「桃の本摘果」 りな

5月17日

 今日も天気は雨模様で、少し空が暗くどんよりとしていました。でも、朝食で食堂に向かうと、朝食当番さんが、明るい声と表情で迎えてくれて、それだけで気分もぱっと華やかになるなあと思って、朝食当番さんの心遣いがとても嬉しかったです。「キンセンカスマイル」、朝食当番さんはそう言っていました。今、食卓にキンセンカがとても綺麗に飾られていて、朝食当番さんの表情もキンセンカみたいだったなあと思いました。

 午前は、あんなちゃんや何人かのみんなと一緒に、桃の摘果に入らせてもらいました。私は昨日の午後は、他の作業で摘果には入れなかったのですが、雨の中みんなが摘果を進めてくれていて、ありがたいなあと思いました。今日、みんなと一緒に摘果を出来るのが嬉しいなあと思いました。

 天気が味方してくれて、作業を始める時間から、雨が止んでくれました。でも、桃畑に行くと、畑に生えている草や桃の木や実がしっとりと雨で濡れていて、いつもとは違う桃畑に来たようで、新鮮な気持ちになりました。
 昨日、池上桃畑が摘果が完了したと聞いて、あと残りは開墾26アール、夕の子桃畑、新桃畑、古畑だけです。まず初めに、夕の子桃畑に行きました。
 夕の子桃畑には、夏ごころという品種2本と、川中島白桃という人工授粉をした品種1本、白麗が2本、一番奥の木は恵白という品種の木がありました。白麗は、清水白桃のように硬核期後に生理落下が起こるので、他の品種の本摘果よりも1.2倍から1.5倍の実を残すんだと、あんなちゃんが教えてくれました。清水白桃は繊細な品種だと以前教えていただいたことがあるけれど、生理落下があるんだなあと思って、桃の木も生きているんだなあと思いました。

 葉にしずくが付いていて、雨が降っていなくても、少し袖が濡れました。でも、気温が高かったので、しずくが付いても気持ちよく感じました。
 桃の実は、日に日に大きくなって、今はオッケーサインぐらいの大きさになっていました。受精していない実は、明らかに小さくて、小さい実は優先的に落としました。また、虫食いや変形が実が大きくなるごとに分かりやすくなってきていて、大きくて綺麗な実が残るように、気を付けました。

 袋かけされている情景を思い浮かべながら、どんな間隔で残すのかイメージしました。落としたらもう取り返しがつかないし、残した実は袋かけされて、誰かのもとに届くんだなあと思うと、とても緊張しました。でも、少しずつ間隔が慣れてきて、あんなちゃんにも見ていただきながら、少しずつ自信が付いてきました。

 みんなで2本の木に取り掛かって進めていきました。一本終えるごとに、達成感を感じました。みんなで摘果をすると、時間もあっという間に感じてとてもスピーディでした。

 新桃畑には、夏ごころ、紅清水、そして、新しくお借りした大きな木の、清水白桃がありました。夏ごころと紅清水は4年生ぐらいのまだ小さな木で、2人、3人のグループになって、一つの木に取り掛かりました。
 まだ背丈も低い小さな桃の木だけれど、大きくて立派な実をいくつも枝に付けているのが凄いなあと思って、桃の木から元気をもらいました。
 桃の実にガクがついていると、ガクがしずくで濡れて桃の実の髪の毛のように見えて、可愛いなあと思いました。
 
 午前で夕の子桃畑、新桃畑、開墾26アールの上段の木を数本進めることが出来て、スピーディにみんなと協力して進めた時間がとても楽しかったです。

 午後は、あんなちゃんやお父さんお母さんも来てくださって、古畑で桃の本摘果講習会を受けさせてもらえてとても嬉しかったです。
 これまで、本摘果には午前も含めて何回か入らせてもらいました。その時に、あんなちゃんに、たくさんのことを教えていただきました。そのことを、全部あんなちゃんが紙に分かりやすくまとめてくださっていて、とても嬉しかったです。紙を見ることで、整理されてより本摘果がやりやすくなるなあと思いました。

 今年は桃の実の成長が例年よりも遅いんだとあんなちゃんが教えて下さいました。だから、本摘果の時期も、桃の実の大きさ、成長を見ながら考えるんだと伝えて下さいました。地球温暖化の影響などで、異常気象になっても、桃の状態を見て適切な時期に、適切な手入れを出来ることが、本当に凄いことだなあと思いました。桃の様子を見て、適切な手入れが出来るあんなちゃんが優しいなあと思いました。

 古畑の紅清水と白鳳の2本の摘果をしました。私は初め、さきちゃんとペアになって一本の枝を担当しました。さきちゃんとこれはどっちを残したらいいかな? と悩んで考えながらしていくのが楽しかったです。あんなちゃんに質問もさせてもらったり、評価してもらって、分かるところがたくさんあって、嬉しかったです。
 雨が降っていたけれど、みんなで一体となって、2本の摘果を終わらせることができて、とても達成感があって嬉しかったです。今日残した実が、袋かけされて、収穫されるんだなあと思って、どの実も大切だなあと思いました。

 桃の摘果が今日でたくさん進められて嬉しかったです。ハウスミーティングの時間も、お父さんにたくさんお話聞かせていただけてとても嬉しかったです。明日も出来ることを精一杯頑張りたいです。