4月15日(木)「甘く丈夫に、スイートコーン ――メガツインP56と硫安の葉面散布 & ニンジンの草取りと種まき」

4月15日のなのはな

P4150123

 

 那岐山から登った太陽が、桃の木に金色の光をなげかけた午前5時40分頃。辺りが真っ白な霜で覆われているなか、木の周り、霜対策の炎で守られていた場所は、霜の降りていない様子が見て取れました。
 14日の夜2時から、15日の朝6時にかけて、桃の霜対策のメンバーは、一晩、火の番をしながら8つの桃畑をめぐりました。

 1巡目は、日中に設置した、燃焼資材を入れた一斗缶の中に火をつけてまわりました。2巡目から5巡目は、竹の棒で燃焼資材をかき混ぜたり、油を注ぎ足したりしながら、火を絶やさないようにしてゆきました。
 非日常の夜の道を、軽トラックと、その時間は宇宙船に変身したかのように思えたワンボックスカーに乗って進み、畑につくと、桃を守るためにみんなで走りました。

 

P4150069

P4150030

P4150046

 

 4時半をまわる頃には、明けの明星が東に輝いており、鳥たちが鳴き始めました。

「もう夜が明ける。さみしいな」
 一晩ずっと、ひときわ嬉しそうに笑っていた子が、そう呟きました。

 桃畑の気温はマイナス1度から2度まで下がり、霜が強目に降りた夜でした。

「桃を守ることができたと思います」
 6時8分、奥桃畑の火の点検をおえると、桃づくりのリーダーであるあんなちゃんが、微笑んでくれました。古吉野なのはなへ帰るとき、太陽の光がほんのりと私達の背中を暖めました。霜の夜を超えた桃の木も、これから少しずつぬくもっていくんだな、と思いました。

(かに)

 

P4150140

P4150142

P4150153

 

***

 

 今朝は、昨夜が氷点下になったと思えないほど晴れていて、春の日差しが気持ち良かったです。みんなで昨日、野菜にビニールをかけ、霜対策をしたおかげで、どの野菜も元気でピンと葉を立たせていました。

 午前中、私はスイートコーンに、メガツインP56と硫安の葉面散布を行ないました。
 今年はスイートコーンを6弾に分けて合計2000株定植する予定ですが、現在そのうちの3弾までが保育園東畑に植わっています。6月から7月にかけて発生するトウモロコシの天敵、アワノメイガ を避けるために連年より一足早く定植しました。
 3月31日に定植した第1弾の2回目の追肥としての葉面散布です。

 

P4150005

 

 メガツインP56、名前の響きからは新型ロボットや宇宙船など、近未来的なものだと思ってしまうけれど、実はリンカリ肥料の名前です。その効果は抜群です。メガツインP56を2000倍に薄め、野菜に葉面散布すると、数時間後には葉がピンと張って、大きくなっています。今日、私はそんな強力メガツインP56と、硫安を水に溶かし、これから成長期に入るスイートコーンに満遍なく散布しました。硫安は窒素肥料なので、メガツインP56と合わせてバランスの良い液肥ができます。

 野菜に追肥をする際に栄養バランスをうまく取ることはなかなか難しいです。三大栄養素の窒素、リン酸、カリウム、どれも野菜の生育に重要なのですが、一つが過剰になってしまうと、他の栄養素やカルシウムなどの微量栄養素が吸収しにくくなってしまいます。葉や茎だけ成長し、実が大きくならなかったり、葉が黄色くなったり、虫が来やすくなったり、様々な生理障害が発生してしまいます。毎日野菜を見て、気持ちをそわせ、求めている栄養分を感じとることがとても大切です。

 

P4150007
〈スイートコーン第1弾から3弾までを示す、手作りの看板を畑に立てました!〉

P4150014

 

 スイートコーンなのですが、現在、第1弾は草丈13センチ、本葉5、6枚まで成長しています。
 トウモロコシは、本葉が6枚から12枚にかけて成長する時期と、受粉して実が肥大する時期に、水と肥料を切らさないことが重要です。

 これから夏に入り、畑はどんどん忙しくなると思うのですが、私もちゃんとみんなと協力して、どの野菜にも必要な手入れが必要な時期に行なえるように、自分ができることを頑張りたいと思います。

 スイートコーンは、今年の夏野菜のトップバッターになると思うのですが、しっかり手入れをして、良い夏を迎えられるようにしっかり頑張ります。

(えりさ)

 

***

 

 ニンジンの第3弾の種まきと1・2弾の畝の草取りをしました。今回まいた第3弾のニンジンの種は1畝弱くらいの量で、最初にリーダーのれいこちゃんが種まきの方法を教えてくれました。
 
 トレーの中で芽出ししていたニンジンの種を見せてもらうと、ものすごく小さな種のほとんどすべてから、白い根が出ています。一見、ニンジンの根はとても細くて可愛らしいのですが、しっかりと確実に力強く伸びていて、頑張り屋さんなニンジンたちです。そんな頑張り屋のニンジンを種まきすることができて私もすごく嬉しいなと思いました。
 種まきのあとはたっぷりとジョーロで、「発芽しますように」とお願いしながら水やりをしました。

 

P4150023
〈芽出しをしたニンジンの種です〉

P4150024

 
 
 種まきの次は草取りです。1・2弾のニンジンは現在、大きい物で本葉が3~4枚、草丈は5~6センチほどになっていて、ニンジン担当のみんなのたっぷりの愛情ですくすくと育っています。ニンジンの草取りは自分の中でも大好きな作業の1つです。ニンジンを間違って抜かないように気をつけながらも、スピード感を持って、みんなで集中して草取りを進めました。
 
 土がとてもフカフカなので根からスッと草が抜けていき、それが本当に気持ちが良くて楽しかったです。2人で向かい合わせになって、防虫ネットのために立てているポールとポールの間、1区画ずつを追い越し方式で草取りをし、自分の範囲が終わると、「次に入ります!」と言ってみんなで声をかけあいました。終わったあと畝の上を見ると、くっきりとニンジンが浮き出て見えてすごく嬉しかったです。

 

P4150031

P4150037

 
 
 私はこれまであまり種まきの作業に入ったことがなく、今回ニンジンの種まきの作業メンバーに呼ばれたときは少し不安な気持ちもあったのですが、れいこちゃんや普段から種まきの作業に入っているベテランのみんなにたくさん教えていただきながら、みんなと一緒に楽しんで作業をできて本当によかったなと思います。ニンジンが発芽するようにこれからも見守っていきたいです。
 
(よしみ)