【4月号⑩】「春夏野菜の支柱建てに向けて ―― 永禮さんと竹取りへ ――」 やよい

 夏野菜の支柱作りに向けて、竹取を行いました。竹取りに行く前に、えみちゃんと一緒に野菜の支柱の数だしや支柱の形、それぞれの畑に対してどういう向きで支柱を作るのか、計画立てを行いました。ピーマン、ナスの数が去年の倍になったため、それだけ支柱の数も増えます。今までのように、ナス、ピーマンは、枝を誘引するために、横竹を上下段に、向かい合わせに付けます。

 ナスは暑さに強いけれど、ピーマンは、日よけですだれをつけるため、天井部分の支柱も必要です。横竹をつける形だと、支柱の数が現実的なものでなくなってしまいました。

 

 

 

■最大効率を考えて

 お父さんに相談させていただいて、数をなるべく減らすために、まず、上下段をなくして、上段だけにすることになりました。

 ナスやピーマンの背丈が上段に達するまでは、真ん中にいっぽん篠竹を打っておき、仮支柱として、そこに沿わせて育てるという方針です。

 ピーマンの日よけの天井部分には横竹は設置せず、縦竹が二メートルあるから、そこにすだれをぽんとのせたり、ひもで縛るという風にして、日よけをするのも、暑さのピークがくる七月から九月はじめくらいの二ヶ月くらいの期間だから、なるべく簡単に、とお父さんが教えてくださいました。

 他の野菜も、なるべく手間をかけすぎず、シンプルにしようという方針になりました。

 竹取りや支柱建てが大変なものにふくらみつつあったものが、お父さんに相談させていただくなかで、頭が整理されて、簡単に、シンプルになっていきました。

 結果として、必要な竹の本数は、一本六メートルと考えて、約六七十本と、例年に比べかなり数を減らすことができました。

 また、去年竹取りを行ってくれていたメンバーの人たちが、竹をしっかりと炙ってくれて、いっぽん一本の竹の質がよくて、去年加工した竹で今年も使える物がたくさん残っていて、そのことがとても有り難かったです。

 この本数であれば、竹取りは二日で終わらせることができると思いました。短期間で、集中的に、綺麗にすすめて終わらせられるようにしたい、と思いました。

 竹取り一日目は、地域の方から教えていただいた河原地区へ竹取りにいきました。

 道なりの奥に行った場所に、五メートル×七メートルの範囲に直径二、三センチくらいの細めで、まっすぐの竹がびっしりと生えていました。横竹にぴったりの太さ、長さの竹でした。

 その範囲の竹をすべてとって、午後からは永禮さんも来て下さって運搬や、最後の仕上げに草刈り機で、残ってしまった短い竹、劣化してしまった竹なども、ひとつ残らず綺麗にしてくださいました。

 その範囲では、約一五十本の竹を取ることができました。

 

 

 

■嬉しいプレゼント

 その日の午前の最後はとても嬉しいことがありました。グランドに行くと、クレーン車に大量の竹が積まれていました。その光景をみたときは、とても驚いて、瞬きばかりしてしまいました。

 永禮さんのお知り合いの土居さんが、ご自宅の近くで切った竹をなのはなにプレゼントしてくださったのです。

 その数は約三百本弱と、すごい量でした。そのことがサプライズで、本当にラッキーで有り難くて、嬉しかったです。そして、少し前に吉畑手前ハウスの南側の斜面の竹を、永禮さん、のりよちゃん、ゆいちゃんがすべて切ってくれていたので、午前に地域の方に教えていただいた河原地区で取った竹と、土居さんからいただいた竹、吉畑手前ハウスの斜面で取れた竹すべてあわせて、約七百本ありました。

 一本の長さが六メートルないものも半分くらいありましたが、どれも細めの横竹にぴったりの太さで、横竹にしたい分の竹は足りて、横竹分の竹は、竹取りに行く必要がなくなりました。

 午後は、竹取りに行く予定だったのを変更して、土居さんからいただいた竹、吉畑手前ハウスの斜面で取った竹の枝打ちをすることにしました。

 次の日の午後は、タマネギや、黒豆が植わっていた河原の畑に、縦竹分の竹取りにいきました。その日は、永禮さんも来て下さって、メンバー十一人いて、大人数で竹取りに行きました。目標は、二五十本の竹を取り切り、頭打ち、枝打ちまで終わらせることでした。

 

土居さんから竹をいただきました

 

 

■協力して

 竹を取るペアを四組作りました。なおとさんとせいこちゃん、ふみちゃんとのえちゃん、なつみちゃんとえつこちゃん、永禮さんとまよちゃんです。

 なつきちゃんと私は、竹を切るメンバーの人が切ってくれた竹を運んで頭打ちし、ななほちゃんとさりいちゃんが枝打ちをしてくれました。

 はじめの一時間で三十一本か、三十二本を取る目標で、一時間後に休憩十五分とって、次の一時間でまた三十一本か三十二本とり、そして四時二十分からは、竹取りを行っていたメンバーも枝打ちに合流し、全員で枝打ちを終わらせる、という目標を立てました。

 五分から十分ずつタイムコールして、現在とれている本数なども確認しました。

 みんなが時間を意識しながら、目標の竹の本数を目指して、竹取りをしていました。目標の本数を時間内にとろうと思うと、二分に一本の計算で、竹を取らなければいけません。

 ですが、三十分もしないうちに、目標の本数の半分以上とるペアの人がほとんどで、竹を切る速さがはやくて、竹を切るペアの人たちの力強さがかっこいいなと感じました。自分も、力をもらえました。

 

頂いた竹は春夏野菜の支柱立てに使わせて頂きます!

 

 

■春夏野菜の支柱建てに

 永禮さんはチェーンソーで、ものすごいスピードで竹を切って下さって、三十分弱で五十本くらいの竹を切ってくださいました。

 結果として、目標本数は達成することができ、もしもの場合にそなえて、取る竹の本数を増やし、全部で三百本とることができました。

 竹を切るメンバーの人が早いことをいいことに、ちょっと取りすぎてしまって、枝打ちが大変になってしまって、そのことは反省点だったなと思います。

 最後は、他の作業の人もたくさんヘルプに来てくれて、枝打ちや、竹の運搬などを助けてくれました。

 枝打ちが途中になってしまったことは、悔しかったけれど、土井さんからのプレゼントや、永禮さんの協力、みんなの力で、二日間で今年必要な本数の竹を無事に取ることができて、有り難かったです。

 スケールが大きかったり、危険もともなう作業なだけに、緊張もしていたけれど、無事に終えられて嬉しかったです。

 これからは、支柱建てまでに、加工を上手く進めて行くこと、野菜に合った太さの竹をあらかじめ割り振っておき、取った竹を、その野菜に合うように使えるようしていきたいなと思います。