「広い視野で」 つき

5月17日

 今日は、久しぶりに演奏ができて嬉しかったです。衣装を着て演奏をすると、気持ちが正されて決意を固めていけるように感じました。毎日夜に練習をしてきた時間も、コンサートの前のような感覚を久しぶりに感じられて嬉しかったです。こうして表現をすることで見えない世界を自分で見ながら気持ちを大きく動かし、そうしながら気持ちを作り、固めていけるのだと思いました。
 
 普段どれだけ自分に厳しく生活をしているかがダンスや表情に出る、というお父さんのお話をきいて、本当にその通りだと思いました。逆に、表現をして厳しく踊ると、気持ちも強くなったように感じました。こういう気持ちで普段から生活をしなければいけないのだと、自分の甘さを身にしみて感じさせられました。きっと、伝えられるような表情ができるようになったら、もっと表現することも楽しくなるのだろうと思います。

 ダンスだけでなく、衣装の方でも自分の未熟さを痛感しました。担当野菜の定植、ダンス練習、衣装の準備と、いくつかやるべきことが重なる状況の時に自分がいっぱいいっぱいになってしまいました。段取り不足で自分で時間を作ることができず、焦る気持ちばかりが募ってしまいました。

 そんな時に、はるかちゃんがたくさん助けてくれました。一番気がかりだった、シャンセリアとグレイテストの配色を一緒に考えてくれて、フォーマットの抜けにも気づいてくれました。衣装合わせの時、私は頭が働かなくて役立たずでしたが、はるかちゃんが気を配ってくれました。学校の勉強も忙しいだろうけれど、衣装部として一緒に考え、行動してくれたことがすごく嬉しかったし、心強かったです。はるかちゃんと一緒に作業をしていると余計なこだわりがなくて、ポイントを押さえてテキパキと考え、行動をしているのを感じます。自分のスピード感、応用力のなさ、スケールの小ささをものすごく感じ、自分のできなさに絶望もするけれど、それが今の自分の姿であって、きちんと受け入れようとも思いました。

 私は、すごく大きなことをするような感覚になってしまっていたけれど、はるかちゃんがすごくテンポよく考えてくれるのを見て、そんなに難しく考えて時間をかけて悩む必要はなかったのだと思いました。自分が小さなことで悩んでいたこと、いらないこだわりをもっていたこと、物事の本質を見られていないことに気づかされます。

 衣装の片づけについても、はるかちゃんと話すことができました。お母さんも気にかけてくださり、はるかちゃんに助けてもらうよう話してくださったことがとてもありがたかったです。私の狭いキャパシティーでは、上手く進められないと思っていましたが、はるかちゃんとどんな方針で進めていくかを話せたことで、大分気持ちの整理がつきました。

 この点に関しても、私は完ぺきにやろうと、0か100になってしまっていたと思いました。衣装室をきれいにしたい、という気持ちは自己満足であって、なのはな全体としてどうかということをしっかりと考えられていなかったです。細々した片づけは、大きなイベントの前の準備の時についでにやったり、自分の空き時間で少しずつ進めていくこと。まだ置き場が確定していないものや、今後どうなるか分からないものはとりあえずすぐ移動できるように段ボールなどにまとめておくこと。完ぺきにきれいでなくても、いつでも使えるようにしておく程度で良いのではないか、ということ。そういう話をしてくれて、不可能な理想ではなくて、現実的に畑を優先しながら並行してどう進めていくか、その上でできる限りのことをしたらいいのだと思いました。

 ただただきれいにするだけが正しいのではない。以前にお母さんからも教えていただいたように、全体を上から見て、大きく広い視野で物事を見ていかなければいけないと、改めて感じました。今の自分の大きな課題だと思います。ポイントを抑えるのができないのが今の私です。
 
 だから、お父さんお母さんや衣装部のみんなにも助けてもらっていきたいと思います。衣装のことだけでなくて畑などの作業でも、もっと自分ができないということを受け入れて、どうしたらいいかを相談し、成長していきたいです。お父さんがハウスミーティングで教えてくださったように、できなくていいという気持ちです。いい子をしてきた自分にとっては、言葉で言うよりも難しいかもしれないけれど、ハウスミーティングの時のお父さんの優しい表情を思い出すと、なんとなく安心できます。それでいいんだと思えて、怖くなくなってきます。そうしたら、自分の中だけでいっぱいいっぱいになって、勝手に苦しくなることもないのだと思います。なによりも、なのはな全体のため、みんなのための自分でいられると思います。そういう自分でありたいです。
 まとまらない文章になってしまってすみませんでした。