4月11日(日)「桃の霜対策、2日目」

4月11日のなのはな

 9日の夜から10日の朝にかけて、今年初めての桃の霜対策に行かせてもらいました。緊張や不安もあったけれど、あんなちゃんや、あゆちゃんとりゅうさん、霜対策メンバーのみんなと一体になって霜から桃の実を守れて、本当に嬉しかったです。みんなで満天の星空を見たり、石生の桃畑から見た眩しい朝日を思い出すだけで、胸がいっぱいになります。

 10日の夜も、霜注意報が出ていて、あんなちゃんや何人かのみんなと一緒に霜対策の準備をしました。一斗缶をグラウンドに並べ、燃焼資材を作っていきました。前回までは、もみ殻や米ぬか、食用油の廃油と灯油を配合して一気に混ぜていました。しかし、その方法で作ると米ぬかが油を吸ってぺとっと一斗缶の底面にくっついてしまい、燃え残ってしまったり、一斗缶から燃え残った米ぬかを剥がすことに少し時間がかかってしまいます。

 これを改善するために今回からは、まず初めにもみ殻と油をかき混ぜて、その後に米ぬかを足してさっくりとかき混ぜる方法で作ることになりました。あゆちゃんが提案してくれて、より良く作っていけることが嬉しいなあと思いました。

 また、前回の反省で、燃焼資材の分量が少し少なくて、日の出までに燃え尽きてしまった缶もあったので、今回は前回よりももみ殻の分量を多くして最後まで火が尽きないようにしようと、あんなちゃんが提案をしてくれました。

 新しい分量、方法での準備だったけれど、とてもスムーズに進めることが出来ました。缶によって分量が少しでも違うと、火の燃え方にばらつきが出てしまうので、繊細な作業でもありました。でも、今作っている缶が今夜使われるんだなあと思うと、とてもワクワクドキドキしました。

 

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 お母さんが一斗缶の中の資材をかき混ぜるために、ちょうどぴったり一斗缶の幅に収まるサイズのスコップを持ってきてくださったり、かき混ぜる作業も手伝ってくれました。お仕事組さんもいてくださって、たくさんの人数での霜対策の準備が楽しくて、心強いなあと思いました。完成した一斗缶を、各畑にセットするところまで出来て、夜の出動の準備は整いました。

 夜の2時、古吉野を出発して、古畑に向かいました。外は、真っ暗で、緊張する気持ちが高まりました。暖かい服装をしていても、手や顔に当たる空気が刺すように冷たかったです。今日も月は出ておらず、空には無数の星が輝いていて、吸い込まれそうなほど綺麗でした。

 

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 古畑から着火を始めました。真っ暗な中、一斗缶が溶け込んで見えていたけれど、火が灯ると暗闇の中に浮き立って見えて、とても幻想的でした。揺らめきながら炎が高く大きく上がっていて、桃の木を照らしている光景が、美しいなあと思いました。

 私は、あんなちゃんの軽トラの助手として畑を回らせてもらいました。古畑、夕の子桃畑、石生桃畑…と順々に畑を回って火を灯していきました。とてもスピーディに畑を回って、火をつけていくことが、特殊捜査班になったようでとても楽しいなあと思いました。でも、いつでも緊張感や責任感を忘れずに、潔く広い視野で動くことを心掛けました。

 火を灯すと、その周りが照らされて、次の缶への道しるべが出来るようでした。メンバーのみんなと一体となって、助け合って、進められた時間がとても嬉しかったです。
 全ての畑に火を灯すことが出来ると、次は火の見回りが始まります。少し資材や油が多めに入っているため、火は消えることなく、静かに燃え続けていました。竹の棒を使って一斗缶の中の資材をさっくりと混ぜると、ボッと炎が息を吹き返したように勢いよく高く上がりました。どの缶も、炎の勢いがとても強くなりました。

 炎が大きく燃えることは良いことだと思っていました。でも、あんなちゃんから、
「強い勢いで燃えてしまうと、日の出までに燃え尽きてしまうかもしれないので、軽く混ぜるだけにしようと思います」
 と聞きました。炎が高く燃えることが大切ではなくて、日の出まで燃え続けることが大切なことを知りました。あんなちゃんから、日の出の直前が一番気温が下がることを教えていただいて、それまで、火を絶やさずに、桃の実を霜から守るために、私も最後まで力を尽くしたいと思いました。

 開墾畑では、地域の方も火を灯していらしていて、炎が広い畑一面に灯っている光景が、とても美しかったです。炎で辺りが明るく見えて、お祭りのように賑やかに見えました。

 

