4月2日(金)「果物畑の1日 ――ブルーベリー畑開墾&イチジクの移植&ブドウ棚完成」

4月2日のなのはな

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〈オーロラブラックの植わっている、池上ブドウ畑。盛男おじいちゃんに教えていただきながら作っていた、ブドウ棚ができあがりました〉

 

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〈次は古畑のシャインマスカットの棚を作ろう、とおじいちゃんが言ってくださいました!〉

 

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 ここはブルーベリーが越してくる予定の地。4人の開墾隊たちは、みつ鍬を手にせっせかと土を掘り起こし根を回収していく。そんなとき。
 グォー、カラカラカラカラカラ―。
(この音は!)近くで聞こえるような、だけれどどこにいるのかわからない。みんなときょろきょろとあたりを見回しても姿が見えない。だけれどまぎれもなくわれらのヒーロー、ミニユンボに乗ったお父さんの音。すると、木々の奥にある道からオレンジセーターを着てオレンジ色のミニユンボに乗ったお父さんが笑顔で登場しました。

 30センチ程度の小さなバケットであるにも関わらず、大きな切り株にも負けず、しぶとい笹の根にも負けず、次々と深くまで根を掘り起こしてくれて、勇ましかったです。お父さんが掘り起こしてくれて出てきた根を回収し、土を戻し、ならしていきました。
 
 抵抗がありつつも、スルーっと根が土の中から抜けていく感触は何度味わっても気持ちいいです。自分の中の雑念が根っこからスーッと抜き取られるような、そんな感覚です。
 
 だけれど、そんな素直な根ばかりではありません。ユンボにだって負けじと立ち向かっていく長くて、深くて、私の腕よりもずっと太い根。紅色をして、太さも十分、長いサツマイモのような根。細いのにとても粘り強いもの。そんなしぶとい根には4人で綱引きをして立ち向かいました。それでも抜けなかったけれど、根の意思をくみ取りながら、力いっぱい引っ張って抜けた瞬間、今まで生きてきた中での一番の気持ちのいいしりもちをみんな揃ってついたときは、大笑いしました。
 
 目の前の土だけを見ていたら、気が付いたらゴールが見えていました。土の赤茶色一色になっていくのが見ていても明らかで、やっていて達成感に直結しました。サラサラふかふかの質の土で、ここにブルーベリーが植えられるんだと思うと嬉しくなりました。

 

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 回収した根も運び、汗をぬぐいながらみんなと見まわした畑の景色は、喜びで輝いて見えました。初めてみた景色よりずっと広くて、スッキリしているのはもちろん、親近感を感じました。
 
 がむしゃらに根に向き合い、土に向き合い、力いっぱい鍬を使っていると、原点に気持ちが返るように感じ、そんな開墾作業が私は大好きです。畑が広がっていくことがとてもありがたく、うれしいです。
 
(ちさ)

 

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 イチジクの挿し木苗27株を、プール下の畑へ定植しました。
 挿し木苗は主に、1年前に、アコースティックギター教室の藤井先生から頂いた剪定枝を、挿し木したものです。
 2株は、以前、盛男おじいちゃんと挿し木させていただいた苗でした。それぞれ、梅林手前畑と、池上三角畑の一角で育ててきました。
 苗たちにとって、今日は今まで住み慣れた畑から、本定植の畑へ引っ越しをする日でした。苗の様子を見に行ったとき、清々しい、出発の春だと思いました。

 定植の作業は、かにちゃん、まよちゃん、せいこちゃんと一緒に行ないました。
 苗は思っていたよりも根が張っていました。なるべく根を傷つけないように掘り起こすことに、かなり力がいりました。土がついたまま掘り上げて、コンテナに入れてプール下の畑へ運びました。

 定植は、はじめにお父さんに正しい方法を教えていただきました。
 饅頭型の畝の中央、苗が植わる真下に25センチくらいの大きさの石を埋めました。石があることで、根が広がって張ることができるためです。
 少し土を埋め戻して、その穴にジョウロ1杯の水を入れました。そして、苗が地面と同じ高さになるように植えて、土を被せました。上からさらにジョウロ1杯の水をやって、根と土を馴染ませました。
 
 このとき水やりした水には、クエン酸石灰とアミノ酸を混ぜています。よく根が張る手助けとなるように、栄養を施しました。
 
 次に支柱として鉄パイプを打ち込み、苗木と結びつけます。畝全体を藁で覆ったら、完了です。

 

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〈植え付けたイチジクです。これから、切り戻しや水やりなどの管理を行なっていきます〉

 

 お父さんが、北側にある石垣が熱を保ち、光を反射し、風を防いでくれるので、石垣に近い苗の生育が良くなるだろうと教えてくださいました。
 そのことも考えて、1番いい場所から1番いい苗を植えていきました。

 また、お父さんから、畝の土がサラサラしていてとても軽いので、乾きやすいことも教えていただきました。苗が深く根を張るまでは、しっかり水をやることが必要でした。
 定植の最後には、かにちゃんとせいこちゃんが、発電機と水中ポンプを使って、水路から水を汲み上げて水やりをしてくれました。

 一緒に作業をしたみんなが、とても力強く、定植に心を使って作業をしてくれました。みんなにたくさん助けてもらい、必要なことは全て終えることができました。とてもありがたく、嬉しかったです。

 イチジクの定植が無事に終えられて、安心しました。これからも気を抜かずに、適切に水やりを行い、丈夫な木に育てていきたいです。
 来年には、飛び切り甘いイチジクの実をたくさんみんなに食べてもらえるように、しっかりと手入れしていきます。

(りんね)