「歌」 なつみ

4月29日

 相変わらずの雨、雨、雨。
 朝起きると、小鳥も雨の日はお休みの様で、チュンチュンと鳴き声は聞こえず、静かな朝でした。
 7時15分から、しなこちゃんと一緒に牛肥主体の総合有機肥料の攪拌をしました。
 先週からビニルをかけはじめ、気温も上がってきたことで、前回より、湯気はあまり出ないけれど、ほのかな温もりを感じ、徐々に発酵している様子が伺えて、一安心です。
 
 一日を通して、今日も山小屋キャンプの準備を進めました。
 午前中は、有志のライブに向けての練習の時間を貰えて、音痴なわたしとしては、心強いりなちゃんと一緒に音程を確認しながら練習することができて、どんどん、お互いの音を聞いて一つの歌を作っていける時間がとても楽しかったです。

 最初はリビングで原曲を聞き、音を覚えました。
 11時からは音楽室で歌い始め、りなちゃんが、「外で大きな声で歌いたいね」と言っていたので、雨の当たらない吉畑手前ハウスで、11時30分からは練習を進めました。
 ハウスは、とてもいい練習場所でした。
 それは、雨がビニルハウスに当たる音が、自分たちの声か、それよりも大きくて、恥ずかしさがなかったのと、目の前の苗に聞いてもらうような気持ちで歌うと、歌詞に心が入り、歌いやすくなりました。

 元々は、りなちゃんが締め切り前日の夜に、「一緒に有志のライブやらない?」とはにかむような笑顔で誘ってくれたのが始まりでした。
 わたしにも、すこしはやってみたい気持ちがあったので、りなちゃんのお誘いに喜んで乗り、2日間、2人で歌を考えました。
 いつかの夜の集合の時、お父さんが新しい歌を覚えようかなと話していたのを思い出して、わたしが、お父さんに歌ってほしい歌をりなちゃんに提案すると、「これ良いね」と言って賛成してくれ、そこから伴奏をみくちゃんにお願いすると、みくちゃんも、「わたしもやりたいと思ってたんだ。嬉しい」と優しく言って、引き受けてくれました。
 いつもは、キーボードを弾くみくちゃんも、あわよくば一緒に歌えたらと、まだ話せてはいないけれど、秘かに企みごとをしています。

 12時からは、あゆちゃんとまえちゃんが演奏を見てくださいました。
 わたしとりなちゃんは、最後の演奏順だったので、みんなの演奏を一通り見させてもらったのですが、山小屋キャンプにぴったりの曲やリコーダー演奏、日常の中で生まれた優しい歌が、とても温かくて、それぞれオリジナルな要素を入れていて素敵な演奏でした。

 わたしたちは、それとは全く無縁のただ、わたしが良いなと思っている歌を歌うだけなので(場に沿わないんじゃないか)と不安になったし、みくちゃんは仕事に行っていて伴奏がないので、アカペラで歌うことに、とても緊張しました。
「いち、に、さん、し」 と合わせて歌いだすと、緊張で声が震えました。
 りなちゃんも、緊張しているはずだけど、それでもしっかりと、まっすぐ歌っていて、その歌声に勇気をもらいました。
 あゆちゃんとまえちゃんも、リズムを取れるように手拍子を打ってくれて、しっかりと、その手拍子を聞いて、一応は走りすぎずに歌うことができて、本当にありがたかったです。
 歌い終わると、拍手して「涙が出そうになった」と言ってもらえて、あぁ、自分の好きな歌がすこしでも伝わったんだなとおもうと、とても幸せな気持ちになりました。
 そのあとに、もっと曲調を生かして歌うと、聴き手にも聴きやすい歌になるとアドバイスまでくださって、本当に感謝以外の言葉がないなと思います。
 
 選曲はまだ内緒です。しかし、ゲストの方にも、みんなにも届く演奏ができるように、また今夜も、あゆちゃんやまえちゃんに頂いたアドバイスを基に、練習をしてきたいと思います。
 本番に、良い演奏ができるよう、練習から本番を意識していきたいです。
 上手くいきますように。

 今日も1日ありがとうございました。
 おやすみなさい。