【5月号⑩】「夏キャベツの植え付け」 さき

 四月下旬、つつじもつぼみが見え始め、次々と木々の緑が目立つようになりました。

 野菜も春から夏へと切り替わる季節です。春キャベツとバトンタッチするように、いよいよ夏キャベツの定植がやってきました。

 今作は、なのはなでもおなじみの「おきな」という早生品種です。大きい球では四キロを超えるものもあるほど、大型のキャベツです。今、本葉二、三枚でピンとして緑濃く、いきいきとしています。

 キャベツの定植と聞いて、私はまず定植の段取り、役割別の動きと流れを考えました。

 当日、具体的に時間の目安、持ち物、役割に無駄がないようにするためです。前回の作業の反省点を踏まえ、今回はより綿密なプランを持って定植に臨もうと思っていました。

 四月二十三日の朝食前から、チームみんなで畝立てをし、約二十畝をスピード感ある空気の中でできました。立てた畝は、上から見下ろすと芸術的で、とても美しかったです。午前は、残りの畝立てと植穴準備を半日でやり、五人と少数ながらベストパフォーマンスだったと思います。途中、終わらないかと一瞬不安が過りましたが、みんなが気持ちを添わせて動いてくれて本当に助けられました。

 

 

 午後からの定植には、ほかのチームからもたくさん人が来てくれて、八百七十四株の定植、追肥、草敷き、ネットがけまで終わらせることができました。みんなでやると楽しくて、達成感があってうれしかったです。時計をみると、午後四時三十五分。余裕を持って作業をできて、余った時間で絹さやの手入れをしました。

 この定植を通して、たとえどんなに作業量が多く思えても、心持ち一つで、一生懸命やっていたら絶対にできるんだと思いました。作業の前に、あらかじめプランを立てておくと、頭の中で整理できて迷いがなかったです。この経験を踏まえて、これからは他の野菜も事前に定植の段取りを紙に起こしておいて、プランをもってやろうと思います。また、夏キャベツは第二弾・三弾と続くので、次回につながるように、どんどんよくしていきたいです。

 無事に定植をおえられたキャベツが、活着して元気に大きく成長していけるように、追肥や水やりなど手入れをかかさず、おいしいキャベツを多くの人に届けたいです。