三日間の山小屋キャンプで、おじいちゃんの山で自然を満喫してのびのび遊べたことや、古吉野会場でもお互いに楽しませて、楽しんで、家族みんなと過ごせたことが嬉しかったです。
今回はりゅうさんの弟さんとそのお友達が一緒にゴールデンウイークを過ごしてくださってとても嬉しかったし、須原さんや永禮さん、卒業生のそらちゃんファミリーやあゆみちゃんファミリー、ゆうきちゃんたちも帰ってきてくれて、たくさんパワーをもらいました。

■一日目 キャンプ幕開け
キャンプ一日目の午前は、吹き矢大会で幕を開けました。
私は吹き矢の実行委員を、ゆいちゃん、のんちゃん、なつみちゃん、ななほちゃん、さりいちゃん、けいたろうさん、さやねちゃん、ゆかこちゃん、のりよちゃんと一緒にさせてもらいました。
この仲間とは、準備期間から、キャンプのゲームやBBQもずっと一緒で、たくさん時間を過ごせて嬉しかったです。
吹き矢は三日間を通してゲームに入っていたので、みんなに楽しんでもらえるよう、色んなバリエーションのゲームを考えたり、矢を精度高く作れるよう研究したりしました。
楽しんでもらえる企画を立てることは、とても難しいけれど、これ以上ない喜びを伴うことでもあるんだなと、今回のキャンプではたくさん実感できる機会がありました。
準備をする過程で、お母さんが、
「一番隣にいる人が、楽しんでいるかなと気遣ってね」
と言ってくださったことがとても心に残っています。
全員に楽しんでもらおうと思ったら、プレッシャーばかり大きくて、前に進めないけれど、私は吹き矢が大好きなお父さんのために、いい会にしたいと思ったら、すごく力が湧いてきました。
それでも、私は頭が固かったり、きちきちしすぎてしまったりして、時々思い詰めてしまうことがありましたが、ゆいちゃんやのんちゃんがいつも同じ気持ちで、一緒に引っ張っていてくれて、そのことにすごく救われたし、嬉しかったです。
仲間の思いやりに触れるとき、リーダーだからプレッシャーに感じたりすることは全くなくて、どこまでもチームプレイに意味があるんだなと教えてもらいました。
いつも突然に投げ出したくなってしまう自分が嫌だったけれど、今度の準備の過程では、行き詰まったときもとりあえず保留にして、最後までやり切れたことは私にとって大きな成功体験だったと思いました。
吹き矢大会では、「なのはなこびと図鑑」というテーマで、なのはなの周りでみられる春の花や植物、動物をモチーフにしたコビトたちの的を作りました。
そのコビトたちが本当に可愛らしくて、チームの雰囲気も和やかにしてくれるように感じました。モモコビトにアメフリコビト、タケノコビトにヒヨドリコビト、ゲストの弟さん方がサツマイモが大好きだということでイモホリコビトなど、全十二種類を考案しました。
絵の得意なゆいちゃんやなつみちゃん、さりいちゃんがデザインをしてくれて、みんなで色を塗って、とても愛おしい存在になりました。
トラクターに乗ったお父さんをモチーフに描かれた、チチコビトはふりこのように動く仕掛けにしました。

そして、なんといっても、矢の作成にはとても力を入れました。
吹き矢の面白さは、矢の精度で全てが決まるというほど、矢は重要です。
■真っ直ぐに飛ぶ矢を
初めにお父さんに作り方を教わって、何本か試作してみたものを、なつみちゃんと一緒に、お父さんに見ていただきに行きました。
その時、お父さんは、
「これは、手にボンドがつくのを恐れただろう」
とおっしゃって、それは図星だったので、つい吹き出してしまいました。
そこで、くぎの頭の下側にあらかじめ、ボンドをたっぷりとつけることが重要だということが分かったので、試行錯誤を繰り返して、早くて確実な作り方をなつみちゃんたちと見つけ出すことができたことが、とても嬉しかったです。
実際に実行委員のみんなで、全ての矢を試し打ちしてみて、作った矢の九十パーセントくらいが、スカッ、パスン、と気持ちい音を立てて、まっすぐに飛んでくれて、そのときはとても爽快でした。最後には全ての矢がしっかり飛ぶのを確認して、大会ではみんなに均等に良い矢を届けられたかなと思いました。
