5月4日(火)「スケッチ大会&吹き矢大会 ――キャンプ最終日」

5月4日のなのはな

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 キャンプ3日目、午前中のスケッチ大会では、古吉野なのはなの室内でペン画を描きました。題材は、ペアの人の人物画と、静物画の2枚でした。
 コツは、線を入れすぎずに形を取っていくことと、一定の調子で描いていくこと、とお父さんからのアドバイスがありました。そして、ペン画は、絵が上手な人と、上手でない人との差が出にくい、と教えてもらいました。

 

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 私のチームは、山小屋風に飾り付けされて雰囲気のある、体育館の椅子に座ってスケッチをしました。先を尖らせた割り箸に、墨汁をつけて線を入れていきました。
 やり直しのできない一発描きで、一本線を入れるにも勇気がいると思いました。しかし、書き始めると大胆な気持ちになってきて、夢中で描き進めていました。

 

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 みんなの作品が体育館正面のネットに、クリップで留められて並びました。
 座布団、野球のグローブ、活け花、ペンチ、靴、など、どれも気持ちが込められて、丹念に描かれているので、身の回りのものでも、なぜか可愛く感じたり、雰囲気があるように感じたりしました。

 

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 お父さん賞、お母さん賞が、5作品ずつ選ばれ、チームの得点になりました。お父さん賞は、ペン画の雰囲気がよく出ている作品を中心に選ばれ、お母さん賞は、モデルの子が誰だかすぐにわかる作品、そのまま飾りたい作品、雰囲気の良い作品などでした。

 

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 入選した作品の中に、私を描いてくれたペアの子の作品がありました。その絵は、スケッチの台にしている板に張り付けてある、新聞紙の紙面まで、忠実に描き込まれていました。そんな風に、どの部分も同じような調子でスケッチされていたので、見たままを描く、といっても、本当に誠実な気持ちがないと、私には簡単にはできないな、と思いました。ペアになって、大切に描いてくれたことが、とても嬉しかったです。

 落ち着いた静かな気持ち、そして、ほのかに嬉しい気持ちで、淡々とお互いをスケッチし合う楽しさが感じられたスケッチ大会でした。

(さとみ)

  

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 午後の遊びは、吹き矢を行ないました。
 吹き矢は、1日目の午前にも行なっていて、キャンプの中で2回目のリベンジの吹き矢です。

 私はゆりかちゃんチームで、1日目の吹き矢では、小人の的を狙うゲームで、50点の点数がもらえる伝説の父小人をメンバー全員で狙い、2回ともはずれてしまいました。
 そのため、最下位になってしまったという悔しい気持ちをメンバーのみんなと味わいました。

 なんと、今日はチームにスペシャルゲストで永禮さんが入ってくださり、そして昨日のウォークラリーの吹き矢のチェックポイントで最高点をたたきだした実行委員チームからも、くじ引きで各チームに1人ずつ入ってくれることになりました。

 リベンジの吹き矢では、絶対に勝ちに行きたい、そうみんなで悔しさをバネにゲームに向かいました。

 1回戦目はノーマル対決です。
 前半6人は7メートル地点から、後半6人は10メートル地点から吹き矢を飛ばします。

 

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 私たちのチーム1人目は永禮さんでした。
 各チームから1人ずつ、5人のメンバーが横1列に並び、7メートル前の壁にかかる的をまっすぐに見つめます。少しの緊張感が体育館内にただよいます。
「構えて、息をすって、打て!」の合図で、矢が勢いよく筒から飛びました。なんと、一発目から高得点の真ん中の黄色の的にシュッと勢いよく矢がささりまた。
「やった」と永禮さんのガッツポーズとともに、チームのみんながわっと笑顔になり、拍手しました。
 矢が的にあたる瞬間は、見ているだけで心が爽快な気分になりました。

 

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 ノーマル戦では、矢を飛ばした5人の中で、合計の点数が1番高い点数だった人のみに、10点の得点が入るというルールでしたが、私たちのチームは3回に1回くらい10点の得点をもらうことができました。
 また、10メートルではなかなか的まで矢を飛ばせない人を、前半の7メートル地点から打つ人にすると、どのメンバーも的の黒色の部分よりも、内側の部分に矢があたりました。
 メンバーのみんなが上達していき、的に矢があたることを一緒に喜び合えることがとても嬉しかったです。

 

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 続いては名人戦に移ります。
 名人戦では、各チームから主将と副将を選び、他のチームとトーナメントで戦っていきます。まずは副将同士が対戦し、負けたほうは主将に代わり対戦します。勝ち残ったチームが優勝で100点が加算され、準優勝は50点の得点をゲットすることができます。
 私たちのチームの主将は永禮さん、副将はつきちゃんです。永禮さんもですが、つきちゃんも10メートルの距離からも、黄色の的にあたることが何度もありました。

 

