【3月号⑰】「心の傷を癒すミーティングを終えて」みつき

最後のテーマの講義

 一か月の「心の傷を癒すミーティング」は最後のテーマを迎え、終了しました。その日の朝は、外もしんとしていて、雪が舞っていました。最後のテーマでは、今までのミーティングを受けて、得ることができたものや自分たちが果たしていく役割などを作文に書いていきました。

 自分のこれから、そして何十年後の未来を考えるのは、とてもワクワクして、楽しかったです。書いている途中、顔を上げると、周りのみんなも笑みを浮かべているように見えました。

 わたしは、摂食障害によってたくさんのものを失って、自分自身や周りの人を傷つけました。病気の原因もはっきりと分かっていなかったし、記憶に蓋をしてしまいたいと思うこともありました。そのため、作文を書いていて涙が出てきたり、苦しいと感じることもありました。

 でも過去を振り返って、お父さんやお母さんの話を聞いて、みんなと作文を共有させてもらって、わたしは納得することができました。今までの苦しさ、違和感や謎がすべて解明されました。バラバラだったパズルのピースが、ぴったりとはまったような感覚でした。摂食障害になったから、わたしは人の苦しみも辛さも理解することができます。それをわかってあげられて、優しい心で、人のために動くことができます。

 摂食障害になっていなかったら、間違った考え方をして、心は苦しいままで、自分や人を傷つけていくことを続けていたと思います。そして、なのはなファミリーに出会うこともなかったでしょう。この経験は、わたしにとってプラスであり、人生のターニングポイントだったのだと思います。

■前へ前へ
  
 そして、お父さんの最後の講義を聞かせていただきました。ちゃんとした心ができているのかは、 普段の生活に表れるということ。そして、一日一日が勝負だということに、気が付くことができました。ミーティングを受けることが一番大事ということなのではなくて、ここで得ることができた価値観を持ち、目標に向かって、これからを過ごしていかなければいけないと思います。

最後の作文には未来の希望ある自分を書きました

 そのように努力するにあたって、「一日一日のなかに幸せがある。今日を幸せに生きる」という、お父さんの言葉を忘れないようにしたいです。先の目標ばかりを気にして、今を、一日をないがしろにしてはいけない。今日を幸せに、自分に貸し借りを作らないで過ごしていく。そうすれば、目標の結果がどうであれ、わたしたちはきっと満足していて、幸せなはずです。

 わたしは、このミーティングに参加させていただけて、本当にうれしかったです。もしわたし一人だったら、絶対にここまで来れなかったと思うし、一緒に理解し合って、立ち向かっていく仲間がいたことが、とても心強かったです。

ミーティング中リビングのシンビジウムが 花開き見守ってくれているようでした

 そして、なのはなファミリーで生活できること、家族の一人でいられることに、改めて喜びを感じました。いま、毎日がこんなにも穏やかで、幸せで、明日が来ることに希望を持つことができています。みんなに理解してもらえて、愛情を与えてもらっています。みんなの姿を見て、成長することができています。

 わたしは自分が変われていると思うし、これからもさらに変わっていけると確信できるし、それも幸せで、楽しみで仕方ありません。もし壁にぶつかったとしても、わたしにはなのはなファミリーがあって、みんながいて、お父さんやお母さんがいます。それは、今も、この先もずっと変わることはありません。

 そのことを忘れずに、わたしは前へ前へと進んでいきます。