一日目は、ノーマルな的を狙う個人戦、チームで協力してコビトの的を狙う団体戦、五×五のマスでビンゴを狙うストラックアウトの三種目を行ないました。
なんといっても、吹き矢という遊びがシンプルにとても楽しいので、みんなで思いっきり満喫できて嬉しかったです。みんなに楽しんでもらえたかなと感じられて、私もものすごく嬉しかったです。
午後からは、新聞紙ファッションショーがありました。私はなつみちゃんがモデルさんの、さとみちゃんチームでした。
さとみちゃんは当日はお仕事でいられないけれど、トランスフォーマーになれるすごく素敵な衣装のアイデアやミニチュアを事前に作ってくれて、そんなイメージを描けるさとみちゃんがとてもすてきだなと思いました。
■テーマカラーはオレンジ
当日はあゆみちゃんがチームに入ってくれて、一緒に制作させてもらいました。あゆみちゃんが作ってくれる空気があたたかくて、たけちゃんもそばで、新聞紙をクシャクシャしながらご機嫌にしていて、可愛らしかったです。
なつみちゃんのテーマカラーはオレンジで、衣装は蝶々にトランスフォームできるという、とっても可愛らしいデザインでした。
新聞紙や広告で骨組みもしっかり作って、少し重厚感のある、なんとなく宇宙服のような雰囲気が未来的で気に入っていました。
中から立体的な何重もの羽がでてきて、触覚も生えていたりして、なつみちゃんのお茶目で可愛い雰囲気にぴったりで、すごく嬉しい気持ちになりました。
製作時間は二時間四十五分あったけれど、実際に作っているとあっという間でした。
みんなでなつみちゃんを囲んで、なつみちゃんもずっと楽しそうに笑っていてくれて、ふと胸いっぱいの幸せを感じました。
お披露目会では、ほかのチームのみんなの衣装も見させてもらって、いろんな工夫の籠った衣装やモデルの子の魅力的な表情が印象的でした。
その中でも、ベストドレッサー賞を受賞した、弟さんのお友達がモデルになったあゆちゃんチームの白いワンピースの衣装は、とても上品で、派手じゃないのに華やかで惹きつけられて、素敵だったなと思いました。
お父さんお母さんの講評も聞かせていただいて、今度は、もっと新しい境地を開拓できるような、モラルや精神性の高い衣装を生み出せるショーにしたいと思いました。

おじいちゃんの山で過ごした二日目は、特に印象に残っています。
■おじいちゃんの山で
今回は、新しい試みの秘密基地づくりや、竹筒でたけのこご飯を炊く企画があったり、WR(ウォークラリー)では「ハンティングツアー」と題して、動物の的を狩ったりして、サバイバル要素がたくさん盛り込まれていました。
キャンプが始まるまでは、それは苦手なことに感じて、少し気持ちが重かったのに、実際にやってみると、ああ私はこういうことがやりたかったんだな、本当は好きだったんだなとハッと気づかされる場面がありました。
そういえば、小さいころにアフリカの民族が狩りをしたり、木登りをしたり、歌ったり踊ったりしている映像をテレビで見て、私もこんなふうに過ごしたいなと思っていたのを思い出しました。
午前は、おじいちゃんの山をぐるっと一周する、山小屋WRがありました。
私は吹き矢の実行委員で、朝六時半に起きて、WR実行委員さんと一緒に、山小屋へ準備に行きました。いつもより少し早起きして、朝のすがすがしい山の空気を体いっぱいに吸い込んで、これぞキャンプという感じで、ワクワクしたし気持ちが良かったです。
山小屋に到着すると、初めに、山小屋前から坂の下までをみんなで掃き掃除して、それから各ブースの準備に分かれました。
私は、のんちゃんとななほちゃんと、吹き矢の的や看板など、会場設営をしました。
WR実行委員さんたちが作ってくれたシカやイノシシの的は、シュロの木の皮で毛皮まで再現されていて、とてもクオリティーが高くて、美しかったです。

■ヒノキの森で
