「ヒーロー」 ちさ

 4月25日

 すごくすごくすごくうれしかったことがありました。

 今朝、ゴボウの見回りに行ったときに、まだ赤ちゃんで乾燥しないように不織布をかけているのですが、サウナ状態になってしまうため、片側を軽く上げました。しかし今夜は寒くなるので、夕方に閉めに行きました。

 そしたら風が強くて、閉めても閉めても、やったところからまた吹き飛ばされてしまってすごく悲しくなってしまいました。

 帰ってあゆちゃんに相談にいったら、夕食後に行こう、と言ってくれました。新しい不織布どめをもって、鉄パイプを持って、みんなで行こう、と言ってくれました。同じ土俵に下りてどうしようかと考えてくださったこと、あゆちゃんの言葉や表情、それがすごくすごく優しくて、さっきまで悲しかった気持ちも、イライラしてしまっていた気持ちも全部飛んでいきました。

 夕食後、あゆちゃんが、6人くらい手の空いている人は、と声を掛けてくれました。急いで玄関下に言ったら、もっと早く、猛ダッシュで玄関下に向かっているみかちゃんやまえちゃんやふみちゃんの姿に、涙が出そうなくらいうれしかったです。そしたら次から次に続々とみんながきてくれました。結局、車4台分くらいだったと思います。たった池上三角畑の小さな大きさの畑で、見合わないくらいの人数な気もしたけど、それでも喜んで駆けつけてくれて、そのことが本当に本当に本当にうれしくて、今から出発するのに、行きの車の中でついに涙が出てしまいました。

 ついたら自分はほとんど何もしていなかった気がします。ペグの入ったバケツをもって、みんなに「ちょうだい!」と笑顔を向けてもらっていただけで、何もしないうちに全部終わりました。みんなの力は本当にすごいです。本当に本当にすごいです。

 本当に本当に言葉じゃ表せないけど、今までで生きてきた中で一番くらいに本当にうれしかったです。一人ぼっちになろうと思えばいくらでもなれます。勝手にさみしくなって、1人で先走って勝手に悲しくなってしまっていたけど、自分にはこんなにもヒーローみたいな仲間がいたことを強く強く思い知って、これ以上ないくらい心強い気持ちでいっぱいでした。

 今まで1人でやろうとして、1人で突っ走って、1人で孤独になっていた自分が、すごくちっぽけだったと思いました。仲間なんだと思いました。そんなこと頭ではずっと知っていたけど、心は知らなかったです。結局、自分一人で立たないといけないと思っていたと思います。けど、それはすごく間違った考えでした。こんなにもたくさん、こんなにもやさしさに満ち溢れた、利他心いっぱいの仲間がいることが、すごくすごく誇らしくて、自分はすごくすごく幸せ者だと思いました。

 また、自分もこれから誰かが困っているとき、手が足りていないとき、一番に、飛んで駆けつけようと心に誓いました。

 思うままに書いてしまってまとまりがないのですが、それでもこのうれしかった気持ちをどうしてもお父さんとお母さんに聞いてほしかったです。だから駆け足になってしまいましたが、書けて良かったです。
 時間になるのでソフトバレーに行ってきます。
 ほんとにうれしかったです。
 読んでくださりありがとうございました。