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 何巡も畑を回って、火を灯し続けました。火が消えているところはあまりなくて、資材を付け足す回数も減りました。とてもスムーズに見回りが進みました。

 5時ごろから徐々に空が明るくなってきました。空が明るくなってくると共に、寒さも厳しくなってきました。ラストスパート、最後の勝負です。4巡目ぐらいから、火が途切れかけてきました。チャッカマンで炎はついたものの、勢いは少し弱くて、日の出まで炎が持っていてほしいと、祈るような気持でした。

 空が青から赤へグラデーションのように染まってきました。辺りはいつの間にか明るくなっていて、日の出が近づいていることを感じました。

 古畑、夕の子桃畑を5巡しました。炎は、小さく灯っていました。白い煙が見えていて、桃の枝にかかっていました。最後まで桃を霜から守ることが出来ました。空はオレンジ色で炎のような色をしていて、日の出間近です。あんなちゃんが、「次は石生の桃畑に行きます」とみんなに伝えてくれました。

 あんなちゃんが、軽トラに乗っているときに、日の出を見られる畑を教えてくれました。一番綺麗に見える畑は、石生の桃畑だよ、と教えてくれました。みんなが朝日が昇る瞬間を見られるように、あんなちゃんが、さりげなく誘導してくれていることを感じて、そんなあんなちゃんの優しさに、とても心が温かくなりました。

 

 みんなで最後に石生の桃畑の見回りをしました。私は、明るくなった空から朝日が出てくるのがいつかいつかと、そわそわしました。ふと、見上げると、眩しい朝日が、ちょうど顔を出し始める時でした。

 みんなで朝日を見ました。声も出ないぐらい朝日が美しくて、綺麗でした。これから気温が上がってきます。あんなちゃんが、みんなに、「霜対策、成功しました」と伝えてくれました。

 

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 とても達成感を感じて、泣きそうになりました。あんなちゃんや霜対策のメンバーのみんなと、霜から桃を守ることが出来て、とても嬉しかったです。
 本当に小さな桃の実を、あんなちゃんから見せてもらいました。ふわふわしていて、とても可愛くて大切な実に見えました。

(りな)

 

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 ゆりかちゃんリーダーで、お仕事組さんのよしえちゃん、ゆずちゃん、学校組さんのはるかちゃんもいてくれて、全13名のメンバーと、山畑西でレタスの植え付け準備をしました。

 真っ直ぐに立てられたベッド型の畝に、6人で、10センチごとに色が変わっているカラフルな畑用定規を使って、30センチ間隔で、株が植わるところを手で少し掘って印をつけます。
 後を追って残りのみんなが三角ホーを使って穴を掘ってくれました。
 レタスを条間15センチの2条植え、株が互い違いに植えられるように植穴を作りました。

 

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 逆円錐型に掘られた穴に、今度は落ち葉堆肥と牡蠣殻、過リン酸石灰をフネに入れてかき混ぜた、特別肥料を入れていきます。
「強気の片手一掴みを入れてください」
 ということで、がっつり一掴みを穴に埋めていきました。この肥料がレタスに効いたら、きっと香りも味も葉の艶もいい、立派なレタスに育つんじゃないか、そう思いながら肥料を埋めていくと、これから植わるレタスが待ち遠しくなりました。

 

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 ゆりかちゃんが、鍬で畝間に落ちた土をさらってくれて、終わりは綺麗にすることができて、さぁ、レタスの植え付け準備が終わったら、次はトレー洗いが始まります。

 

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〈定植の終わったあとのセルトレーを綺麗にしました〉

 

 プール横で、フネや盥に水を入れて、たわしで洗っていきます。
 ゆりかちゃんが物の配置や、人の割り当てを考えてれて、予洗い、本洗い、干しと分かれてトレーを洗っていきました。
 わたしは本洗いをしたのですが、土汚れが綺麗に落ちて、ピカピカの灰色のトレーに生まれ変わると、気持がすっきりしました。
 今日は良く晴れていて、干した10分後にはカラカラに乾いていて、洗い日和だったなと思います。水が冷たくて気持ちが良かったです。

 最後には、池上ブドウ畑の草取りまでできて、今思い出したら、そういえばレタスの植え付け準備のときに、草集めもしたなぁと思ったり、トレー洗いの時は、セルトレーも一緒に洗ったなぁと、思い出して、とても充実した午後の時間でした。

(なつみ)

 

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〈レタス第2弾、スイートコーン第3弾を植え付けました〉
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〈畑の移動中に、タシギに出会いました!〉