吹き矢のブースは、ヒノキ林の中で、そこに的を飾ってみると、イノシシやシカが本物にしか見えないくらい、すっかり景色に溶け込んでいました。
あんまり嬉しかったので、
「あ! シカ!」
と言ってみたら、ななほちゃんとのんちゃんが、目をまん丸くして振り返って、本気でびっくりしていたので、私までびっくりしました。
WRの吹き矢では、最も遠い距離で十四メートルの的を設けました。
最も遠くのシカ三頭が百点、その手前のシカやイノシシ五頭は五十点、それ以外は一頭二十点のルールでした。
実行委員で少しだけ試し打ちをしたときは、百点のシカにはなかなか当たらなくて、一チーム一匹当たるか当たらないかくらいかな……、と話していたのですが、実際にはどのチームもほぼ三匹全て仕留めていて、すごい! と思いました。
一人二本の矢を吹いてもらって、チームでなるべく多くの種類の動物を集めてもらうことに加え、自分で仕留めた獲物は自分で確かめに行ってもらうというルールにして、みんなに矢の回収までお願いしたことで、矢の数がほとんど減らずに、三日目の吹き矢まで使うことができて、それは良かったなと思いました。
吹き矢を行ったヒノキの森は、ちょうど正規回りコースでも、逆回りコースでも真ん中らへんの距離にあって、一時渋滞になってしまったので、来年に活かしたいです。
待ち時間ができてしまったチームには、ななほちゃんやのんちゃんが、山菜や吹き矢の豆知識を話してくれていて、それが楽しかったという声もきいて、嬉しかったです。
WRでは、ほかにも新しく、パチンコやフリスビーなどのゲームが加わっていました。
みんなの姿は見えなくても、山中に楽しそうな笑い声が響いていたので、待っている時間も楽しかったです。

午後からは、秘密基地づくりをしました。
初めての遊びで、個人的にはどうしてもイメージができなくて、最も不安だったのですが、実際にやり始めるとそんなこともすっかり忘れて、結構、燃えている自分がいました。
ちゃんと乗れるブランコや、人が乗れるはしごや屋根のあるお家を、チームのみんなと須原さんにもアドバイスをいただいて作れた時は、自分たちでも驚いたけれど、すごく嬉しかったです。
基地づくりに向けて事前に設計図を描いて、グランドの廃材から使いたい材料を選びました。燃やしてしまう予定だったも木材や竹の山が、お母さんのアイデアで基地を作る材料として使えることになって、途端にそれは宝の山にも感じられました。
みんなで目をキラキラさせながら、材料を選んだことが、印象に残っています。
前日にチームのみんなと、ざっくりとした役割分担は決めていました。
ただ、実際に設計図のような二階部分もある構造が完成するのかどうかは、全く想像ができませんでした。
■夢の焼き鳥ハウス
私は主に、ゆいちゃんとのんちゃんとのりよちゃんと、骨組みや外装部分を作っていたのですが、思っていたよりずっと理想に近くできて嬉しかったです。
細かい内装やお家の題名などは実際につくりながら、考えました。
ブランコは、それに乗って遊ぶと、自家発電ができる装置という設定にしました。
もともと、自然に溶け込んでサバイバル生活ができるようなお家にしたいね、とチームのみんなで話していたのですが、次第にサバイバルの部分が強調されて、シンボルマークだったバードハウスに止まった鳥は、美味しく焼き鳥でいただこうという発想になりました。

連想ゲームみたいに、「夢の焼き鳥ハウス」というアイデアに辿り着いて、少々強引だったけれど、最後の十五分くらいで、みんなで急いで囲炉裏を作ったことが面白かったです。
お父さんやお母さん、みんなも、面白いねと言ってくれて嬉しかったです。
夕食はお待ちかねのBBQでした。
今回は初めての試みで、竹筒でタケノコご飯を炊くという企画がありました。竹筒に、お米と出汁とタケノコを詰めて、BBQの網の上で炊きました。
私はさやねちゃんやなつみちゃん、けいたろうさんたちと一緒に火を見守っていました。
火にかけたばかりなのに、待ちきれなくて、
「まだかな、まだかな」
