「お母さんの力」 あやか

5月9日(日)

 今日は、母の日です。お母さん、いつもありがとうございます。

 先日、お母さんと、ゆりかちゃんと一緒に、倉庫の砂の移動と掃除の作業をしました。
 その作業に入ることに決まったとき、(役に立つだろうか……)と、ちょっと不安でした。私は、そういった大きなものの移動や、片付けに関して勘が悪い、と思います。
 作業をはじめても、崩れかかった砂の山に対して、どう立ち向かって良いか分からず、手を動かしていても捗っている感覚がありませんでした。水中をもがいているような気持ちがしていました。

 そこに、お母さんが来てくださいました。
 スピード感と、プランが足りない。今日の作業の目的は何なのか。
(なのはなさんに家や倉庫を譲って、綺麗に使って貰えて、嬉しい。気持ちが良い)
 と思って貰えるような状態にすること。肥料や砂を片付けて、草を刈って、外観を綺麗にスッキリさせる。半日の作業時間のうちに、そこまでキリを付くように片付ける。

 そのお話をきいて、私は、今日の作業は何のための作業なのか。時間内にどこまでやりたいのか。移動させた砂や肥料は、どこにどう置いておけば使いやすいのか。何に使われるのか。または、使い道が決まっていないのか。
 そういうことを何も知らないままに、闇雲に作業を進めようとしていたと思いました。

 お母さんが、テキパキと片付けの指示を出してくださいました。
 お母さんの教えてくださるプラン。身体の使い方。道具の使い方。スピードと質。それに沿おうと身体を動かしていると、少しずつ、少しずつ、自分の動きが変わっていくことを感じました。
 身体が淀みなく動き、目の前の仕事がみるみるうちに片付いていっている、という手応えがあるとき、胸の内側に充実感が降り積もっていきました。仕事が、あるべき質、スピードにおさまっていっている、と感じました。正しく仕事ができると、こんなにも楽しいものなのだな、と思いました。
 作業が終わって倉庫を後にするとき、振り返るとスッキリと片付いた倉庫や庭の景色がありました。嬉しさ、達成感が、胸にじわりとわき上がってきました。

(本当は、こうでなければいけない)ということを、身をもって全力で伝えてくださる、お母さんの力は、本当に凄いと思いました。
 自分は、まだ見えないものや、できていないところがたくさんあって、恥ずかしい限りなのですが、お母さんの優しさにこたえられるよう、前を向いて成長していきます。

 夜の母の日の会では、夜の時間に練習してきた『ハナミズキ』の歌を、お母さんに送ることができ、嬉しかったです。
 アンサンブルの演奏の『オリエンタルウィンド』を、新しい編成できかせていただいて、やっぱり素敵な曲だなと思いました。

 最後に、お父さんが『RUN』を歌ってくださいました。
 キャンプで聴かせていただいてから、この歌が大好きになりました。お母さんの歌声で聴かせていただいたときとは、また違った風に心に響いてきて、お父さんの全力の歌が格好良かったです。
 歌詞をきいていて、はじめてこの歌を聴かせていただいたときとは、また少し違った風に感じられ、答えを求めて走り続ける。そういう思いが、胸に高まってくる、と感じました。

 個人的なことですが、今日は誕生日でした。
 できが悪くて迷惑をかけてばかりなのですが、みんなにたくさん暖かいお祝いの言葉を掛けてもらって、嬉しかったです。

 今日は、家族みんなで播種をしました。
 私は、あんなちゃん、どれみちゃん、やよいちゃんと一緒に、薬剤の噴霧の役割に入らせて貰っていました。信じて任せて貰えることがあることが、嬉しいことだ、と思いました。

 私は、エンジン噴霧器を使っていました。
 普段から防除で使っていて、わかってはいたけれど、やっぱり手動の噴霧器に比べて格段に捗るなと感じました。
 エンジン噴霧器は、スロットルをMAXにして高速でまくと、10リットルを5分でまききることができます。
 今日は、高速で散布すると勢いが強すぎて焼土や種籾が動いてしまいそうな感触だったので、基本的に中速で噴霧していました。中速にしても、10リットルを10分かからないくらい(8~9分くらいだったと思います)でまききることができました。
 手動の噴霧器で、ヘッドを一頭口(穴がひとつのもの)のものを付けてまくと、10リットルまくのに、30分以上はかかると思います。4倍くらい、まく速度が違うことになります。

 入り方のプランを、もっと整理して上手にできたら良かった、と思いました。
 農薬の散布が終わるまで、ミラーシートをかける係の人を待たせる時間があったり、エンジン噴霧器を常にフル稼働させていれば、それだけ作業が捗るのに、つけるトレーがなくなり、エンジン噴霧器を遊ばせてしまう時間ができたり、良い道具があるのにうまくいかしきれなかった、と感じました。
 今日、お母さんに、言われたことを言われたとおりにするだけ、ではなく、着地点をはっきりさせる。プランを持つ。と教えていただきました。
 常に頭を使ってより良く進むよう、プランを持って作業に向かいたい、と思いました。