「仲間と一緒に」 ななほ

4月28日

 昨日の事になるのですが、あんなちゃんたちと桃の霜対策委行かせて頂けて嬉しかったです。10時に布団の中に潜ってから、約6時間。最初は頭の中で音楽が流れていて、いくら羊を数えても中々寝付けなかったのですが、気が付いたら夢の中にいました。

(あれ? もう2時はとうに過ぎているような気がするな)(今朝は霜対策、ないのだろうか?)。そう思っていたら、人の気配がして、真っ暗闇の中、みんなが立ち上がっているのが見えて、跳び起きました。
 昨夜は気温が緩やかに下がったため、あんなちゃんも霜が降りるかの判断が難しく、結果的に4時の手前ごろから出動となりました。
 
 外に出ると大きな月が空に浮かんでいて、限りなく満月に近い月の光で、夜道も明るく見えました。前回は2回連続、新月の日に霜対策に回ったため、その時は真っ暗だったのですが、満月の光でお星さまは少ししか見えなかったけれど、作業的にはとてもありがたい光でした。

 古畑、夕の子、石生、奥桃、池上、新桃、開墾17、開墾26。何度も回った霜対策のルートを回り、毎回メンバーが違うと、霜対策の車のカラーも変わります。今回はみつきちゃんやえりさちゃん、やよいちゃんも一緒で、とても嬉しかったです。

 4時出動ということもあり、焦る気持ちもあったのですが、焦る気持ちよりもただ、桃を守りたい、今の仲間と霜対策に行けるのは何て素敵な事だろうということで頭がいっぱいでした。
 焦るのではなく、スピード感を持って、車を降りた瞬間、一目散に全員が走って着火していく空気。攪拌をする空気。その空気を作る1人として、自分にできる限りのことはできたかなと思います。

 かにちゃんからカメラも任されていて、ずっと(今年も霜対策の写真を撮りたいな)と思っていたので、写真も作業に支障がない程度に撮りました。着火が終わった頃には、もう既に東の空が明るくて、夜の中で見る一斗缶の炎の写真はあまり撮れなかったのですが、やっぱり、桃の霜対策で見る景色はどれも美しいです。

 午前5時15分を過ぎたあたりからは急に空も明るくなっていきました。空に輝く大きな月。遠くから見る炎。うっすらと雲がかかった月。菱餅のように水色、黄色、ピンクとグラデーションになる空。そしてみんなの笑顔と、走る姿。そのどれもに心が癒されて、力をもらいました。

 4時からだったのですが、畑を4周ほどできたのかなと思い、ものすごい充実感と達成感がありました。石生の畑に来た時、あんなちゃんが、
「いつもここで、日の出を見るのだけれど、少し早かったね。開墾に行く途中で日の出スポットがあるから、そこで見ようか」
 そう話してくれました。

 そこからは(日の出を見たい)という気持ちも強くなり、みんなと身体は疲れていても、全速力で坂を駆け上がり、斜面を下り、攪拌して回りました。奥桃、池上と終わって、新桃畑や開墾畑に行く道で、みんなと日の出を見ました。

 あんなちゃんとりなちゃんが乗る軽トラックが止まって、りなちゃんが「日の出」と教えてくれたので、思わず「私たちも降りる?」と言いみんなと降りたのですが、そのままあんなちゃん達は出発し、やよいちゃんが「走ろう」と言いました。そのまま日の出を見ながら農道を走って、新桃畑まで行く時間はとても楽しかったし、無事に日の出の写真も撮ることができてホッとしました。

 それから新桃畑に行き、開墾17、開墾26を回ったら、霜対策は完了です。朝日に照らされながら走るみんなの写真を撮る時間もとても楽しかったし、一丸となって、同じところを目指して仲間と動く、走る、桃を守る時間はこの上なく、尊い幸せを感じます。

 最後、「昨夜は霜の判断が難しくて、出動が4時になってしまったのですが、みんながとても速く、スピーディーに動いてくれたので、とても嬉しかったです。みんなのお陰で、桃を守ることができたと思います。お疲れさまでした」。あんなちゃんが話してくれました。

 霜対策は仲間の力があっての霜対策で、1人ではできません。仲間が一緒だから動けて、仲間が一緒だから楽しくて、仲間と一緒に見る景色や感じる気持ちは、表現できないくらい美しいなと思います。

 今日は朝から雨が降っていて、最低気温も10度を上回っています。このまま5月のゴールデンウイークに入るため、もう霜の心配はないのかなと思い、一安心しました。でも、何か声がかかったらすぐにでも飛んでいきたいなというくらい、霜対策が楽しくて、また来年も頑張りたいです。

 午前はキャンプの準備を進めたり、午後からはまえちゃんやみかちゃんと種もみの塩水選の作業をさせて頂けて嬉しかったです。もう直ぐ播種が始まると思うと楽しみだし、私も田んぼの担当に入らせて頂いているのでしっかり覚えていきたいと思いました。

 またお母さんの3匹の子ブタのお話や、お父さんの犬のお話、金魚が届いたこと、幸せについてのお話が嬉しかったです。ゴールデンウイークを私たちがこれから生きていくための練習として、お米を竹で炊いたり、吹き矢をしたり、新聞紙で洋服を作ったり、昔ながらのやり方をより進化させた、衣食住の最先端をなのはなファミリーでできるのが楽しみだなと思います。