「まだ、あけちゃだめだよ」
と話していました。
次第に、竹筒の断面のところから、タケノコご飯のいい香りが漂ってきました。白い蒸気がでてくると、とても嬉しい気持ちになりました。
ついに、蒸気がおさまって、ご飯が炊きあがりました。
須原さんがなたを使って、縦方向にコンコンと割ってくださいました。
こんなにシンプルな材料なのに、とびきり美味しくて、満たされた気持ちになりました。
■お竈さんで炊くご飯
また、おじいちゃんがお竃(くど)さんで炊いてくださった、白米の美味しさに感動しました。
お竃さんを見たのも、羽釜でご飯を炊いているところを見たのも初めてでしたが、薪がパチパチ燃える音や、赤い火がちらちら揺れている光景が、それだけでものすごく幸せな気持ちになって、生きててよかったと感じるほど嬉しかったです。
お竃さんを見学しているとき、あゆちゃんが、
「こんな風に、畑を耕しながら、その合間に薪でご飯を炊いたり、洗濯をしたりしていたら、一日があっという間だろうけれど、地球にも優しいし、きっと楽しいだろうね」
と話していました。
あゆちゃんの言葉がすごく優しくて、きれいで、そんな生活はとてもすてきだなと思いました。
夜のライブは、ずっと終わってほしくないくらい、楽しかったです。
初めに有志のみんなの演奏があって、このキャンプに向けて新しくチームを組んだり、新曲を披露してくれました。
須原さんの『トンボ』や、永禮さんが歌を歌ってくださって、あたたかい気持ちになりました。
お父さんが全力で歌ってくださる姿や声が、心に焼き付きました。何度聞いても、心の底から嬉しくて、勇気が湧いてきて、お父さんは本当にかっこいいなと思いました。
最後は、みんなで『フラガール』を踊りました。お母さんが、
「みんな、おじいちゃんへ感謝の気持ちを伝えるために踊ってね」
と言ってくださって、その言葉がとてもとても嬉しかったし、自然と笑顔がこぼれました。
人生で最も色鮮やかな一日になりました。
いよいよ、キャンプ最終日。
この日は山小屋風に可愛く飾られた、古吉野の体育館が会場でした。
山小屋やアトリエ、盛森庵に芳子庵が段ボールのお家で再現され、ヒノキ林や秘密基地のような飾りもあって、こんな風に楽しい飾りつけができるのがすごい! と思いました。
お母さんが、初期の頃には、山小屋のリビングの限られたスペースでも、ときにライブ会場になり、展覧会場になり、ディズニーランドにだってすることができたんだよ、と話してくださいます。
そうじゃないと、自分の子どもも楽しませられないじゃない、というお母さんの言葉に、私はハッとさせられて、楽しい会にするために、飾りだけじゃなくて、ファッションや気持ちづくりでも、日常の延長ではなく、自分を離れて演じる役割は一人ひとりにあるんだなと思いました。
私ももっともっと、なのはなの一員として、良い雰囲気づくりをできる人になりたいと思いました。
午前は、スケッチ大会でした。
前日思いっきり山で動いたので、朝はゆっくり落ち着いて絵をかけた時間が、体も心もほっとしました。割りばしに墨汁をつけて描くペン画で、人物画と静物画を描きました。ペン画は線がシンプルな分、絵の得意不得意に関わらず、楽しめました。
私はなつみちゃんとペアになって、お互いの人物画を描きました。 なつみちゃんの表情や輪郭をちらちらっと見ながら、ひとつひとつ丁寧に線にしていくと、相手のことをもっと近くに、大切に感じられるような気がしました。
最後に、みんなの描いた絵を、お父さんお母さんが講評してくださいました。そらちゃんが描いた小春ちゃんや、えつこちゃんが描いたさとみちゃんの絵が、特に印象に残っています。一目見て、誰を描いたかすぐに分かるくらい、モデルさんの魅力がたくさん詰まって、あたたか味のある絵でした。
お父さんが、みんなの絵の中には、絵画風の要素が強いものと、漫画風の要素が強いものと、その真ん中くらいでペン画らしく描けている作品があると教えてくださって、私は漫画風の要素が強いタイプだなと思いました。
