「霧の夜」 りんね

4月19日

*霜対策

 昨日は、桃の霜対策で缶を設置した後に、雨がパラパラと降ってきてしまいました。あんなちゃんが放送を入れてくれて、ほぼ全員、総出で缶に新聞紙をかけに行きました。
 私は、なるちゃんが運転する車に乗せてもらい、畑へ行きました。
 みんなが一心に協力する空気が、とても綺麗だと思いました。その中にいさせてもらえて、嬉しかったです。

 夜は霜対策に行きました。やよいちゃん、えりさちゃん、ふみちゃん、まりなちゃんも今年は初めて一緒に霜対策へ行ったので、嬉しかったです。

 この夜はとても霧が濃かったです。
 私はあんなちゃんの軽トラの助手をさせていただきました。
 漂う霧に、まばゆいライトの光を穿つ軽トラや、ボクシーが、本当に宇宙船のように感じました。
 そして、車で走っているときは、銀河鉄道の夜を思い浮かべました。桃の畑が停車場、燃える火が燐光の三角標で、星雲の中を走っているようで幻想的でした。
 古畑、夕の子畑、石生畑に点火を済ませると、あんなちゃんから、気温がいつもより1度高いので、一旦点火を中断して、古吉野に戻ると教えてもらいました。
 古吉野へ帰って、歩いていく際も、霧が濃いため宇宙の中を走っているような、不思議な感覚がしました。そして、実際地球も宇宙の一部なんだなあと感じました。

 それから、あんなちゃんが1時間ごとに気温を確認してくださり、霜が降りる風でなかったので、霜対策は中止になりました。霜が降りなくて、何よりでした。

 午前は、点火した3枚の畑の缶だけ回収して、灰になった分だけコンポストへ捨てました。また、捨てた分を補給するために新しい資材を入れて、次にすぐ使えるように、みんなで準備をしました。
 油は、お母さんから伝えてもらったように、ポリタンクから缶へ移して、柄杓を使って入れるようにしていたので、資材がどの缶もバランスよく配合されて、嬉しかったです。

 昨日はイチジクの霜対策もゆいちゃんと一緒に行っていました。
 藁で木を包むようにしてスズランテープで結びました。しかし、そのあとにかなり雨が降って、藁が濡れてしまったので、夜は少し心配でした。
 午前中様子を見に行くと、もう乾いた藁に包まれて、木は冷蔵庫に入っていたようにひんやりとしていました。けれど、あまり強いダメージを受けたという風でもなかったので、ほっとしました。
 大きく、強く育ってくれることを祈るばかりです。