「それはまだ、生まれたてのように」 なつみ

3月22日

 お父さん、晩白柚に力強い新芽が出てきました。

 それはまだ、生まれたてのように小さく、産毛が生えていて、でもとても力強いです。
 今夜は零下になりますが、暖かいペットボトルと発泡スチロール、ビニルで、しっかり守ってあげたいです。

 毎朝、晩白柚のビニルを開けに行く度に、(これ以上枯れませんように)と、祈るような気持ちで見守っていました。
 生長点や葉、枝先が茶色く枯れて、弱々しく、寒さに凍える晩白柚を見るたびに、胸が痛くて、不安でした。
 それが今朝も続くかのように思われたけれど、そうではありませんでした。
 枯れる葉に目が行きがちですが、その下に、それはとても力強く、希望に満ちた新芽が、芽吹いていました。
 まだ晩白柚は生きていると感じて、安心しました。

 まるで赤ん坊が生まれたような気持ちです。
 嬉しいけれど、これから、この子たちを大事に大きく育てていくことを思うと、簡単じゃないなと思って、正直ドキドキします。
 でも、やっぱり楽しみです。晩白柚は強いです。今まで見てきて、そう思いました。
 わたしなんかよりずっと強いし、ずっと大きな心を持っているから、きっと、逞しく、凛々しく育つんじゃないかと、楽観しています。

 朝から、嬉しい発見があって、今日は良い一日でした。
 おやすみなさい。