スッキリ収まってはいるけれど、なんだかこじんまりとしていて、もっと特徴をとらえてユニークに描写できるようになりたいなと思いました。でも、絵を描くのは面白かったです。
午後からは、吹き矢大会パート二でした。
吹き矢の寸劇はゆいちゃんが考えてくれて、「こびと図鑑」にちなんで、探検隊のけいたろう隊長とななほ隊員、さりい隊員が登場するのですが、その衣装もすごく可愛くて似合っていました。
パート二では、個人戦、団体戦に加え、名人戦を行いまいした。
団体戦の的には、WRで使ったリアルな動物や鳥の的を飾らせてもらって、一気に雰囲気が変わって、新鮮で華やかな感じになって、嬉しかったです。
その動物の的にはハートをつけて、その心臓を打ち抜いたら高得点というルールも加えました。また、動物たちの間に、何匹かのコビトを飾って、その配点はシークレットにしました。あるコビトは二百点だけれど、あるコビトはマイナス五十点なのです。
■作戦を練って
トランプゲームの神経衰弱のように、その点数を推測しながら作戦を練って的を狙うのが面白かったと好評で、私も実行委員で配点を知っていたのですが、みんなの表情を見ているのも楽しかったです。
また、名人戦では、各チームの名人二人が、主将と副将として戦うトーナメント戦を行いました。十メートル離れたラインから、風船を先に割ったほうが勝ちというルールです。名人戦はみんなが代表選手の試合に集中して、見守っていて、本物の試合さながらの緊張感がありました。
お父さんお母さんチームのちさとちゃんや、あゆちゃんチームのあやかちゃんは、ものすごく冴えていて、一投目で風船をパンパン割っていきました。
三日間存分に吹き矢が楽しめて、嬉しかったです。
キャンプ最後の遊びは、夜のセブンブリッジ大会でした。
なおちゃん隊長率いる、実行委員さんの寸劇が、ひときわクオリティーが高くて、見入ってしまいました。
これで総合の順位も決まる、最後の遊びがセブンブリッジで、俄然気合が入りました。私は赤チームで赤いバンダナを頭に巻いて、試合に臨みました。
今夜ばかりは、セブンブリッジの女神さまが、私に微笑んでくれているようでした。前半はお父さんも一緒の、皐月リーグでした。リーグ名は各国の言葉で五月を表していました。
初っ端からかなり場があれていて、トランプが一組とは思えないほど、得点が大きく動きました。個人的には、今回、前半後半で五回も一発上がりができて、こんなに楽しいセブンブリッジはないというほど、ついていました。
一度、クローバーの三、四、五、六、七、八とハートの三がきたときは、なんて素晴らしいんだと思わずにんまりしていしまいました。しかし、実際には、なかなか鳴けなくて、その回では上がれなかったのですが。
最後には、二千六百六十二点ももらえて、今回は珍しくラッキーだったなと思いました。
また、今回はサイコロチャンスがあって、一か五の目がでたらその回は得点二倍になるルールがありました。「サイコロチャンスします!」と宣言すると、実行委員さんが「一か五、一か五!」 と楽しく盛り上げてくれて、それがすごく嬉しかったです。
最後の罰ゲームのジェスチャーゲームも面白くて、セブンブリッジ大会が楽しかったです。
■利他心の種
キャンプを終えて、翌日には片付けや反省を行いました。
制作物や遊びで使った道具を片付け、掃除をして、仕舞った場所もしっかりと記録に残しました。
お父さんお母さんが、ミーティングでそれぞれの遊びの評価を正しく教えてくださって、自分の中でも気づきがあったり、スッキリするところがたくさんありました。
なのはなの子はこうあってほしい、こうあるべきだよ、とお父さんお母さんの正義を教えてもらって、うんと生きやすくなっていきます。お父さんお母さんが、利他心の種をみんなに植え付けたいんだよ、と言ってくださったことがとても心に残って、だから私は生きていきたいと思えました。勇気が湧いてきました。
三日間、みんなといいキャンプにできて、嬉しかったです。