「成長していくために」 みつき

5月5日

 昨日、3日間の山小屋キャンプが終わりました。
 こんなにも密度の濃い3日間を過ごしたのは初めてでした。
 1日目と3日目は、天候に恵まれず、古吉野でのキャンプだったけれど、それを感じさせないくらい盛り上がったと思います。
 生きていくことで大切な「衣食住」について、楽しみながら気がつくことも沢山あって、うれしかったです。

 今日は、次回に向けてキャンプのゲームの反省会をしたので、わたしも、ここで自分自身の反省をします。
 ただ、この反省は、落ち込んで不安になるための材料にするのではなくて、自分をより良く、さらに成長していくための材料にします。

 わたしは、しほちゃん率いる、基地づくりの実行委員でした。
 基地づくりは初めて用意されたゲームで、わからないことや自分たちで考えることばかりで、チームのみんなで、何度も集まりました。
 そこで、わたしは、どこか受け身になってしまって、しほちゃんや他のみんなに任せきりにしてしまうことが多かったです。
「初めての試みなのだから、失敗することがあっても仕方がない、それを次に活かせばいいのだから大丈夫」
 こう思えていたら、よかったです。しかし、そう思うことができなくて、意見を言うこともできませんでした。
 名前だけの、頼りない基地づくりの実行委員だったと思って、チームのメンバーや、全体にも、申し訳なかったと思います。

 他のゲームでも同じです。わたしは積極性に欠けていたと思います。
 新聞紙ファッションショーでは、わたしはモデルをさせてもらって、チームではお父さんから賞を頂くことができました。
 型に悩んで、みんなで練習して、話し合って、本番も終了時刻ギリギリまで制作していました。
 ちさちゃん、えりさちゃんはずっとコンセプトを考えてくれて、しほちゃんとえみちゃんは折り紙の折り方を練習してくれていました。
 みんなが、少しでも良いものが出来上がるように、全力を尽くしてくれていました。
 でも、わたしは、「みんながどうにかしてくれる」と、遠くから眺めるような気持ちで居てしまいました。何もできませんでした。いや、言われたことは少しはできたけど、言われたことしかできなかったことが、情けなかったです。
 だから、生意気なのですが、賞を頂いたときも、みんなが、「本当にかわいかったよ!」と言ってくれたときも、正直、あまりうれしくありませんでした。
「みつきちゃんありがとう」と笑ってくれて、その笑顔を見て、わたしは複雑な気持ちになりました。チームのみんなの努力や笑顔のほうが、よっぽど綺麗で、力のあるものだと思いました。

 それから、ゲームでうまくいかなかったとき。話し合いで案が出なかったり、まとまらないとき。
 わたしは、良い雰囲気を作ることができていただろうか?
 お母さんがおっしゃったように、「隣の人を楽しませる」ことができていただろうか?
 いや、できていませんでした。自分から動くことはもちろん、声援を送ったり、笑顔で振る舞うことができませんでした。
 すぐ黙り込んでしまったり、まとめにくい、扱いにくい空気を作ってしまいました。
 しほちゃんや他のみんなはいつも、「次切り替えて頑張ろう!」と言ってくれて、小さなことでも、「すごい! ありがとう!」と笑ってくれたのに、わたしは、みんなには、優しくないことをしてしまいました。

 わたしのチームは全体を通して好成績を収めたのですが、これも、心の底から喜ぶことができませんでした。やはり、自分の努力、気持ちが足りなかったからだと思います。
 いつも誰かのために、あるだけの力を尽くしていたら、結果がどうであれ、もっと嬉しい気持ちになれたのだと気づきました。

 わたしは、みんなに助けられてばかりでした。みんなが助けてくれたから、無事に良い形で3日間を過ごすことができたのだと思います。
 こんなにも、あたたかい家族がそばに居てくれて、世界の誰よりもしあわせで、充実した時間を贈ることができました。
 そして、キャンプでただ遊んで盛り上がるだけでなくて、自分が変わっていくための課題を見つけることができました。