていました。本当にチームのみんなの存在が心強く思いました。泥と、タイヤと、黄色チームと対戦しながら、全身泥まみれになりながら、終わりの合図まで粘り強く戦い続けました。
 3試合を2対1で勝利できたときは、とても嬉しかったです。チームの人に貢献できたような気がして、嬉しかったです。
 タイヤを囲んでたくさんの人が、引っ張り合っている姿、泥の中に全身を埋めながらも頑丈にタイヤにしがみついているみんなの姿が勇敢でとてもかっこよかったです。

 

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 今の時点で結果は、1位白、2位赤、3位黄色、4位ピンク、5位青、6位緑の順でした。ここで、逆転のチャンス、丘の上で私達の戦いを見て下さった盛男おじいちゃんや、お母さんや永禮さんが、ボールを投げて下さって、そのボールをキャッチしたチームには、点数が加算されます。

 

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〈盛男おじいちゃんたちが投げてくれたアイテムめがけて走ります!〉

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 ボール、フリスビー、貯金箱の3種類が泥の中に投げ込まれました。そのアイテムの点数も集計されると、まさかの逆転、緑チームが5位で、青チームが最下位の罰ゲームとなりました。
 みんなで輪になって青チームのみんなを囲い、泥の浴びせ合いをしました。泥んこ大会が終わった後も、みんなで手を繋いで泥の中へダイブしたり、取っ組み合いをしたり、勝っても負けても隔たりなくみんなで笑って遊べた時間が、とても幸せだなあと感じました。

 

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〈閉会後も夢中で遊びました〉

 

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 泥んこ大会で、一皮も二皮も剥けたような清々しい気持ちになって、明日からも元気いっぱいでみんなで頑張れそうだなあと思いました。
 家族みんなで、泥んこ大会ができてとても嬉しかったです。

(りな)