「おじいちゃんと杭つくり」 りんね

3月25日

*おじいちゃんと杭つくり

 昨日の午後は、中庭で盛男おじいちゃんに教わり、しほちゃん、さやちゃんと一緒にブドウ棚用の杭つくりをしました。
 杭になる太い檜を、しほちゃんがのこぎりでいい長さに切ってくれました。そして、おじいちゃんが斧を丸太の断面に当てて、その上からしほちゃんがかけやで打っていき、丸太が真っ二つに割れるのも見させてもらいました。
 かけやで斧を入れることで、丸太にまっすぐな亀裂が入っていきました。
 私は丸太を縦に割るのを初めて見たので、とても感動しました。こんな風に割るのだと分かりました。
 さらにもう一回、おじいちゃんとしほちゃんが割ってくれて、4分の1になった木を杭にしました。先が地面に刺さるように、斧や鉈で尖らせました。

 おじいちゃんが木を削ると、まっすぐにすっ、すっ、鉛筆を削るようにあっという間に堅い檜が削られていきました。斧でも鉈でも、おじいちゃんは巧みに使われていました。
 私は、なかなかおじいちゃんのように削ることができませんでした。あっという間に両手の平の皮が剥けてしまいました。
 おじいちゃんに、「簡単そうに見えるけど、なかなか難しいでしょう」と言っていただきました。美しい手際で杭をつくるおじいちゃんが、本当にすごくて、かっこよかったです。
 
 また、「生きるために、なんでも出来るようになっている方がいい」ということも教えていただきました。おじいちゃんが知恵を使って、危機を生き抜いたお話も聞かせていただきました。
 お母さんも教えてくれることですが、何かあったときに生きる術を身に着けられることは、本当にありがたいことだと思いました。

 檜の芯を蒸留して、精油ができること、赤いところはフィトンチッドが多く含まれていること、フィトンチッドは毒でもあること、檜は腐らないこと、削りかすはとてもよく火がつくこと……檜についてたくさんのことを教えていただきました。
 削った檜の、赤いところとそうでないところをかがせてもらったとき、香りが全く違っていて、驚きました。赤いところは、あまり嗅いだことのないような深みのある香りがしました。
 檜のことをよく知ることができて、嬉しかったです。

 おじいちゃんの姿から、私もおじいちゃんのように年を取るために、しっかりしたいと思いました。
 おじいちゃんに教わって、杭つくりさせていただき、本当に嬉しかったです。

*お父さんお母さんのお話

 夜の集合で、お父さんとお母さんが大切なお話をしてくださいました。
 お父さんが、「いい生き方をする人は、流れを掴める人」と教えてくださいました。
 そのお話を聞いて、我を張ってしまっているのはまさに私だなと悲しく思いました。「半分は自分ではなく、神様が決めてくれると思って生きること」と教えていただきました。私もそのことをずっと覚えて、もう我を張ることがないように生きていきたいです。 

*イチジクの畝つくり

 3月18日にイチジクの畝を立てました。そのときに畝に入れた骨粉を発酵させるために『もみ殻、米ぬか、発酵水』を追加して、また畝をよく混ぜることになりました。
 挿し木の苗はどうにか3月中には植え付けたいです。なるべく早く発酵させる必要がありました。そのため緊急的に、大人数で作業させていただきました。
 もみ殻と米ぬかを畝の上に撒き、発酵水を上からかけて土と混ぜ合わせました。発酵水はなつみちゃんたちが作ってくれた、貴重な『酵母菌』と『乳酸菌』の液を使わせてもらいました。八朔とリンゴの皮や芯から作った酵母菌液からは、フルーツジュースのような爽やかな香りがしました。米のとぎ汁から作った乳酸菌液からは、カルピスのようないい香りがしました。
 土と混ぜるときにも発酵水の香りがしました。みんなの力であっという間に作業が完了して、ありがたかったです。
 これから毎日畝を混ぜに行って、いい風に発酵が進んでくれたら、嬉しいです。