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 名人戦では的に風船がとりつけられ、その風船を先に割った方が勝ち、というとてもシンプルですが、ドキドキするルールです。
 名人戦1回戦目は、ゆりかちゃんチームのつきちゃんと、あんなちゃんチームのよしえちゃんとの対戦でした。
 赤いスズランテープが張られた10メートルの地点に、2人だけが立ち、どの試合よりも緊張感を感じました。

 

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 私たちのチームは副将のつきちゃんが引き分けで敗れて、あんなちゃんチームのあんなちゃん対、主将の永禮さんの試合になりました。
 1回目は2人とも矢がはずれ、2回目。
「構えて、息を吸って、打て!」の合図で2人が矢をふくと、永禮さんの矢が風船にあたり、風船がパン! と勢いよくはじけるように割れて、あんなちゃんチームに勝つことができ、とても嬉しかったです。

 名人戦では、お父さん、お母さんチームのちさとちゃん、なおちゃんチームのあやかちゃんが対戦するごとに、1回目で矢を風船に命中させていて、とてもかっこよくて印象に残りました。まるで公式の試合風景のように見えました。
 風船を射貫いた矢が黄色の的のセンターにあたっているのもすごいなと思いました。
 名人戦で優勝したのは、お父さん、お母さんチームのちさとちゃんでした。ちさとちゃんは副将でしたが、主将のお父さんが出る間もなく、対戦相手をものともせず、堂々と風船に一発で命中させていくちさとちゃんが本当にかっこよかったです。
 見ているだけで、爽快で楽しかったです。

 

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 最後の団体戦は、盛男おじいちゃんの山から逃げ出してきたイノシシ、シカ、トリたち、そして1日目にも登場した小人たちに矢をあてるゲームでした。
 ウォークラリー実行員メンバーで作った、リアルで可愛いイノシシ、シカ、トリたちに濃いピンク色の心臓がはってあり、その間には小さな小人たちもいて、とても豪華で賑やかな感じがしました。動物は10点、動物の中の心臓にあてれば100点の高得点をゲットすることができます。そして、小人の得点はなんとシークレット。いい得点かもしれないし、マイナスの得点かもしれない。あててみるまで分からないという、何ともはらはらどきどきする小人たちでした。

 

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 私たちゆりかちゃんチームは、マイナスの可能性がある小人はリスクが高い! と踏んで、小人以外の動物の心臓狙いでゲームに臨みました。

 

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 しかし、前半の4試合目、しほちゃんチームの出番からゲームの展開が変わり始めました。しほちゃんチームのみつきちゃんが、一番左端にいるシカを狙いましたが、矢が下にとんで、シカの下にいた「桃小人」の的に矢があたりました。
 そのとき、しほちゃんチームは、動物の心臓に1本、他の動物に7本矢があたっていました。そして、発表された合計得点は370点。会場にざわざわとどよめきが起こりました。
 そう、逆算すると、「桃小人」は200点の高得点という事実が発覚したのです。

 そこから、ゲームの展開ががらりと変わり、どのチームも桃小人を狙い、そして、他のプラス得点の小人を予測しはじめました。

 後半戦で私のチームは、芋掘り小人を射貫きましたが、点数が低く、芋掘り子人はマイナス50点だということが分かりました。
 初日の吹き矢では可愛らしい存在だった小人たちが、急に謎めいた存在感のある、ゲームの勝敗の鍵を握る重要な的に思えました。

 団体戦は2回戦行ない、これが最後の試合でした。
 2回戦目は、動物の心臓が500点、そして小人の得点は変化し、またもやシークレットで、もう一度予測し直すことになります。
 この小人の存在で、身体だけでなく、頭も使うゲームになって、どきどきはらはらして、とても面白かったです。

 実行委員さんがいろんな工夫を考えてくれて、初日とは全然違った吹き矢をみんなで楽しむことができました。
 キャンプ最終日の午後を、みんなで吹き矢をして過ごすことができて、とても楽しかったです。

(やよい)

  

  

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 夜には、セブンブリッジ大会を行ないました!

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 3日間のなのはなキャンプは、身体も頭もたくさん動かした、充実した密度の濃い時間でした。
 それぞれが実行委員となって、みんなを楽しませられるようレクリエーションを用意したり、チームメンバーと知恵を出し合って新しいものを生み出したり、目で見て、身体で覚えたり、力を合わせることや、美意識を持つことの大事さを実感したり、昔ながらのご飯の炊き方を覚えたりと、1つひとつのことが、大切なものでした。
 また、盛男おじいちゃんの山で朝から晩まで過ごさせてもらって、山の中にいるだけで、心が落ち着き、自然の中に心を遊ばせることができました。

 今回のキャンプのような非日常の中では、普段の自分が出ること、日常の慣れた動きの中にはない応用力が試されたとき、どう動けたのか動けなくなってしまったのか、チームメンバーと協力した動きができたのか。それを見つめて、普段の生活にも活かすことを、キャンプの締めにお父さんが話してくれました。

 今回、みんなで作り上げたキャンプを通して、一段上のステップに上がれるよう、明日からの生活にしっかりと活かしたいです。

 思い切り遊んだ、大成功のなのはなキャンプでした!